アメブロで「更新できない」「保存が失敗する」時に、何から直せばいいかをスマホアプリとPCに分けてやさしく解説していきます。最初の全体チェック→アプリ/PCの対処→設定の見直し→まだダメな時の問い合わせと代替投稿まで、迷わず進める手順をまとめました。
目次
最初にやること(全体チェック)
「更新できない」と感じたら、いきなり細かい設定を疑う前に、まず全体の状態をざっくり確認します。
ポイントは、どこで不具合が出ているのか(アプリかPCか)、いつ・どの操作で止まるのか、回線や端末の調子はどうか、の3点をそろえることです。これを先にそろえておくと、原因の切り分けが一気に早くなります。
例として、同じ記事をアプリでは投稿できないがPCではできる場合、端末側(アプリやストレージ)の見直しが最優先です。
逆に、両方で失敗するなら、サイズ過大・公開設定・アカウントやサービス側の影響を疑います。短時間に何度も送信するとエラーが続きやすいので、まずは落ち着いて基本のチェックから始めましょう。
【最初の確認リスト】
- どの環境で失敗?→アプリかPCか、どの画面で止まるか
- 通信は安定?→Wi-Fi⇄モバイルを切替、速度が遅くないか
- 端末の空き容量→写真・動画が多すぎないか(数百MB以上確保)
- 画像サイズ→極端に大きいファイルが混ざっていないか
- 公開範囲→「全員に公開/読者限定/アメンバー限定」の指定が合っているか
- 場所:アプリかPCか、発生画面
- 状況:操作の流れ(どこでエラー/フリーズか)
- 環境:回線・空き容量・時刻(混雑時間帯でないか)
アプリかPCか場所をはっきり
最短で直すには、まず「どこで起きているか」をはっきりさせるのが近道です。アプリとPCでは仕組みも表示も違うため、同じ不具合に見えても原因が変わります。
手順はシンプルです。今作業している側(例:アプリ)で一度試し、同じアカウントでPCブラウザでも同じ操作を再現します。どちらか一方だけ失敗するなら“その側の要因”に絞れます。
アプリ側なら、アプリ更新・キャッシュ整理・空き容量・画像サイズ・再ログイン/再インストールが優先。PC側なら、ブラウザのキャッシュ/Cookie、拡張機能やセキュリティの干渉、別ブラウザ検証が有効です。
【切り分けの進め方】
- 同じ記事・同じ画像でアプリ→PCの順に更新を試す
- 差が出たら“失敗した側”の基本対処(更新・キャッシュ・設定)を先に実施
- 両方NGなら、画像サイズ・公開範囲・ネット回線・アカウント/サービス側を重点確認
- アプリだけ重い→空き容量不足や画像が大きすぎで停止しがち
- PCだけ無反応→拡張機能や広告ブロックが投稿スクリプトを止めがち
【具体例】
- アプリで失敗・PCは成功 → アプリ更新→キャッシュ削除→端末再起動→再ログインの順で再試行
- 両方失敗 → 画像を圧縮して差し替え→公開範囲と回線を見直し→時間をずらして再投稿
エラー文と時間帯をチェック
「エラー内容」と「いつ起きたか」を控えるだけで、無駄打ちを大きく減らせます。エラー文や表示コードは原因のヒントですし、夜間など混雑時間帯は投稿が詰まりやすいもの。
まずは画面のメッセージをそのままメモ(可能ならスクショ)し、発生した時刻・回数・操作手順(下書き保存→画像追加→公開ボタン、など)を簡単に残します。
次に、時間帯を変えて再試行し、Wi-Fi⇄モバイルを切り替えて回線差を比較。改善すれば環境要因、変化がなければ設定やデータ側(サイズ/公開範囲/キャッシュ)を優先して見直します。
| 画面の様子 | 考えられる原因 | まず試すこと |
|---|---|---|
| 「通信エラー」 | 回線不安定・混雑時間帯・VPN経由 | 回線切替→時間変更→VPNオフ→再投稿 |
| 無反応/ぐるぐる | キャッシュ肥大・拡張機能干渉・画像サイズ過大 | 再読み込み/キャッシュ削除→拡張機能一時停止→画像圧縮 |
| 権限/認証系 | ログイン期限切れ・Cookie制限 | ログアウト→再ログイン→Cookie許可を確認 |
- エラー文そのまま(コードや英数字もそのまま)
- 発生時刻・試した回数・試した回線(Wi-Fi/モバイル)
- 直前にした操作(画像追加やテーマ変更など)
【小さなコツ】
- 同じ操作を短時間に連続で押さない→間をあけると通ることがあります
- 別ブラウザ/別端末で同URLを試す→環境依存かどうかを早く判断
アプリで更新できない時
スマホのアメブロアプリで「保存できない」「公開できない」と感じたら、まずはアプリ側の基本を順番に見直します。
手順はシンプルで、①アプリを最新にする、②キャッシュ(アプリの一時データ)を整理する、③画像サイズと端末の空き容量を確保する、④必要なら再ログインや再インストールを行う、の流れです。
特にアプリは日々アップデートされるため、古いままだと編集画面や投稿処理で不具合が出やすくなります。
さらに、スマホのストレージが一杯に近いと、下書き保存や画像添付が途中で止まりがちです。通信が不安定な時間帯は失敗が連続することもあるので、Wi-Fi⇄モバイル回線を切り替えて再試行すると改善するケースもあります。
大きすぎる写真や動画が多い記事は更新に時間がかかるため、適度に圧縮してから再挑戦すると通りやすくなります。以下の各見出しで、具体的な操作とコツをやさしく整理していきます。
アプリ更新とキャッシュ整理
アプリが古いと、投稿ボタンが反応しない・プレビューで固まるなどの症状が出やすくなります。最初にストアを開き、アメブロアプリの更新がないかを確認しましょう。更新後はアプリを一度終了→起動し直すだけでも挙動が軽くなることがあります。
次に、キャッシュ(アプリがためた一時データ)を整理します。編集や画像プレビューを何度も繰り返すと、不要データが増えて表示が遅くなり、結果的に保存エラーが起きやすくなるためです。
端末の設定からアプリの「ストレージ」→「キャッシュを削除」を実行し、アプリを再起動して再度更新を試します。作業中に他のアプリが多数動いているとメモリ不足になりやすいので、不要アプリはいったん閉じておくのも効果的です。
- ストアでアプリ更新→アプリを再起動
- 端末設定→アプリ→ストレージ→キャッシュ削除→再起動
【小さなコツ】
- 更新後は必ず一度アプリを閉じて開き直す→読み込みをリセット
- バックグラウンドアプリを減らす→編集画面の“重さ”を軽減
画像サイズと空き容量の見直し
大きすぎる画像や動画をそのまま貼ると、アップロード中にタイムアウトして「更新できない」原因になります。
目安として、写真は1~2MB前後、長辺1280〜1920px程度を狙うと安定しやすく、一覧の表示も軽くなります。
複数枚の高画質写真を使う場合は、事前に圧縮アプリや端末の編集機能でリサイズしてから貼り直すのが安全です。
また、端末のストレージ(空き容量)が少ないと、下書き保存や一時ファイルの展開に失敗しがちです。不要な動画・連写写真・未使用アプリを整理し、最低でも数百MB、可能なら1GB以上の空きを確保してから再試行しましょう。
| チェック項目 | 見直しポイント |
|---|---|
| 画像サイズ | 長辺1280〜1920px程度/1~2MB目安。大きい画像は圧縮して再添付 |
| 画像枚数 | 一度に大量アップは避ける。分割して保存→公開で安定 |
| 空き容量 | 写真・動画・未使用アプリを削除し、数百MB~1GB以上を確保 |
- 高解像度の画像を10枚以上連続で添付→保存の途中で停止
- 空き容量がわずか→下書きや一時ファイル作成に失敗
【実践のコツ】
- 画像は「圧縮→2~3枚ずつ保存→最後に公開」の順で負荷を分散
- 古いメディアはクラウド退避→端末の空きを常に確保
再ログイン・再インストール
長時間ログインしっぱなしだと、認証情報(セッション)が古くなり、投稿処理が正しく通らないことがあります。まずは一度ログアウト→アプリを完全終了→再ログインで権限をリフレッシュしてください。
これでも改善しない場合は、アプリの再インストールが有効です。再インストールはアプリ内の古いデータや壊れたキャッシュを一掃し、最新の状態に入れ替えられます。
実行前にはログインID/パスワード、二段階認証の受信方法(SMSや認証アプリ)を必ず確認し、重要な下書きや画像は端末外へバックアップしておくと安心です。
インストール後は、通知や写真アクセスの権限、省電力・データセーバーの設定も見直し、投稿時の通信が制限されないようにしておきましょう。
- ログアウト→アプリを終了→再ログイン→再投稿を試す
- 改善なし→アンインストール→端末再起動→ストアから再インストール
【注意点】
- 再インストール前にID/パス・認証方法を必ず控える
- 再導入後は権限(通知・写真)と省電力設定を確認→通信を制限しない
PCで更新できない時
PCブラウザからアメブロを更新できない時は、原因を「表示データ(キャッシュ・Cookie)」「ブラウザ拡張/セキュリティの干渉」「環境差(別ブラウザ/別端末/回線)」の順で切り分けると早く解決に近づきます。
まずはブラウザを1回だけ再読み込みし、それでも直らなければキャッシュ・Cookieの削除を検討します。
次に、広告ブロックやスクリプト制御などの拡張機能、セキュリティソフト/企業プロキシが投稿画面を止めていないかを一時停止で確認します。
さらに、Chromeで失敗するがEdgeなら通る、といった“環境差”が出るかを比較しましょう。
画像サイズが大きすぎる、ネットが不安定、ログイン有効期限切れでも失敗しがちなので、回線切替(Wi-Fi⇄テザリング)、短時間での連投を避ける、再ログインなどの基本も同時に見直します。
【最初の3ステップ】
- 再読み込み→改善なしならキャッシュ・Cookieを短い期間から削除
- 拡張機能/セキュリティを一時停止→再読み込みで挙動比較
- 別ブラウザ・別端末・別回線で試す→環境依存か切り分け
- 一度に多くを変えない→どれで直ったか記録
- Cookie削除は再ログインが必要→ID/パスを準備
キャッシュ・Cookieを消す
キャッシュは表示を速くする仕組みですが、古い情報のままだと「下書きが保存されない」「公開後も旧デザインが出る」などの誤表示を引き起こします。Cookieが不整合になると、ログイン判定が不安定になり投稿ボタンが反応しないことも。
まずは該当ページを再読み込み→改善しなければキャッシュのみ「直近の期間」で削除します。変化がなければCookieも含めて削除し、ブラウザを一度閉じて再起動→再ログインして投稿を再試行します。
Chrome/Edge/Firefoxいずれも「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧データを削除」から実施できます。
影響を最小にするため、最初は期間を短く、チェック項目は「キャッシュされた画像とファイル」優先で進めると安心です。
【実行フロー(短時間)】
- 再読み込み→効果なし
- キャッシュのみ削除(期間は過去1時間など)→ブラウザ再起動
- 改善なし→Cookieも削除→再ログイン→再投稿
- PCとスマホの片方だけ削除→表示差が残る
- Cookie削除後にID/パス不明→事前に控える
【小さなコツ】
- キャッシュ削除後は、同一記事URLを直接開いて確認
- 画像が多い記事は数枚ずつ保存→公開で負荷分散
拡張機能や保護を一時停止
広告ブロック、スクリプト制御、トラッキング防止系の拡張機能は、編集/投稿に必要な処理まで止めてしまうことがあります。セキュリティソフトや企業ネットのプロキシ、ブラウザの厳格な追跡防止も同様です。
まずは拡張機能を一括ではなく一つずつ一時停止→再読み込み→挙動比較で原因を特定します。改善した拡張機能はアメブロを“許可サイト(ホワイトリスト)”に登録すれば共存可能です。
セキュリティソフトは「信頼済みサイト」追加、ファイアウォールのWeb制御を一時緩和して結果を比べます。
判定が難しい場合は、拡張機能が既定で無効になる“シークレット/プライベート”ウィンドウで投稿をテストすると切り分けが早まります。
| 対象 | 見直しポイント | 対処 |
|---|---|---|
| 拡張機能 | 広告/スクリプト/トラッキングのブロック | 一時停止→改善なら許可サイトに追加 |
| セキュリティ | リアルタイム保護・Web制御 | 一時緩和→挙動比較→必要最小限だけ許可 |
| ネットワーク | VPN/企業プロキシ | 直回線で再試行→問題箇所を管理者に共有 |
- 無効化は一つずつ→原因を特定して元に戻す
- 常時オフではなく“アメブロだけ許可”で再発防止
別ブラウザ・別端末で確認
Chromeで失敗するのにEdgeでは成功、PCでは失敗するのにスマホでは成功――この“差”は強力なヒントです。別ブラウザ(Chrome/Edge/Firefox など)や別端末(自宅PC→ノートPC/スマホ)で同じ記事URLを開き、更新を試してください。
どこか一つで通るなら、通らない環境側の設定や拡張機能が原因です。全てで失敗する場合は、記事データ(画像サイズ/枚数)や公開範囲、アカウント/サービス側の影響を優先して見直します。
ネットも切り替えてみましょう(自宅Wi-Fi→テザリング)。検証は“同一URL・同一操作”で実施し、結果をメモすると、問い合わせ時にも役立ちます。
【比較チェックリスト】
- 別ブラウザで同URLを投稿→結果を記録
- 別端末(PC/スマホ)・別回線(Wi-Fi/モバイル)で再試行
- 通る環境と通らない環境で、拡張/設定の差分を洗い出す
- どこか一つで成功→失敗環境の設定/拡張が原因
- 全てで失敗→記事/公開範囲/アカウントやサービス側を見直し
【小さな工夫】
- 検証は短文+小さめ画像1枚で実施→要因を絞りやすい
- 成功した環境の手順を“テンプレ化”して以後も活用
設定が原因のとき
更新が失敗する理由は、アプリやブラウザの不具合だけではありません。記事やブログ側の「設定」もよく影響します。
たとえば、公開範囲を誤って「読者限定」のままにしていた、複数の記事を一括編集して公開モードが混ざっている、テンプレートやカスタムCSS/スクリプトの競合で投稿画面のボタンが効かない、下書きや予約投稿の扱いが途中で変わって反映がずれる――といった“設定由来”のつまずきが代表例です。
原因を早く見つけるコツは、①公開範囲をひとつずつ確認、②テンプレート/カスタムを一時的に外して素の状態で投稿テスト、③下書き/予約の運用(時間帯・端末の併用・画像の入れ方)をシンプルに戻す、の3ステップです。
まずは記事単位で設定を点検し、改善がなければブログ全体の設定(コメント・通知・デザインの読み込みなど)も見直しましょう。
【設定で起きやすい例】
- 公開範囲の混在(全体/読者限定/アメンバー限定が混ざる)
- テンプレや外部スクリプトの干渉で投稿ボタンが無反応
- 下書き保存の重ねすぎ・予約投稿の時間帯が集中して失敗
- 公開範囲を統一→記事ごとに保存→再投稿
- テンプレ/カスタムを一旦外す→素の状態でテスト投稿
- 下書き/予約の手順を簡略化→短文+小さめ画像で検証
公開範囲(全体/限定)を確認
公開範囲の取り違えはとても多いです。記事作成時に「全体公開」にしたつもりが、前回の設定を引き継いで「読者限定/アメンバー限定」のまま投稿しようとして失敗、というパターンです。
まずは該当記事の公開モードを確認し、必要なら一度「下書きに戻す」→公開範囲を選び直す→保存→再投稿の順で整えます。複数記事を一括編集した直後は混在しやすいので、最初は1本ずつ確実に。
ブログ全体の基本設定(既定の公開モード)が意図と違っていると、新規作成のたびにミスが起きます。基本設定も合わせて点検しましょう。
| 確認ポイント | チェック方法と対処 |
|---|---|
| 記事の公開モード | 編集画面の公開範囲を確認→意図どおりに変更→保存→再投稿 |
| 過去記事の混在 | 一括編集後は1本ずつ開いて確認→必要なら下書き→再公開 |
| 既定の公開設定 | ブログ全体の基本設定を見直し→今後の新規投稿のミスを防止 |
【小さなコツ】
- まず“短文だけ”で公開テスト→問題なければ本文と画像を戻す
- 限定公開を多用するブログは、記事タイトル末尾に〈限定〉等の印をつけて見落とし防止
- 前回「限定」の状態を引き継ぎ→公開失敗→一度下書きへ戻して範囲を再指定
- 複数端末で作業→片方が古い設定のまま→最新設定で上書き保存
テンプレ・カスタムを一度外す
デザインテンプレート、フリースペースのHTML、外部スクリプト(解析タグ・広告タグ等)が投稿画面の動きを止めることがあります。原因切り分けの基本は「いったん素の状態に戻してテスト投稿」です。
公式のシンプルなテンプレに切り替え、フリースペースのカスタムや外部スクリプトを一時的に外した上で、短文+小さめ画像1枚で公開を試します。
これで通るなら、戻すパーツを小分け(ヘッダー→サイド→フッター…)にして再検証し、どこで止まるかを特定します。
外部スクリプトは読み込み順や設置位置(head/フッター)で挙動が変わることがあるため、問題箇所は移動・削除・置換で対応しましょう。
- シンプルテンプレに切替→短文+小画像で公開テスト
- 外部スクリプトを一旦外す→1つずつ戻す→止まる箇所を特定
【チェックリスト】
- 解析/広告タグは最新のコードか→古いタグは置換
- スクリプトはフッター設置を基本→編集画面で干渉しにくい
- CSSは!importantの多用を避ける→ボタン類の表示崩れを防止
下書き/予約の使い方を見直し
下書きや予約投稿は便利ですが、使い方次第で失敗を招きます。よくあるのは、①同じ記事を複数端末で同時編集して保存競合が起きる、②下書き保存を何度も重ねてキャッシュが古くなる、③予約時間が混み合う時間帯(夜)に集中して投稿が詰まる、の3つです。
まず、編集は基本1端末に絞り、他端末は閉じてから作業しましょう。予約は少し分散(数分〜十数分ずらす)させると通りやすくなります。公開直前は、本文を短く仮保存→画像を数枚ずつ添付→最終保存→公開の順で負荷を分散すると安定します。
| 見直し項目 | やり方 | ポイント |
|---|---|---|
| 編集端末 | 1端末で編集→他端末はログアウト | 保存競合を防止し、上書きミスを減らす |
| 保存の分割 | 短文で仮保存→画像は2〜3枚ずつ追加→最終保存 | 重い記事のタイムアウトを回避 |
| 予約時間 | 混雑帯を避け、時間をずらす | 投稿待ちの行列を回避し、成功率を上げる |
- 予約が連続失敗→一旦下書きへ戻し、画像を軽くして時間を変更
- 別端末で上書き→履歴の新しい方を採用し、以後は端末を固定
【実践のコツ】
- 公開前にプレビューで崩れ確認→OKならすぐ公開へ
- 失敗時はその場で連投せず、2〜3分あけて再実行→通りやすい
まだ直らない時の手順
ここまでの対処(アプリ/ブラウザ更新、キャッシュ削除、画像サイズ調整、公開設定見直し、別ブラウザ・別端末検証)を試しても直らないときは、「原因の切り分け」と「運用を止めない代替策」を同時に進めます。大切なのは、やみくもに設定を触り続けないことです。
いったん状況を整理し、証拠(スクリーンショットや発生時刻)を集めてから、公式ヘルプへの問い合わせ準備をします。
並行して、PC版からの更新や代替画像での一時運用に切り替え、読者向けの簡単なお知らせを出しておくと、アクセスや信頼の落ち込みを防げます。
【ここからの流れ(全体像)】
- 記録を集める→エラー文・発生時刻・手順・試した対処と結果をメモ
- 再現テスト→同じ操作を別ブラウザ/別端末/別回線で実施し、差分を確認
- 問い合わせ原稿を作る→要点を箇条書きで準備(後述)
- 運用継続策→PC版で更新、重い画像は一時差し替え、読者へ簡単に告知
- 一度に複数の設定を変えない→どれで改善したかを特定しやすい
- 検証は短文+小さめ画像1枚で実施→要因を絞れる
次に、状況別の「次の一手」を表で整理します。
| 状況 | 次にやること |
|---|---|
| 一部環境のみ失敗 | 失敗環境の拡張機能/セキュリティ/設定を重点確認。成功環境の手順を基準化。 |
| 全環境で失敗 | 記事データ(画像サイズ・枚数)と公開範囲を再点検。サービス側の障害有無を確認。 |
| エラー文が出る | 文面をそのまま保存。発生時刻・手順・再現率を添えて問い合わせへ。 |
| 無反応/固まる | キャッシュ再クリア→短文テスト→時間帯変更→別回線で再試行。 |
最後に、復旧までの間は「更新を止めない」ことが重要です。PC版で記事を公開し、画像は圧縮版や代替画像で対応、長文は分割して公開するなど、失敗率を下げる運用に切り替えましょう。
問い合わせに書くポイント
問い合わせは「短くても要点がそろっている」ほど早く進みます。まず、症状(何が起きたか)・再現手順(どの順で操作したか)・環境情報(端末/OS/ブラウザorアプリ版/回線)・実施済みの対処(やったことと結果)・発生時刻と頻度を、箇条書きで用意します。
エラー文は一字一句そのまま、可能ならスクリーンショットも添付。別ブラウザ/別端末での結果があれば、切り分けの根拠として有効です。
【記載テンプレ(コピペ用の見出し)】
- 症状:例)「公開ボタン押下後に『通信エラー』表示。下書きには残る」
- 再現手順:例)編集→画像3枚追加→プレビュー→公開でエラー
- 環境:例)Windows/Chrome最新版、iPhoneアプリ最新版、Wi-Fi/4G両方で再現
- 実施済み対処:キャッシュ削除・画像圧縮・拡張機能OFF・再ログイン・再インストール(変化なし/改善あり)
- 発生時刻/頻度:例)本日19:20、19:35、3回連続
送る前に、個人情報や公開したくないURLが含まれていないかも確認してください。
- 再現手順が曖昧→「どの画面で、どのボタンを、何回押したか」まで書く
- 環境情報が不足→端末名・OS・ブラウザ/アプリ版・回線の4点セットを必ず記載
また、返信を待つ間は検証ログ(日時・操作・結果)を続けて残すと、追加質問にもすぐ対応できます。返信が来たら、指示どおりに一つずつ試し、結果を追記して返答すると解決が早まります。
PC版投稿と簡単なお知らせ
復旧までの“空白時間”に発信を止めないため、PC版での更新に切り替えましょう。PCは画面が大きく、画像圧縮や文章の分割も楽です。
まず、問題が出た記事を短文+小さめ画像1枚に分けて公開し、追記で内容を増やす運用に変更します。画像は長辺1280〜1920px・1〜2MBを目安に圧縮、複数画像は2〜3枚ずつ保存→最後に公開で失敗を減らせます。
【PC版での暫定運用フロー】
- 記事を短く整える→画像は圧縮し2〜3枚ずつ添付
- 公開→すぐ表示確認→問題なければ段階的に追記
- 必要に応じて過去記事の再掲・ハイライトで露出を確保
読者には、過度な言い訳ではなく「簡単なお知らせ」を添えるのがポイントです。
- 「現在、アプリ側の不具合により一部の更新が不安定です。本日はPCから順次公開しています。表示の乱れがあれば、少し時間をおいて再読み込みをお願いします。」
さらに、SNSプロフィールや固定記事にも同旨を一言追記し、最新記事のURLを貼っておくと迷子を防げます。
| タスク | 具体策・チェック |
|---|---|
| 画像対策 | 圧縮・分割アップロード。失敗時は一旦テキスト公開→後から画像追加。 |
| 導線確保 | トップに「最新記事はこちら」ボタンを設置。SNSの固定ツイートも更新。 |
| 再発防止 | 復旧後に成功手順をテンプレ化。予約時間を分散、拡張機能は許可リスト化。 |
最後に、復旧後は今回の学び(直った施策・効かなかった施策・所要時間)をメモ化し、次回は最短手順で対処できるようにしておきましょう。発信を止めず、読者へのひと言を欠かさないことが、トラブル時の信頼維持につながります。
まとめ
更新できない原因は、①環境(回線・容量・キャッシュ)②操作(アプリ/PC設定)③記事設定(公開範囲・カスタム)の3箱で考えると直しやすいです。
本文の手順どおり、全体チェック→アプリ/PC対処→設定見直し→問い合わせの順で実行しましょう。困った時はPC版で更新を続けつつ復旧を進めるのが安心です。





























