アメブロで写真が投稿できない――その原因と直し方を、最短手順でまとめました。
本文では「容量・形式・環境」の3つの原因を切り分け、リサイズやJPEG/PNG変換、キャッシュ削除・再起動、回線切替、アプリ/ブラウザ更新、別環境検証など7つの対処法を順番にご紹介していきます。投稿前チェックと再発防止のコツも解説します。
写真が投稿できない原因の基本
アメブロで写真が投稿できないときは、原因を大きく「容量(サイズ)」「形式(ファイルの種類)」「環境(通信・端末・アプリ/ブラウザ)」の3つに分けて考えると解決が早いです。
まず容量では、スマホの高解像度写真や一度に多枚数を上げようとした場合に失敗しやすくなります。形式では、スマホ標準のHEICやWEBPなど互換性が低い拡張子が混ざっているとエラーになることがあります。
環境では、キャッシュの肥大化・端末のメモリ不足・不安定な回線・古いアプリ/ブラウザが原因で、投稿画面が固まったり途中で止まったりします。
最短で切り分けるには、①写真の容量と形式を確認→②キャッシュ削除と端末再起動→③Wi-Fi/モバイル回線の切替と時間帯変更→④別ブラウザ/別端末で再試行、の順で進めるのが安全です。
下の表で、よくある症状から当たりを付け、本文の各手順に沿って対処してみてください。
| 症状 | 想定される主因 |
|---|---|
| 選択後すぐにエラー | 容量オーバー/非対応形式(HEIC・WEBPなど)/拡張子混在 |
| 途中で止まる・終わらない | 回線不安定/容量が大きい/端末メモリ不足/キャッシュ肥大 |
| 特定の写真だけ失敗 | その写真の解像度・容量・形式の問題(メタ情報が重い等) |
| PCではOK・スマホだけNG | アプリの不具合/スマホの空き容量不足/通信制限の影響 |
- 画像は“軽く・一般的な形式(JPEG/PNG)”で用意する。
- 投稿前に端末側のキャッシュ/再起動で環境を整える。
- うまくいかない時は別回線・別ブラウザ・別端末で切り分ける。
容量オーバーと解像度の見直し手順
容量オーバーは最も多い原因です。最新スマホの写真は横4000px超・数MB以上になることも珍しくなく、通信が不安定だと途中で失敗しやすくなります。
まずは対象写真の容量/解像度を確認し、ブログ用に“必要十分”へ調整します。アメブロの公式上限は「1枚あたり3MB/対応形式はgif・jpg・png(プレミアム契約時は1枚10MB)」、1ブログあたりの画像保存は1TBが上限です。
まずはこの公式上限を満たすか確認してください。運用の目安としては、横幅1000〜1200px、形式はJPEG推奨、1枚あたり1MB前後に抑えると投稿がより安定します。
複数枚上げるときは、一度に大量ではなく数枚ずつに分けると成功率が上がります。撮影時から「ライブフォト・連写後の大量データ」をそのまま使うと重くなりやすいので、採用カットだけを残して軽量化すると効率的です。
PCなら無償の画像リサイズツール、スマホなら標準の「サイズ変更/書き出し」機能や軽量化アプリで一括処理できます。次の流れで“重い→通る”に変えていきましょう。
- 写真のプロパティで解像度/容量を確認(大きい場合は対象)。
- 横幅1000〜1200pxにリサイズ(縦横比は保持)。
- 形式はJPEGを基本に書き出し、画質は“高〜中”で容量を調整。
- 複数枚は3〜5枚ずつ分割して投稿→成功したら次の束へ。
- 失敗が続く一枚は、さらに小さく書き出して単体でテスト。
| 用途目安 | 推奨解像度・設定の例 |
|---|---|
| 本文内の通常画像 | 横1000〜1200px/JPEG/画質80%程度(容量1MB目安) |
| サムネ・一覧用 | 横800〜1000px/JPEGまたはPNG(ロゴ含む場合) |
- 超高解像度のまま一気に多数投稿→途中で止まりやすい。
- PNGで写真を保存→容量が肥大化(写真は原則JPEGにする)。
非対応形式(HEICやWEBP)の対処
iPhone標準のHEIC(.heic)や一部端末/アプリのWEBP(.webp)は、高圧縮・高画質で優れていますが、ブログ投稿や閲覧環境によっては互換性の不足が起き、エラーや未表示の原因になります。
対処はシンプルで、アップロード前にJPEG(.jpg)またはPNG(.png)へ変換するだけです。
iPhoneならカメラ設定で「互換性優先(JPEG)」に変更、既に撮ったHEICは“写真”アプリの「コピーを保存(JPEG書き出し)」や変換アプリで対応可能です。
Androidでもカメラ設定に保存形式の切替がある機種が多く、編集アプリでの「エクスポート(書き出し)」でJPEG/PNGにできます。
PCは画像ビューアやオンライン変換で一括変換が簡単です。変換時はオリジナルを残し、ブログ用は軽量版として別フォルダ運用にすると、再編集や差し替えがスムーズです。
- 撮影前の予防:カメラの保存形式をJPEG優先に設定しておく。
- 撮影後の対処:HEIC/WEBP→JPEG/PNGへ書き出してから投稿。
- 表示互換の確保:読者の古い端末/ブラウザでも見える形式を選ぶ。
| 形式 | 扱い方の目安 |
|---|---|
| JPEG(.jpg) | 最優先。写真用途で軽く、互換性が高い。 |
| PNG(.png) | 透過や文字/図の鮮明さ重視。写真にはやや重い。 |
| HEIC/WEBP | 事前変換が無難。投稿前にJPEG/PNGへ。 |
- 一括変換後に“数枚”だけ試し投稿→問題なければ残りを実行。
- 画質80%程度で書き出すと、軽さと見た目のバランスが良い。
サーバー・通信・端末の原因切り分け
容量や形式を整えても失敗する場合は、環境要因を順番に切り分けます。まず通信。混雑時間帯や不安定なWi-Fiでは途中で止まりやすいので、Wi-Fi⇄モバイル回線を切り替え、できれば電波の強い場所で再試行します。
次に端末。キャッシュの肥大やメモリ不足があると投稿画面が固まりやすいので、ブラウザ/アプリのキャッシュ削除→端末再起動でリフレッシュします。
さらにブラウザ/アプリの更新を確認し、別ブラウザ(Chrome⇄Safariなど)や別端末でも試して「自分の環境特有」か「広く起きている」かを見極めます。
最後に、単枚の軽量JPEG(横800〜1000px/〜500KB程度)でテスト投稿を行い、通るなら“容量/形式の問題”、通らないなら“通信・アプリ・サーバー側の可能性”が高まります。
以下の表を“はい/いいえ”の分岐として使うと迷いません。
| チェック | 結果・次の行動 |
|---|---|
| 軽量JPEG1枚は通るか | 通る→容量/形式の問題。さらにリサイズ・分割投稿で解決。通らない→環境要因へ。 |
| 回線を切替えると通るか | 通る→回線の一時不安定。時間帯変更や強い回線で対応。 |
| 別ブラウザ/別端末では通るか | 通る→元のブラウザ/アプリのキャッシュ/更新/拡張が原因。クリーン環境で再投稿。 |
| 再起動・更新後もNGか | NG→広域要因の可能性。時間を置く/公式ヘルプ・お知らせを確認。 |
- キャッシュ削除→端末再起動→回線切替→別ブラウザ/端末→軽量1枚テスト。
- どこで“通る”に変わったかを記録し、以後の再発防止に活かす。
まず最初に行う3つの確認
写真が投稿できないときは、むずかしい設定を触る前に「容量・形式・空き領域」「キャッシュ削除と再起動」「回線切替と時間変更」の3つを順に確認します。
多くの不具合はこの初動だけで解消します。最初に、対象写真の大きさ(MB・ピクセル)と拡張子(.jpg/.png など)、そしてスマホやPCの空き容量をチェックします。
次に、ブラウザやアプリのキャッシュを削除して端末を再起動し、動作をリフレッシュします。最後に、Wi-Fi⇄モバイル回線を切り替え、混雑しにくい時間に再投稿します。
これらは原因を「ファイル側」「端末側」「通信側」に切り分ける基本手順です。1つずつ実行→結果をメモしておくと、次回のトラブルでも同じ手順で素早く復旧できます。以下の各見出しで、具体的なチェック方法とコツをわかりやすく解説します。
- ファイルの容量・形式・端末の空き領域を確認。
- キャッシュ削除→端末再起動で環境を初期化。
- Wi-Fi切替と時間変更で通信条件を最適化。
容量・形式・空き領域の基本チェック
最初の関門はファイルそのものと端末の空きです。最新スマホの写真は数MB〜十数MBに達し、通信が不安定だと失敗しがちです。
拡張子がHEICやWEBPだと互換性の問題が起きることもあります。端末のストレージ残量が少ない場合、処理が途中で止まる原因にもなります。まずは以下のポイントを一気に確認しましょう。
【チェックするポイント】
- 容量:1枚の容量が大きすぎないか(目安1MB前後だと安定)。
- 解像度:横幅1000〜1200px程度に抑えると通りやすい。
- 形式:写真は原則JPEG(.jpg)、必要に応じてPNG(.png)。
- 空き領域:端末ストレージに十分な空きがあるか。
表で「いま」の状態と対処を整理すると迷いません。
| 状態 | すぐやる対処 |
|---|---|
| 容量が大きい | 写真を横1000〜1200pxへリサイズ→JPEGで書き出し。 |
| 拡張子がHEIC/WEBP | JPEG/PNGに変換してから投稿。 |
| 空き領域が少ない | 不要画像・動画・アプリを削除→再起動後に再投稿。 |
- PNGで写真を保存して容量が肥大化→写真は原則JPEGに。
- 一度に大量アップロード→3〜5枚ずつ分けると成功率が上がる。
キャッシュ削除と端末再起動の実施
ファイル側に問題がないのに失敗する場合は、端末内の一時データが悪さをしていることが多いです。
キャッシュやCookie、古い一時ファイルが残っていると、投稿画面の読み込みや送信が途中で止まります。削除→再起動で環境をまっさらにし、挙動を安定させましょう。
【実施手順】
- ブラウザの「閲覧データを削除」でキャッシュ(必要に応じてCookie)を消去。
- アプリ利用時は、アプリのキャッシュを削除(Android)/再インストール検討(iPhone)。
- 端末を再起動してメモリをリセット。
- 再起動後、まずは軽量JPEG1枚で試し投稿→通れば本番へ。
| 環境 | ポイント |
|---|---|
| スマホ | 再起動で常駐アプリを整理。ストレージの空きも同時に確保。 |
| PCブラウザ | シークレットウィンドウで試す→拡張機能の影響を除外。 |
- ログイン情報が消える場合があるため、再ログイン準備をしておく。
- 再起動後は小さく軽い画像からテスト→原因を切り分けやすい。
Wi-Fi切替と時間を変えての再試行
通信が不安定だと、写真の送信が途中で途切れてエラーになります。特に公共Wi-Fiや家族で混み合う時間帯は失敗しやすいです。回線と時間を変えるだけで通るケースは非常に多いので、以下を試してください。
【実施ステップ】
- Wi-Fi→モバイル回線(4G/5G)へ切替/その逆も試す。
- 電波が強い場所へ移動(窓際など)し、再投稿。
- 混雑時間を避ける(平日昼休みや夜間を外すなど)。
- ルーター再起動→改善するか確認。
状況別の一次対応をまとめます。
| 状況 | 対処 |
|---|---|
| 自宅Wi-Fiが不安定 | モバイル回線へ切替→成功したら時間をずらして再試行。 |
| 外出先の公共Wi-Fi | 通信が混雑しやすい→モバイル回線に変更して投稿。 |
| 夜間にだけ失敗 | 混雑の可能性→朝方や日中に再投稿。画像はさらに軽量化。 |
- 軽量JPEG1枚でのテストが通れば、通信条件は概ねクリア。
- 通らない場合は、別端末・別ブラウザでも試し、環境依存を特定。
画像を軽くして通すための方法
写真が投稿できない原因の多くは「サイズが大きすぎる」「形式の互換性が低い」「同時に大量アップロードしている」のいずれかに当てはまります。そこで、まずは画像を軽量化して“通りやすい状態”に整えることが重要です。
具体的には、①横幅1000px前後にリサイズして容量を抑える、②互換性の高いJPEG/PNGへ変換する、③複数枚は一括圧縮や分割投稿で送信負荷を下げる、の三本柱で対応します。
リサイズは画質劣化を最小に保ちつつ容量を大きく削減でき、形式変換は表示トラブルやエラーの回避に役立ちます。
まとめて投稿する場合は、軽量化後でも3〜5枚ずつに分けると成功率が上がります。なお、軽くしすぎて読者が拡大表示したときに荒れて見えないよう、用途に合わせた解像度を選ぶのがコツです。
以下では、失敗しにくい具体的なサイズの目安や、手順の流れ、注意点を実践的に解説します。
- 横幅を1000px前後にリサイズ(縦横比は固定)。
- 写真は原則JPEG、図・ロゴはPNGで書き出し。
- 複数枚は一括圧縮+少量ずつアップロード。
横幅1000px目安の画像リサイズ
リサイズは最も効果が高い軽量化手段です。最新スマホの写真は横4000px超・数MB以上になることが多く、そのままでは通信が不安定な環境で失敗しがちです。
ブログ本文での閲覧を想定すると、横幅1000〜1200pxに抑えるだけで容量が大きく下がり、表示速度も安定します。
やり方は、PCなら画像編集ソフトやオンラインのリサイズ機能、スマホなら標準の「サイズ変更」「書き出し」から、長辺(横幅)を指定して保存するだけです。
必ず縦横比を維持し、シャープネスが落ちる場合は“高〜中画質”を選びます。複数画像は同じ幅・画質でそろえると、記事全体の見栄えが整い、読者の離脱を防げます。
大きなアイキャッチや横長写真は1200pxでも良好ですが、サムネや図表は800〜1000pxでも十分です。
まずは下表の目安で書き出してみて、必要に応じて1段階だけ調整しましょう。
| 用途 | 推奨サイズ・設定の目安 |
|---|---|
| 本文の標準写真 | 横1000〜1200px/JPEG/画質80%前後(容量1MB目安) |
| サムネ・小さめの挿絵 | 横800〜1000px/JPEG(写真)/PNG(文字・ロゴ多め) |
| 図表・スクショ | 横1000px/PNG推奨(文字が滲みにくい) |
- 一度に大量は避け、3〜5枚ずつ投稿すると失敗しにくいです。
- リサイズ前のオリジナルは必ずバックアップを残してください。
- PNGで写真を保存すると容量が跳ね上がることがあります(写真はJPEGが基本)。
- 過度な圧縮でブロックノイズが出たら、画質を一段上げて再書き出し。
JPEG/PNGへ形式変換の手順
写真が投稿できない原因の一つが「形式の互換性不足」です。iPhoneのHEIC(.heic)や一部アプリのWEBP(.webp)は高圧縮・高画質ですが、閲覧・投稿環境によっては未対応でエラーや未表示の原因になります。
ブログの安定表示を最優先に、アップロード前にJPEG(.jpg)またはPNG(.png)へ変換しましょう。撮影前の予防策として、カメラ設定で保存形式を「互換性重視(JPEG)」に切り替えるのが最も確実です。
既に撮った写真は、PCの画像ビューアやオンライン変換、スマホの「コピーを保存」「共有→ファイルに保存」機能などで書き出します。
写真は基本JPEG、ロゴや図表、透過が必要な画像はPNGを選ぶとバランスが良いです。変換のついでに横幅も1000〜1200pxへ縮小すると、投稿の成功率がさらに上がります。
| 形式 | 使い分けの考え方 |
|---|---|
| JPEG(.jpg) | 写真向け。軽さと見た目のバランスが良く、互換性が高い。 |
| PNG(.png) | 図表・ロゴ・透過背景向け。文字がくっきり、ただし容量は重め。 |
| HEIC/WEBP | 投稿前にJPEG/PNGへ変換が無難。環境によっては未対応。 |
- JPEGの画質は70〜85%を目安に。見た目と容量のバランスが取りやすい。
- 先に横幅を縮小→その後で形式変換を行うと、さらに軽くなります。
複数枚の画像を一括圧縮する
旅行記や手順記事など、写真を多用する投稿は“枚数×容量”で失敗しがちです。1枚ずつ調整するのは大変なので、一括圧縮や一括リサイズ機能を使って、同じ設定でまとめて軽量化しましょう。
ポイントは、①同じ幅・画質で統一して書き出す、②投稿用フォルダを分けて管理する、③アップロードは3〜5枚ずつに分割する、の3つです。
まずは元画像を「原本」フォルダに保管し、ブログ用の「軽量」フォルダを別に作成。ツールで“横1000px/JPEG画質80%”などのプリセットを作り、対象画像をまとめて処理します。
その後、記事に合わせて必要な順に並べ替え、少量ずつ投稿して安定性を確保します。もし途中で止まる場合は、さらに画質を5〜10%下げるか、投稿バッチを小さくして再試行すると通りやすくなります。
- 原本とブログ用のフォルダを分ける(原本は必ず残す)。
- 一括圧縮プリセットを作成(例:横1000px/JPEG80%)。
- まとめて書き出し→容量を確認(1枚1MB前後が目安)。
- 3〜5枚ずつ順にアップロード→成功したら次の束へ。
| つまずき | 対処 |
|---|---|
| まだ重くて失敗する | 横幅を100〜200px下げる/JPEG画質を5〜10%下げる。 |
| 途中で止まる | 投稿バッチを小さくする(2〜3枚)/時間帯を変える。 |
| 文字がぼやける図表 | その画像だけPNGで書き出し、幅は1000pxを維持。 |
- 記事ごとに“軽量プリセット”を決めておくと作業が速くなります。
- 連載やシリーズでは、統一サイズにするだけで見栄えと回遊が向上します。
アプリ・ブラウザ側での対処
画像の容量や形式を整えても投稿に失敗する場合は、アプリ・ブラウザの状態が原因になっていることがあります。
古いバージョンや拡張機能の干渉、キャッシュの肥大、ストレージ不足、ログインセッションの不安定化など、環境要因が積み重なるとアップロードが途中で止まる・完了しない・エラー表示になる、といった症状が出やすくなります。
基本の考え方は、①最新化(アップデート)で不具合修正を取り込む、②一時データを整理して軽くする、③干渉要因を外して“素の状態”で再検証する、の3段階です。
まずはアプリ/ブラウザを更新し、キャッシュを整理したうえで、シークレットウィンドウ・拡張機能OFF・別ブラウザ/別端末という順に切り分けると、どこで改善したかが明確になります。
下の表を目安に、無理のない範囲で一つずつ実施してください。
| 観点 | 実施の狙い |
|---|---|
| 最新化 | 既知の不具合修正・互換性改善を取り込む。 |
| 軽量化 | キャッシュ・一時ファイルを削除し処理を安定。 |
| 素の状態 | 拡張や設定の影響を除外し原因を特定。 |
- 更新→キャッシュ整理→シークレット→拡張OFF→別ブラウザ→別端末の順で切り分け。
- 毎回「軽量JPEG1枚」でテストすると原因特定が早いです。
アプリ・ブラウザ更新で不具合解消
投稿エラーの一因に「旧バージョン利用」があります。アプリやブラウザは細かな不具合修正が頻繁に行われるため、更新を後回しにするとアップロード周辺の仕様差で失敗しやすくなります。
まずはアプリストア/公式サイトから最新版へ更新し、端末のOSも可能な範囲で最新に近づけます。更新後は端末を一度再起動し、セッションを刷新した状態で再テストすると効果が安定します。
ブラウザ派の方は、同時に拡張機能やセキュリティ系アドオンの自動更新も走るため、更新直後の一発目はシークレットウィンドウでの検証が安心です。
加えて、保存先ストレージの空き容量が少ないと処理が不安定になることがあるため、不要ファイルの削除もセットで行いましょう。
【更新後の確認ポイント】
- アプリ/ブラウザのバージョンが最新か。
- OS更新後に再起動したか。
- ストレージ空き(数GB以上)が確保できているか。
| 状態 | 次の一手 |
|---|---|
| 更新後も失敗 | シークレットでテスト→改善すれば拡張やCookie影響の可能性。 |
| 更新できない | 空き容量を確保→Wi-Fiで再実行→端末再起動後に再試行。 |
- 更新直後は一部の拡張が未対応のことあり→まずは拡張OFFで検証。
再インストール前に試す安全策
再インストールは効きますが、手間や再ログインの負担が大きいため「最後の手段」に回すのが得策です。その前に、設定やデータを守りながら効果の高い“安全策”を順に試します。
まずはキャッシュ/サイトデータの削除とログアウト→再ログインでセッションをリフレッシュ。
次に、シークレットウィンドウ(プライベートブラウズ)での投稿テスト、広告ブロッカーやスクリプト制御系拡張の一時停止、アップロード先ページをブックマークし直しての再アクセスを実施します。
ファイル名の全角特殊文字や長すぎる名称も失敗要因になることがあるため、半角英数字と短めの名前に変更して再投稿してみてください。
ここまでで改善がなければ初めて再インストールを検討します。その際は、下書きや画像素材のバックアップ、二段階認証コードの用意、ログイン情報の確認を事前に済ませておくと安全です。
【再インストール前チェック】
- 下書きのバックアップとログイン情報の確認。
- キャッシュ・Cookie削除→ログアウト/再ログインの実施。
- 拡張機能OFF・シークレットでのテスト投稿。
| つまずき | 対処 |
|---|---|
| 特定拡張で失敗 | 一時停止→改善すれば恒常的にOFFか例外設定。 |
| ファイル名が長い/特殊 | 半角英数字+短名へ変更(例:img_001.jpg)。 |
- 最小サイズのJPEG1枚で通れば、アプリ自体より周辺要因の可能性大。
別端末・別ブラウザで動作検証
切り分けの最終段は“環境を変える”ことです。別ブラウザ(Chrome⇄Safari⇄Edge)や別端末(スマホ⇄PC/タブレット)で同じ画像を試し、結果を比べると原因の所在がはっきりします。
おすすめは、軽量JPEG(横800〜1000px・〜500KB)を用意し、回線(Wi-Fi/モバイル)×ブラウザ×端末の組み合わせを最小限でテストする方法です。どれか一つで通れば、元環境の設定・拡張・キャッシュが原因と判断しやすくなります。
逆に全滅なら広域(サーバー側や通信障害)の可能性が高いので時間を置いて再試行し、公式お知らせの確認も行いましょう。検証は一気にやらず、変数を一つずつ変えて記録するのがコツです。
| 組み合わせ | 読み取り方・次の行動 |
|---|---|
| 別ブラウザで成功 | 元ブラウザの拡張/キャッシュ起因→拡張OFF・キャッシュ削除で再検証。 |
| 別端末で成功 | 端末設定・ストレージ・アプリ起因→更新/整理/再インストールを検討。 |
| 全環境で失敗 | 広域要因の可能性→時間を置く/公式ヘルプ・お知らせを確認。 |
- 毎回同じ“軽量JPEG1枚”で比較し、変えた条件だけメモする。
- 通った組み合わせを標準運用としてメモ→次回トラブル時に最短復旧。
再発防止と困った時の備え
写真が「投稿できない」を繰り返さないためには、日頃のメンテナンスと“いざ”という時の代替ルートを用意しておくことが効果的です。
ポイントは、①端末・ブラウザ・アプリを軽く保つ(容量整理・キャッシュ清掃)、②投稿直前の確認を型にして抜け漏れをなくす(チェックリスト化)、③不調時にすぐ切り替えられる手順を用意する(別回線・別端末・別ブラウザ)――の3本柱です。
さらに、失敗が起きた日時・画像条件・回線状況を短くメモしておくと、次回の切り分けが一気に早くなります。
月1回の“整備日”を決め、不要画像・動画の削除、端末やクラウドのフォルダ整理、アプリ・OS更新の確認までをワンセットで回しましょう。
トラブルが長引く場合に備えて、公式ヘルプの確認手順と問い合わせテンプレも事前に用意しておくと安心です。
| 備え | 具体内容 |
|---|---|
| 軽量・整理 | 月1の容量整理/キャッシュ清掃/リサイズ・変換のプリセット化 |
| 直前確認 | 容量・形式・空き領域→キャッシュ→回線の順でチェック |
| 代替ルート | 別回線(Wi-Fi⇄4G/5G)/別ブラウザ/別端末の切替手順 |
- “型”で回す→月例メンテ+投稿前チェックを固定化。
- “記録”で強くする→失敗条件を短くメモ→次回の特定が速い。
月1回の容量整理とキャッシュ清掃
定期整備は、写真投稿の安定運用に直結します。まず端末のストレージ状況を確認し、不要な連写・動画・編集途中データを整理します。
ブログ用と原本用でフォルダを分け、原本はクラウドへ、ブログ用は「横1000〜1200px/JPEG80%」など軽量プリセットで統一すると、次回からの準備が格段に早くなります。
続いてブラウザとアプリのキャッシュを清掃します。ブラウザは閲覧データの削除(キャッシュ中心)、スマホアプリはAndroidならアプリ情報からキャッシュ削除、iPhoneは再インストールを使う前にOS側の再起動で挙動が安定することが多いです。
最後に、OS・アプリ・ブラウザの更新をまとめて確認し、再起動までをワンセット化します。整備は“月初の●日”など日にち固定がおすすめです。
終わったら、次回記事の主力画像をあらかじめ軽量フォルダへ移しておくと、当日の投稿がスムーズに進みます。
| 整備項目 | 実施内容・目安 |
|---|---|
| 容量整理 | 不要画像・動画を削除/原本→クラウド退避/ブログ用は軽量フォルダへ |
| キャッシュ清掃 | ブラウザのキャッシュ削除/アプリのキャッシュ削除→再起動 |
| 更新確認 | OS・アプリ・ブラウザを最新化→動作テスト(軽量JPEG1枚) |
- PNGで写真を量産して容量が膨張→写真は原則JPEGにする。
- 清掃直後のログイン忘れ→パス情報の控えを用意しておく。
投稿前のかんたんチェックリスト
投稿直前は“最小手順で確実に”を意識します。以下のチェックを上から順に確認すると、無駄な往復が減ります。まずファイル側では、1枚の容量・解像度・形式を確認します(目安:横1000〜1200px/JPEG推奨、文字や透過はPNG)。
次に端末側の空き領域と直近の動作を確認し、直前に重いアプリを多数開いている場合は閉じてから投稿します。環境側では、回線が混雑していないか、Wi-Fiが不安定なら4G/5Gへ切替、逆も試します。
失敗した時は、軽量JPEG1枚でテスト→通れば分割投稿に切り替えるのが安全です。本文の公開前プレビューで表示乱れがないかも短く確認し、必要なら画像を一段階だけサイズ調整して差し替えます。
最後に、万一のために記事の下書き保存を確実に行い、再投稿になっても本文が消えない状態にしておきましょう。
【投稿前チェック】
- 容量・解像度・形式→横1000〜1200px/JPEG基準、特殊画像のみPNG。
- 端末の空き領域→不足なら不要データ削除→一度再起動。
- 回線状態→Wi-Fi⇄4G/5Gを切替、電波の強い場所で実行。
- テスト投稿→軽量JPEG1枚で通るか確認→本番は3〜5枚ずつ。
| 項目 | 確認方法・代替策 |
|---|---|
| 表示確認 | プレビューで画像の荒れ・縦横比崩れをチェック→必要なら再書き出し。 |
| 安全確保 | 下書き保存の実施/画像は“軽量”と“原本”を分けて保管。 |
公式ヘルプと問い合わせ活用法
環境を整えても解消しない場合は、公式の情報で“いま起きていること”を確認し、必要に応じて問い合わせます。まずはお知らせ・ヘルプで画像投稿に関する既知の不具合やメンテナンス情報がないかを確認します。
次に、自己切り分けの結果をまとめます(発生日・発生頻度・端末/OS/アプリ/ブラウザのバージョン・回線の種類・試した対処・結果)。この「再現条件メモ」を添えると、サポート側の特定が速く、解決までの往復が減ります。
スクリーンショットは個人情報が映らないように加工し、軽量JPEGで添付します。返信待ちの間は、別ブラウザ/別端末や回線切替で代替運用し、記事更新の滞留を避けましょう。
解決後は、原因と対処を自分のチェックリストへ追記し、次回の同種トラブルに即応できるようにしておくと再発防止に効きます。
| 準備 | 記載・添付の例 |
|---|---|
| 環境情報 | 端末名/OS・アプリ・ブラウザのバージョン/回線種別(Wi-Fi・4G/5G) |
| 再現手順 | いつ・どの画面で・どの画像で・どんな表示になったか(エラー文言を引用) |
| 実施済み対処 | リサイズ・形式変換・キャッシュ削除・再起動・回線切替・別環境検証の結果 |
| 添付 | スクリーンショット(個人情報は隠す)・軽量テスト画像(通る/通らない比較) |
- “再現手順+環境+試したこと+結果”の4点セットで送る。
- 応急運用は用意しておく(別回線・別端末・別ブラウザ)。
まとめ
写真が上がらない主因は「容量・形式・環境」の3系統です。まず容量/形式/空き領域→キャッシュ削除と再起動→Wi-Fi切替の順で確認。
改善しない場合はリサイズ・JPEG/PNG変換・アプリ/ブラウザ更新・別環境検証を実行しましょう。月1回の容量整理とチェックリスト運用で再発を防げます。



























