アメブロで予約投稿ができない原因は、日時設定の誤り(AM/PMなど)、アプリ・ブラウザの旧版、キャッシュや拡張機能、編集モードの切替などが典型です。
この記事では、原因の簡易切り分け、やり直し手順、環境の見直し、通常公開への切替、問い合わせ準備までを順に解説していきます。読めば今すぐ直し方が分かります。
目次
まず原因を簡単に切り分け
予約投稿がうまく動かない時は、やみくもに操作を繰り返すより「どこで止まっているか」を先に切り分けると早く直せます。
観点は大きく、①設定ミス(日時・公開設定・保存手順)②環境要因(アプリ/ブラウザ/回線)③編集まわり(ビジュアル↔HTML切替、カスタム・拡張機能)の3つです。
まずは下書き一覧で該当記事が「予約」になっているかを確認し、なっていなければ設定ミスの可能性が高いと判断します。
次に、別ブラウザやシークレット・別端末で同じ記事を開き、表示や予約状態が変わるかを確認します。ここで改善するなら環境要因です。
最後に、編集モード切替直後やカスタムを触った直後に起きていないかを振り返ると、編集まわりの影響を見抜けます。最短で直すには、「設定→環境→編集」の順で潰すのが効率的です。
| 症状 | まず疑うポイント |
|---|---|
| 予約のはずが下書き表示 | 公開設定が通常公開/下書きに戻っていないか、保存手順の見落とし |
| 時刻になっても公開されない | AM/PMや日付の取り違え、過去日時の入力、端末間の設定差 |
| 端末ごとに挙動が違う | 古いアプリ・拡張機能・キャッシュ・ネットワーク制限 |
- 下書き一覧で「予約」状態か確認→違えば再設定
- シークレットウィンドウ/別ブラウザで同URLを表示
- PCとスマホの両方で予約状態と時刻表示を目視確認
日時設定の見直し(24時間表記の再確認)
予約投稿の不具合で最も多いのは、日時入力の勘違いです。Amebaの予約は「公開日時」指定(24時間表記)が基本のため、正午は12:00、深夜は0:00として誤りがないかを確認します。
まず該当記事の「公開設定」が本当に予約になっているか、直下の「日付・時刻」が意図どおりかを保存前と保存後の2回チェックします。端末をまたぐ場合はPC/アプリの双方で同じ日時になっているかを必ず照合してください。
入力後はプレビューで予約日時の表示を確認し、いったん下書き保存→再度開き直して設定が保持されているかまで見届けると確実です。
| よくあるミス | 見直しポイント |
|---|---|
| 12時台の混同 | 正午=12:00/深夜=0:00で統一 |
| 過去日時を指定 | 月またぎ・日付行き過ぎに注意→当月カレンダーを再確認 |
| 保存で設定が戻る | 保存直前に「公開設定=予約」を再確認→保存後にプレビュー |
| 端末間の不一致 | PCとアプリで同じ値か照合→どちらか一方で最終確認 |
- 入力は落ち着いて→カレンダーと時計を見ながら再入力する
- 紛らわしい時間帯は「正午/深夜」のメモを手元に置く
- 保存→閉じる→開き直す→プレビューの順で保持を確認する
- 編集途中の一時保存で公開設定が初期化されている
- 見出しや本文修正後に日時を触らず保存してしまう
アプリ・ブラウザ更新確認
日時が正しいのに反映しない場合は、環境側の影響を切り分けます。古いアプリやブラウザでは管理画面の表示が崩れたり、保存時の動作が安定しないことがあります。
まず、スマホはOSとアメブロ公式アプリの更新を確認し、PCはOSアップデートと主要ブラウザ(Chrome/Safari/Edgeなど)の最新版適用を行います。
その上で、シークレットウィンドウで予約設定→保存→プレビューまで試し、拡張機能やキャッシュの影響を外します。
広告ブロックやスクリプト制御系の拡張機能は一時停止し、企業ネットワークや公共Wi-Fiを使っている場合は、自宅回線・モバイルデータへ切り替えて再検証します。
挙動が環境で変わるなら、原因は環境側と判断できます。最後に、ログアウト→再ログインや端末再起動でセッションをリフレッシュすると改善することもあります。
| 環境 | 確認・対処の要点 |
|---|---|
| スマホアプリ | 公式アプリを最新版へ→再起動→再ログイン→別回線で検証 |
| PCブラウザ | 最新版へ更新→シークレットで操作→拡張機能を一時停止 |
| ネットワーク | 公共Wi-Fiや社内網は制限の可能性→自宅回線/モバイルへ切替 |
| キャッシュ | ブラウザのキャッシュ削除→ページを開き直して表示を更新 |
- 「別ブラウザ/別端末/別回線」の三点変更で再現性を確認
- 改善した環境を基準に、要因(拡張機能・回線・バージョン)を一つずつ戻して特定
- アップデート後は再起動→再ログイン→プレビューまで必ず実施
- 改善が一時的なら、数本の記事で同じ手順を繰り返し安定性を確認
- どうしても不安定な時は、重要記事は通常公開に切り替えて機会損失を防ぐ
反映しない時の基本手順
予約投稿が反映しない場合は、やみくもに操作を繰り返すのではなく、同じ手順で「設定が保持されているか」を一つずつ確認していくのがいちばん早い直し方です。まず、該当記事の公開設定が本当に「予約」になっているかを下書き一覧で目視します。
次に、記事編集画面で予約をいったん解除→再設定し、保存直後だけでなく、開き直した後も同じ日時が残っているかを確認します。
ここでズレが出るなら設定手順の見直しが必要です。設定自体が正しいのに公開されないときは、ブラウザやアプリのキャッシュ、拡張機能、回線など環境要因を切り分けます。
シークレットウィンドウや別ブラウザ、別端末・別回線で同じ記事を開き、表示が変わるかを確認しましょう。
最後に、編集モードの切替(ビジュアル↔HTML)やカスタムの影響がないかを振り返り、直前に行った操作と症状の発生タイミングを対応づけると原因に近づけます。
| 確認箇所 | 見るポイント |
|---|---|
| 公開設定 | 下書き一覧で「予約」表示か/編集画面で予約が保持されているか |
| 予約日時 | 日付・時刻の取り違えがないか/保存→開き直しでも同じ値か |
| 環境 | シークレット・別ブラウザ・別端末・別回線で再現するか |
- 公開設定・日時を再入力→保存→プレビューで表示確認
- 下書き一覧を開き直し→「予約」状態と時刻を再確認
- 環境切替(シークレット・別ブラウザ・別端末)で挙動比較
予約設定やり直し→保存確認
設定ミスが原因のケースは少なくありません。特にAM/PMの取り違え、過去日時の指定、保存前に公開設定が通常公開へ戻ってしまう事例がよく見られます。まず、編集画面で現在の予約をいったん解除してから、正しい日時で再設定します。
保存前にプレビューを開き、予約日時の表示が意図どおりかを確認してください。その後いったん下書き保存し、編集画面を閉じてから再度開き直し、公開設定が「予約」のままか、日付・時刻が書き換わっていないかをもう一度チェックします。
PCとスマホアプリの両方を使っている場合は、どちらの画面でも同じ値になっているかを照合します。12時台は誤解が起きやすいので、正午は「12:00(PM)」、深夜は「0:00」など、自分が混乱しない表記で統一すると安定します。
最後に、下書き一覧で対象記事の行に表示される予約時刻を目視しておけば、保存漏れや設定戻りにすぐ気づけます。
- 編集画面で公開設定を「予約」に切替→日付と時刻を再入力
- 保存前にプレビュー→画面上の予約日時表示を確認
- 下書き保存→編集画面を閉じる→再度開き直し保持確認
- 下書き一覧で「予約」ラベルと時刻を目視確認
| よくあるつまずき | 防ぎ方・確認ポイント |
|---|---|
| 保存で通常公開に戻る | 保存直前に公開設定を再確認→保存後に下書き一覧も確認 |
| 12:00の取り違え | 正午=12:00 PM/深夜0時=0:00で統一→自分用メモを作成 |
| 端末間の差異 | 最終確認は片方の端末で実施→もう片方で表示のみ確認 |
- 本文修正後に公開設定を見直さず保存してしまう
- プレビューを見ずに閉じる→設定戻りや入力ミスに気づけない
キャッシュ削除・別環境で確認
設定が正しそうなのに反映されない場合は、環境要因の切り分けに進みます。ブラウザやアプリのキャッシュ、拡張機能、回線・端末差によって、管理画面の表示や保存の挙動が不安定になることがあります。
まず、シークレットウィンドウで同じ記事を開き、予約設定→保存→プレビューまで通してみます。ここで正常なら、キャッシュや拡張機能の影響が濃厚です。
ブラウザのキャッシュ削除を行い、広告ブロックやスクリプト制御系の拡張機能は一時停止します。スマホはアプリを最新版へ更新し、再起動→再ログインでセッションをリフレッシュします。
ネットワークも重要です。公共Wi-Fiや企業ネットワークは制限が厳しいことがあるため、自宅回線やモバイルデータへ切り替えて再検証してください。
可能であれば、別端末(PC↔スマホ)で同じアカウントを開いて挙動を比較し、どこで不具合が出るかを特定します。最後に、テスト用の短い下書きを作成して同じ手順を試すと、記事固有の要因か環境要因かを短時間で見分けられます。
| 環境切替 | 目的と見るポイント |
|---|---|
| シークレット表示 | キャッシュ・拡張機能の影響を除外→予約→保存→プレビューの可否 |
| 別ブラウザ・別端末 | 表示・保存の再現性確認→環境依存かを判断 |
| 別回線(Wi-Fi↔モバイル) | 通信制限の影響除外→保存時のエラーや遅延の有無 |
| アプリ更新・再ログイン | 最新版+セッション更新で安定性確認 |
- シークレットで開く→予約再設定→保存→プレビュー確認
- 拡張機能を一時停止→キャッシュ削除→ブラウザ再起動
- 別回線・別端末で同手順→差が出た箇所を要因候補に
- 改善が見られた環境を基準に、停止した拡張機能や設定を一つずつ戻して要因を特定する
- 重要記事は不安定な間だけ通常公開へ切替→機会損失を回避する
- 再現手順と環境情報を簡潔にメモ→最終的に問い合わせる際の材料にする
編集環境の見直し
予約投稿が反映しない原因は、設定ミスや回線だけではありません。編集環境(エディタの使い方・フリープラグイン・カスタムHTML・拡張機能)が影響して、保存時に公開設定が戻ったり、日時が消えることがあります。
まずは「いつ、何をした直後に不具合が出たか」を時系列で振り返り、ビジュアルエディタとHTML編集の切替・貼り付け操作・プレビューの有無を確認します。
つぎに、フリープラグインやサイドバーのカスタム、ブラウザ拡張機能(広告ブロック等)を一時停止し、シークレットウィンドウや別端末で同じ記事を開いて再現性を見ます。
記事そのものに問題がないか切り分けるため、短いテスト記事を作り、最小構成(画像1枚+本文数行)で予約→保存→開き直し→プレビューまでを実施すると要因を特定しやすくなります。編集環境を整えるだけで、設定保持率と反映の安定度が大きく向上します。
- 保存前にプレビュー→保存後に開き直しで設定保持を確認
- 長文や装飾の貼り付けは段階分け→一度保存してから追加
- 不具合時は「拡張機能OFF・シークレット・別端末」で再現性を比較
| 観点 | 起きやすい症状 | 見直すポイント |
|---|---|---|
| エディタ操作 | 公開設定が通常公開へ戻る/日時が消える | 切替前に一時保存→切替後は公開設定・日時を再確認 |
| 貼り付け | 本文が崩れる/保存エラー | プレーンテキストで貼り付け→装飾は後付け |
| カスタム | 管理画面が重い・表示崩れ | フリープラグインを一時OFF→最小構成で検証 |
ビジュアルとHTML切替の注意
ビジュアルエディタとHTML編集を行き来すると、HTMLの整形や不要タグ削除が走り、思わぬ書き換えが起きることがあります。切替直後に公開設定が初期化されるケースもあるため、切替は「本文編集→一時保存→切替→再確認→最終保存」の順で行いましょう。
特に表・ボックス類・外部埋め込みを多用した記事は、HTML側で微修正した後にビジュアルへ戻すと装飾が変化することがあります。
予約投稿では、切替後に必ず「公開設定=予約」かつ「日時」が保持されているかを再確認し、プレビューで表示までチェックするのが安全です。
Wordやメモからのリッチテキスト貼り付けも、スタイルや不可視文字を持ち込みやすく不具合の温床になります。貼り付けはプレーンテキストで行い、装飾はエディタ上で付け直すと安定します。
| 症状 | 原因の傾向 | 対処の流れ |
|---|---|---|
| 予約が外れる | 切替時に公開設定が初期化 | 切替前に保存→切替後に公開設定・日時を再入力→プレビュー |
| 装飾が崩れる | 自動整形/不要タグ除去 | 装飾を最小化→段階的に追加→都度保存・確認 |
| 保存エラー | リッチ貼り付けの不可視文字 | プレーン貼り付け→再装飾→短い段落ごとに保存 |
- 本文編集→一時保存→HTMLへ切替(または逆)
- 公開設定と日時を再確認→プレビューで目視
- 下書き一覧で「予約」表示と時刻を最終確認
- 切替後に公開設定を見直さずそのまま保存
- Word等の装飾ごと貼り付け→不可視タグ混入
プラグイン・カスタム停止検証
アメブロの「プラグイン設定(サイドバーのモジュール)」「フリープラグイン(任意HTML/スクリプト)」やテンプレートのカスタムが、管理画面の表示や保存動作に影響することがあります。
まずは影響範囲を切り分けるため、フリープラグインを一時的にOFF、サイドバーの外部ウィジェットを外し、最小構成で予約→保存→開き直し→プレビューを実施します。
改善する場合は、外した要素を一つずつ戻して原因を特定します。広告ブロック等のブラウザ拡張機能も干渉要因になり得るため、シークレットウィンドウや別ブラウザで同手順を試し、差が出るか確認してください。
テンプレートのカスタムHTMLに古いスクリプトや非推奨の属性があると、編集画面の読み込みに時間がかかり、保存時にタイムアウトに近い挙動を引き起こすことがあります。不要なスクリプトはコメントアウトして挙動を比較し、最新版に差し替えましょう。
| 対象 | 例 | 検証のコツ |
|---|---|---|
| フリープラグイン | 外部ウィジェット・JS埋め込み | 一時OFF→改善したら1つずつONに戻して特定 |
| サイドバーモジュール | 外部カレンダー・SNS埋め込み | 外して保存→問題なければ軽量な代替に差し替え |
| テンプレートHTML | 古いスクリプト・非推奨属性 | コメントアウトで比較→最新版へ更新 |
| 拡張機能 | 広告ブロック・スクリプト制御 | シークレットで再現性確認→必要時のみ一時停止 |
- フリープラグイン・外部ウィジェットを全OFF→最小構成で予約保存
- 改善したら1つずつ戻す→戻した直後に再テスト
- 原因特定後は代替案(軽量・公式機能)へ置き換え
- 一度に複数を変更すると原因が特定できない→必ず一項目ずつ
- 停止前の状態をメモ(スクショ)→復帰時のミスを防止
- 最小構成で安定したら、その状態を「基準」としてテンプレ化
- 重いウィジェットは記事本文ではなくリンクで代替→編集画面を軽量化
- 恒常的に干渉する要素は撤去し、公式機能で置き換えて運用を安定
うまくいかない時の運用
予約投稿が安定しないときは、原因追及と同時に「運用で取りこぼさない」体制づくりが大切です。
基本は、①重要度で記事を区分し、時間厳守のものは迷わず通常公開へ切り替える、②ストックを用意して代替公開できるようにする、③再発防止のチェックと記録を残す、の3本柱です。
とくに告知・キャンペーン・締切のある記事は、予約の再設定にこだわり過ぎるほど機会損失が広がります。
切替後は、次回以降の予約運用に備えて、どの操作で失敗したか(日時設定・保存・環境など)を短くメモに残し、同じ手順を避けます。
下表のように「ケース→最優先アクション」を決めておくと判断が速くなり、更新リズムを崩しません。
| ケース | 最優先アクション |
|---|---|
| 時間厳守の記事 | 即座に通常公開へ切替→公開後に原因の切り分け |
| 常設の解説記事 | 次の空き時間に再予約→公開前にプレビューで保持確認 |
| 繰り返し発生 | 操作SOP化(手順メモ)→環境テスト→再発箇所の固定化 |
- 重要記事は迷わず通常公開→機会損失を最小化
- 2〜3本のストックで代替公開に備える
- 失敗点を一行メモ→次回のチェック項目へ反映
通常公開への切替と再発防止
予約が直前まで不安定なときは、公開時刻を逃さないことを最優先に通常公開へ切り替えます。切替の目安は「公開時刻まで10分を切ったら」です。
切替後は、本文冒頭に予定時刻との差分があれば簡単に補足し、SNS共有や読者通知をいつもどおり行います。再発防止では、予約設定のSOP(標準手順)を簡単に作り、毎回同じ順序で実施すると安定します。
たとえば「予約→プレビュー→下書き保存→開き直し→プレビュー」の固定ルートです。さらに、AM/PM混同や保存時の設定戻りを防ぐため、保存前チェックの短文テンプレを用意しておくと手戻りが減ります。
【切替の流れ(簡易版)】
- 公開10分前に反映が未確認→通常公開に変更
- 公開後にSNS共有→タイトル・導入はそのまま
- 原因メモ(例:AM/PM、拡張機能、回線)を一行で記録
| 再発防止ポイント | 具体策 |
|---|---|
| 設定戻り | 保存直前に公開設定を口頭確認(例:「予約・○/○ 12:00」)→プレビュー |
| AM/PM混同 | 正午=12:00 PM/深夜=0:00で統一し、メモを常備 |
| 操作ブレ | SOPを1枚に固定→画面キャプチャ付きで共有 |
- 予約の再設定に固執して公開時刻を過ぎてしまう
- 一度に複数の修正をして原因が特定できなくなる
投稿時間テストと記録運用
予約機能が安定してきたら、読者がよく反応する時間帯をテストします。方法はシンプルで構いません。まず「朝(7〜9時)」「昼(12〜13時)」「夜(20〜22時)」の3枠から始め、同テーマ・同ボリュームの記事を週ごとに時間帯だけ変えて予約します。
計測は、初動(公開後2〜3時間の閲覧と反応)と24時間後の合計をセットで見ます。記録は表形式で十分です。
タイトル、公開日時、時間帯、初動の閲覧数・いいね・コメント、24時間値、メモ(曜日や併用SNS)を残し、3〜4週で傾向を掴みます。
結果が出たら、上位2枠を「基本の予約枠」として固定し、例外(告知など)は手動公開で補います。テスト中はテーマをできるだけ揃え、季節要因やイベント日をメモしておくと解釈がぶれません。
| 項目 | 記録内容 | 活用ポイント |
|---|---|---|
| タイトル/URL | 検証対象を特定できるように記載 | 同テーマで比較→時間帯の差だけを見る |
| 公開日時・枠 | 例:木 8:00/金 21:00 | 週内で朝・昼・夜をローテーション |
| 初動・24h | 閲覧・いいね・コメントを簡易集計 | 初動強い=通知適合、24h強い=検索・回遊適合 |
| メモ | SNS併用・祝日・競合イベント | 外部要因を控えて解釈を安定 |
- 同一フォーマットで1枚管理→毎回の転記を最小化
- 上位2枠を「基本の予約枠」に採用→例外だけ手動公開
- 時間帯テストは3〜4週を1セット→結果が出たら運用に固定
- 別テーマの結果は混ぜずに管理→比較軸を統一
- 改善が鈍れば季節や連休をメモ→次期の計画に活かす
困った時の問い合わせ
自力の切り分けや再設定でも解決しない場合は、早めに問い合わせに進むと回復が速くなります。ポイントは「状況を短く、正確に、同じ再現手順で伝える」ことです。
担当者は画面が見えないため、日時・端末・手順・結果(エラー表示や症状)を時系列で整理し、確認した対処(キャッシュ削除、別端末・別回線、拡張機能OFF、予約再設定など)も添えます。この記事で解説した基本手順を踏んだことを示せば、二度手間の指示を減らせます。
スクリーンショットは「設定画面(予約日時)」「下書き一覧(予約ラベルと時刻)」「エラー表示」の3枚が有用です。
送信前に、同内容でテスト用の短い下書きを作って再現できるかを確認しておくと、原因特定が格段に進みます。
以下のテンプレに沿って情報を用意し、問い合わせフォームに貼り付ければ、やり取りが最小回数で済みやすくなります。
| 項目 | 記載例 |
|---|---|
| 症状 | 予約日時どおりに公開されず下書きのまま残る/「保存に失敗しました」表示 |
| 再現手順 | 編集→予約設定→保存→開き直し→プレビューで予約が解除される |
| 環境 | 端末(PC/スマホ)・OS・ブラウザ/アプリのバージョン・回線種別 |
| 試した対処 | シークレット表示・別ブラウザ/別端末・キャッシュ削除・拡張停止・再ログイン |
| 添付 | 予約設定画面・下書き一覧・エラー画面のスクリーンショット |
- 再現手順は箇条書きで3〜5行に圧縮
- 時刻は「日付+24時間表記」で統一(例:10/28 12:00=正午)
- 同内容でテスト下書きでも再現するか確認
必要情報の準備と伝え方
問い合わせ文面は、読んだ人がそのまま検証できる形に整えるのがコツです。まず「いつ・どの画面で・何をしたら・どうなったか」を一文で書き、その後に再現手順を番号なしの短い行で並べます。
環境情報は、端末(PC/スマホ)、OSバージョン、ブラウザ名とバージョン、公式アプリのバージョン、利用回線(自宅Wi-Fi/モバイル/社内ネットワーク)を揃えます。
加えて、実施済みの対処(予約再設定、保存→開き直し確認、シークレット表示、拡張機能OFF、別端末・別回線、再ログイン/再起動)を列挙し、結果を「改善/変化なし」で明記します。
スクリーンショットはトリミングして「予約日時が見える場所」「ラベル表示」「エラー文言」を中心に撮影すると、相手側の確認が早く進みます。
最後に、検証用の短い下書きURLと、実際に公開したい本記事URLの2つを提示しておくと、個別要因と環境要因の切り分けが容易です。
【伝え方テンプレ(必要な行だけ残す)】
- 症状:◯月◯日 ◯:◯◯に予約→公開されず下書きのまま
- 手順:編集→予約設定→保存→開き直し→プレビューで予約解除
- 環境:PC/Windows 11・Chrome 119/スマホ・iOS 18・公式アプリ x.x.x
- 回線:自宅Wi-Fi・モバイル(両方で再現)
- 実施済み:シークレット・キャッシュ削除・拡張停止・別端末・再ログイン(変化なし)
- URL:テスト下書きURL/本記事URL
| 添付すべき画像 | ポイント |
|---|---|
| 予約設定画面 | 公開設定=予約、日付・時刻が見えるよう撮影 |
| 下書き一覧 | 対象記事の「予約」ラベルと予約時刻が映る状態 |
| エラー画面 | メッセージ全文と時刻を含める(モザイクで個人情報配慮) |
- 「できません」「不具合です」だけで手順や環境が無い
- 時刻がAM/PM混在、日付が省略されている
メンテ情報と公式告知の確認
問い合わせの前後で、公式のメンテナンス情報や障害告知を必ず確認しましょう。予約投稿はサーバー処理に依存するため、一時的な障害やメンテ中は個人の対処で改善しない場合があります。
まず「お知らせ」や「メンテナンス情報」ページで直近の告知を確認し、該当時間帯に作業がなかったかを照合します。
次に、公式SNSの最新投稿で障害報告が出ていないかもチェックします。もし「一部機能に不具合」などの告知があるなら、個別検証よりも告知の指示(対象機能・影響範囲・復旧見込み・暫定回避策)に従うのが最短です。
待機が必要なケースでも、通常公開への切替や投稿時刻の変更、下書きのバックアップ取得など、運用面のリスク低減は先に進められます。
告知がない場合は、先に述べた環境切り分けを済ませたうえで問い合わせに進み、フォームの「発生時刻」に加えて「再現可能/不定期」の別を明記すると、調査の優先順位が上がりやすくなります。
| 確認先 | 確認する内容 |
|---|---|
| 公式お知らせ | メンテ時間・影響機能・回避策・復旧報告 |
| 公式SNS | 障害速報・影響範囲・進捗アナウンス |
| 自分の運用 | 通常公開に切替可否・投稿時刻変更・下書きバックアップ |
- 告知あり:指示に従い通常公開へ切替→復旧後に予約運用へ戻す
- 告知なし:環境切り分け→情報テンプレで問い合わせ→記録を残す
- 問い合わせ後は返信待ちの間に、再現条件(端末・回線・時刻)をもう一度確認
- 同様の不具合記事は「通常公開」化し、スケジュールの乱れを最小化
- 復旧後はSOPとチェックリストを更新し、次回の発生を防止
まとめ
本記事の要点は、①日時と公開設定の再確認、②最新版への更新とキャッシュ除去、③編集モード・プラグインの切り分け、④通常公開への臨機切替、⑤必要情報を添えた問い合わせです。
まずは「予約設定やり直し→保存→プレビュー」で確認し、別環境で再検証。原因を一つずつ潰せば、予約投稿を安定運用できます。


























