海外在住でもアメブロで収益化できるってご存じですか?本記事では〈外部ASP・AdSense禁止〉という最新ルールを踏まえ、Ameba Pick活用からデジタル商品の販売、送金・税務・多言語SNS運用までを具体策で解説します。読めば、場所に縛られず日本の読者へ価値を届け、安定収益を得る方法がわかります。
海外在住でもアメブロで稼げる仕組みと最新ルール

アメブロの収益化ルールは2020年4月に大きく変わり、現在ブログ内で正式に許可されているアフィリエイトは公式機能「Ameba Pick」のみです。外部ASPリンクやGoogle AdSenseを直接貼ることは利用規約で禁止されており、違反すると記事削除やアカウント停止の対象になります。
その一方で、Ameba Pickは楽天市場やYahoo!ショッピングなど国内大手ECと提携しているため、海外に居ながら日本向け商品を紹介して報酬を得ることが可能です。
ドットマネーの交換先は国内銀行振込・PayPal などですが、いずれも交換時に〈日本国内で SMS 受信が可能な 070/080/090 携帯番号〉による本人確認が必須です。日本の携帯番号を保持していない海外在住者は、まず国内番号を用意しないと現金化できない点に注意してください。さらにデジタル教材やオンライン講座を外部サービス(note・BOOTHなど)で販売することも黙認されているため、併用すれば収益の柱を増やせます。
ここでは「Ameba Pickで稼ぐ」「外部ASP禁止の背景」「代替となるデジタル販売」の三点を整理し、海外居住者が安全にアメブロ収益化を進めるための前提知識をまとめます。
- Ameba Pick以外のアフィリエイトリンク・AdSenseコードは貼らない
- 報酬受取はドットマネー→PayPal/日本口座→海外送金で両替コストを最小化
- デジタル商品は外部EC(note・BOOTH)で決済し、記事ではリンクのみ案内
公式Ameba Pickで物販・サービスを紹介して稼ぐ
Ameba Pickはアメブロ専用の公式アフィリエイト機能で、外部ASPの登録なしにブログ管理画面から商品リンクをワンクリック生成できます。楽天市場・Yahoo!ショッピング・ユニクロなど生活密着型商材が多く、海外在住者でも日本のトレンド商品をレビューしやすい点が強みです。
報酬は購入金額の0.5〜8%前後(キャンペーン時に上乗せあり)で、月末締め翌々月にドットマネーへ反映されます。海外生活者ならではの使用シーン写真や国外発送情報を加えることで差別化でき、クリック率が向上した例もあります。
【Ameba Pick運用フロー】
- 旅行グッズや語学教材など「海外生活×日本読者」のニッチを選定
- 体験写真+メリット箇条書き+配送・関税情報で記事を作成
- Pickカードを本文中と文末の2カ所に設置してCVを最大化
- LINE公式で記事URLとクーポン情報を配信しリピートを狙う
項目 | ポイント |
---|---|
商品選び | 「海外発送OK」「Amazon グローバル」タグ付き商材を優先 |
記事構成 | 導入で悩み提示→比較表→Pickリンク→体験レビュー→まとめ |
報酬受取 | ドットマネー→PayPal→Wise送金で手数料を約2%に圧縮 |
- 外部ASP商品リンクを混在させると規約違反になる
- 虚偽レビューや誇大表現は報酬没収リスクがある
- 医薬品・金融商材など取扱禁止カテゴリに注意
外部ASPとGoogle AdSenseが禁止の理由と代替策
運営側は「読者が安心して閲覧できる環境」を保つため、外部ASPリンクとGoogle AdSenseの設置を禁止しています。
外部タグは悪質広告やリダイレクトを誘発しやすく、スマホ表示速度も低下させるためユーザー体験を損ねるのが主因です。AdSenseはレイアウトやポリシーがアメブロと衝突しやすく、違反管理が難しい点も背景にあります。
代替策としては、Ameba Pickで物販収益を得る、noteやBOOTHで電子書籍・PDFを販売する、LINE公式×Zoomで有料レッスンやコンサルを提供する、の三本柱が現実的です。
特にデジタル販売は在庫や配送が不要で為替リスクもなく、海外ブロガーとの相性が抜群。noteなら手数料15%前後、BOOTHなら最大7%程度で販売でき、Pickより高利益を狙えます。
【外部ASP禁止の代替ポートフォリオ】
- 低単価×大量:Ameba Pick物販(CV率重視)
- 中単価×中量:電子教材・テンプレ販売(利益率重視)
- 高単価×少量:Zoomレッスン・コンサル(LTV重視)
手法 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
Ameba Pick | 審査が簡単、即日開始 | 物販依存で報酬率が低い |
デジタル商品 | 利益率80%超、在庫不要 | 制作に時間がかかる |
自社サービス | 単価1万円以上が可能 | 集客と運営の負担が大きい |
- 外部ASPやAdSenseコードは貼らない
- デジタル商品は外部EC決済、記事ではリンクだけに留める
- Googleフォームで直接決済情報を収集しない
これらを守れば、外部ASP禁止環境でも海外から安全かつ効率的にアメブロを収益化できます。次章では、日本読者に響くジャンル選定とレビュー術、さらに報酬受取時の為替コスト削減テクニックを詳しく解説します。
Ameba Pickを活かす海外発信術

海外在住者がAmeba Pickで成果を出すコツは「日本の読者が手に入れにくい情報と体験」を絡めて差別化することです。日本ではネットレビューが飽和気味でも、〈現地限定グルメ〉〈海外生活に役立つ便利グッズ〉〈留学・移住体験談〉など“海外ならでは”の切り口を付ければ希少性が生まれます。
また、日本国内で購入できる商品でも「海外在住者が実際に使って感じたメリット・デメリット」を具体例や写真付きで紹介すると信頼度が高まり、クリック率と成約率が上がります。
ターゲットは〈日本在住で海外情報に興味がある層〉と〈海外移住・留学を検討している層〉の二つに分け、記事やSNS導線を最適化しましょう。
- 現地スーパーで買えるコスパ食材→国内通販リンクへ誘導
- 海外Wi-Fi・SIMカードのリアル比較→Pickでレンタルサービス紹介
- 国際郵便・転送サービスの体験談→手順と料金を表でまとめる
日本読者に響くジャンル選定とレビューの書き方
ジャンル選定では「検索ボリューム」と「購入ハードル」のバランスが重要です。月間検索1000〜5000程度のミドルキーワードで、かつ読者がネット購入しやすい商品を狙うとコンバージョンが高くなります。
具体的には〈海外コスメ〉〈英語学習教材〉〈旅行便利グッズ〉が鉄板。レビューを書くときは【購入理由→使用状況→使った結果→注意点→どんな人におすすめか】の5段階で構成し、体験写真を3枚以上挿入すると読者のイメージが具体化しクリック率が向上します。
【レビュー構成テンプレート】
段落 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
導入 | 商品を選んだ理由 | 悩みを読者と共有 |
体験 | 写真+具体的な使用シーン | 数値・比較で説得力UP |
結果 | 良い点3/悪い点2 | 正直さを出して信頼獲得 |
まとめ | おすすめする人・しない人 | 読者が購入判断しやすい |
- 公式サイトの文言をコピペして独自体験がない
- メリットだけ強調してデメリットを隠す
- 写真がメーカー公式のみでリアリティ不足
報酬受取・為替リスクを抑える銀行/PayPal設定
海外在住者にとって報酬の受取方法と為替コストは収益性を左右する重要ポイントです。Ameba Pickの報酬はドットマネーに反映後、日本の銀行口座へ振込、PayPalへ送金、の2択が選べます。
日本口座振込は手数料無料ですが海外送金時に中継銀行手数料が発生しやすく、PayPalは一度ドルに換算しWiseやRevolutで両替すると合計手数料を2〜3%程度に抑えられます。
【最安ルート例(USD換算)】
- ドットマネー→PayPal(無料)
- PayPal内でUSD保持→Wiseに送金(約1%)
- Wiseで現地通貨へ両替(0.3〜0.5%)
方法 | メリット | 留意点 |
---|---|---|
日本口座振込 | ドットマネー手数料0円 | 海外送金で1回2,500円前後の固定費 |
PayPal→Wise | 合計手数料2〜3%で少額向き | PayPal→Wise送金に上限あり |
日系ネット銀行海外支店 | 両替済みJPY受取 | 口座開設ハードルが高い |
- 月1回など送金頻度をまとめて固定費を分散
- PayPal残高をUSD保持して円安時に両替
- Wiseの「自動両替」機能で目標レートを設定
- 年間報酬が20万円超なら日本の確定申告対象(海外居住者でも国内源泉)
- 現地口座に送金後は居住国の税法も確認
- PayPalビジネスアカウントは本人確認書類を早めに提出
これらを実践すれば、Ameba Pickの報酬受取で無駄な為替コストを省き、手取りを最大化できます。次章では、電子書籍やオンライン講座などデジタル商品の販売手順を紹介し、収益源をさらに拡大する方法を解説します。
デジタル商品・オンライン講座で売上拡大

Ameba Pickの物販だけでは利幅が限られます。そこでおすすめしたいのが「デジタル商品」と「オンライン講座」です。電子書籍・PDFテンプレート・動画講座などは在庫や発送が不要で、販売数がそのまま利益に直結します。
しかも海外在住者は多文化・多言語という強みを活かしやすく、日本の読者に“現地ならでは”の情報を高単価で提供できます。販売プラットフォームは〈note〉〈BOOTH〉が王道。いずれも決済・DL機能を持ち、アメブロ記事へリンクを貼るだけで販売が可能です。
さらにLINE公式とZoomを組み合わせれば、語学レッスンや移住サポートなどサブスク型コミュニティも開設でき、LTV(顧客生涯価値)を飛躍的に高められます。
本章では「note・BOOTHでの電子商品化」と「LINE×Zoomでの有料サロン化」を具体的な手順と例題付きで解説し、物販依存から脱却して収益を多層化するロードマップを示します。
- 単発:電子書籍・PDF → 高利益率
- 継続:オンラインサロン → 安定キャッシュフロー
- 拡張:コンサル・講座 → 高単価+ブランド化
note・BOOTH連携で電子書籍やPDFを販売する手順
noteとBOOTHはどちらも会員登録無料で、決済・DLを自動化できるため海外在住者でも導入しやすいのが特徴です。まずnoteであれば「記事販売」機能、BOOTHなら「ダウンロード販売」を選択し、原稿(Word/Googleドキュメント)をPDF化してアップロードします。
販売価格は電子書籍なら1,000〜3,000円が相場ですが、ページ数ではなく“具体的な成果物”を提示すると高単価でも売れやすくなります。
例えば「30日で日常会話をマスターする英会話フレーズ集」など、期間や達成目標を明示するタイトルにすると購買意欲が高まります。その後、アメブロ記事に販売ページURLを貼り、購入動線を作ります。リンクはテキストよりも画像バナー+箇条書きでベネフィットを示すとクリック率が約1.4倍向上します。
【販売開始までのチェックリスト】
- PDFはA4換算15〜30ページ、1章ごとに目次リンクを設定
- 表紙はCanvaでテンプレを活用、タイトルとブランドカラーを一致
- note:手数料14.5%、BOOTH:5.6%+22円
項目 | note/BOOTH設定例 |
---|---|
販売価格 | 電子書籍1,480円、テンプレート2,980円 |
販売形態 | note=単品販売、BOOTH=期間限定クーポン適用 |
購入特典 | 購入者限定のZoom質疑応答30分を添付 |
- PDF内に外部ASPリンクを貼らない(規約抵触の恐れ)
- 価格改定時はアメブロ側の旧リンクを必ず更新
- 著作物や画像素材は商用利用OKかライセンス確認
LINE公式×Zoomでコンサル・サロンを開設する方法
LINE公式アカウントは無料プランでも月1,000通まで一斉配信ができ、読者をコミュニティ化する玄関口として最適です。まずアメブロ記事末尾にQRコードを設置し、LINE登録特典として「海外生活チェックリストPDF」を無償提供。
登録後のあいさつメッセージでZoomグループレッスンの案内リンクを送り、月額3,000〜5,000円のオンラインサロンへ誘導します。
Zoomは無料プランでも40分までは使えるため、初期コストを抑えてスタート可能です。セッション後に録画をGoogle Driveで共有し、アーカイブ視聴権を特典にすると解約率が下がります。
【サロン開設ロードマップ】
- LINE公式を開設し、リッチメニューに「レッスンスケジュール」を配置
- StripeやPayPalで月額決済リンクを生成し、LINEの応答メッセージに設置
- Zoom開催→録画→Google Drive共有リンクをLINEで配布
- 月末にアンケートを取り、内容を次月レッスンへ反映
ツール | 役割 | 費用目安 |
---|---|---|
LINE公式 | リスト化・一斉配信・個別チャット | 〜1,000通無料/月 |
Zoom | ライブ講座・Q&A | 無料〜Pro 2,400円/月 |
Stripe | 月額決済・クレカ処理 | 手数料3.6%+40円/回 |
- 無料ウェビナー→月額サロン→個別コンサル(1時間1万円〜)へアップセル
- サロン内アンケートでニーズ把握→次の電子教材テーマを決定
- 成功事例をアメブロでケーススタディ記事化し、集客エンジンを回す
- タイムゾーン告知:日本時間+現地時間を併記
- Zoomリンク誤送信に備え、LINEリッチメニューに常時掲載
- 有料サロンは規約・返金ポリシーを事前提示しトラブル防止
デジタル商品+オンライン講座の組み合わせは、物販より高利益率・安定収益を見込める上に、海外在住の経験や専門性をフル活用できる魅力的なモデルです。
次章では、海外居住者が直面しがちな税務・送金の実務を解説し、収益を手元に残すためのコツを紹介します。
海外在住者の実務ポイントと集客チャネル

海外でアメブロ収益を受け取る際は〈税務〉〈送金コスト〉〈多言語マーケティング〉の三点を並行して最適化する必要があります。
まず税務は「日本国内源泉所得」と「現地居住国の所得」の二重課税を防ぐため、日・現地の課税制度と租税条約を確認し、確定申告時に外国税額控除を適用するのが基本です。
次に送金コストは固定手数料と為替スプレッドの合計で考え、PayPal残高をWiseへ送金して自動両替するルートが総コスト2〜3%で最安クラス。最後に集客チャネルは日本読者向けに日本語SEOを維持しつつ、SNSで英語併記を行うことで現地在住者や日本語学習者にもコンテンツを広げ、PVとフォロワーを二重に獲得できます。
以下の見出しでは「日本・現地税務と送金コスト最適化」「英語併記とSNSクロス投稿」を具体策で解説し、収益を守りつつグローバル読者を拡大する方法を示します。
- 二重課税を避ける確定申告と租税条約活用
- PayPal→Wiseルートで手数料と為替を最小化
- 日本語SEO+英語SNSで読者の裾野を拡大
日本・現地の税務ルールと送金手数料最適化
海外在住でもAmeba Pick報酬は日本のサービス提供対価とみなされ、日本国内源泉所得として総合課税対象になります。年間20万円超なら日本の確定申告が必要ですが、現地でも課税対象となるため、租税条約の有無を確認して「外国税額控除」を利用することが重要です。
例えばアメリカ在住なら日米租税条約第21条「その他所得」で国内課税が免除され、現地のみで申告すれば二重課税を防げます。東南アジア諸国では条約未締結の国もあるため、控除ではなく「外国税額控除上限」を計算し日本で差額を納付するケースが多いです。
【送金手数料比較(1万円相当をUSD受取)】
ルート | 固定費 | 為替スプレッド | 総コスト |
---|---|---|---|
ドットマネー→日本口座→海外送金 | 3,000〜4,500円 | 0.5〜1.0% | 約4,000円+α |
ドットマネー→PayPal→Wise | 無料→1.0% | 0.35% | 約250〜350円 |
日本口座→TransferGo | 2,000円前後 | 0.6% | 約2,600円 |
【税務・送金パーフェクトフロー】
- 一年分のPick報酬をPayPalでUSD保持し円安時にWiseで現地通貨へ両替
- 日本の確定申告はe-Taxで外国税控除を申請し、現地はオンライン申告
- Wise明細とPayPal取引履歴をPDF保存し税務調査に備える
- 日本口座を使わずに直接海外送金すると国内課税漏れリスク
- PayPalビジネスアカウントは年間取引額1,200USDで本人確認が必須
- Wiseで高額送金する場合は追加本人確認に数日要するため締切前は要注意
英語併記とSNSクロス投稿でグローバル読者を獲得
海外在住者は日本語だけでなく英語(または現地語)を併記することで、SEOとSNSの両面でリーチを拡大できます。
記事内の主要見出し(H2、H3)を日本語+英語の二段構成にすると、Googleの多言語検索にインデックスされやすくなり、検索流入が平均18%増加した事例があります。さらに本文は日本語7割:英語3割の比率で要点を重複させれば、翻訳コストを抑えつつ読者層を広げられます。
【SNSクロス投稿戦略】
プラットフォーム | 投稿フォーマット | 最適時間(JST) |
---|---|---|
リール15秒+キャプション日英併記 | 21:00(日)/ 08:00(EST) | |
X(旧Twitter) | 日本語70字→改行→英語70字 | 12:00 / 22:00 |
縦長ピン+日英キーワードタグ | 17:00 / 06:00 |
- 英語タグで海外ユーザーも検索ヒット
- 日本語SEOを保ちつつ被リンク獲得チャンスが増える
- 現地企業とのPR案件オファーが届きやすい
- 自動翻訳だけでニュアンスがずれ、信頼性を失う
- ハッシュタグを日本語と英語混在させURLが長くなる
- SNSごとに投稿時間を調整せず、タイムゾーンに合わない
英語併記+クロス投稿を続けると、日本読者からの「現地情報をもっと知りたい」という需要が顕在化し、オンライン講座やコンサルへのアップセル率が高まります。
税務と送金の実務を最適化し、グローバル集客導線を構築すれば、海外在住でもアメブロを基盤に安定したマルチ収益モデルが実現できます。
まとめ
アメブロではAmeba Pickとデジタル商品販売が海外在住者の主軸収益源です。Pickで物販レビュー、note・BOOTHで電子教材を売り、LINE×Zoomで高単価サービスへ誘導しましょう。
報酬受取はPayPal+ネット銀行で両替コストを最小化し、GA4とSNSクロス投稿で集客を継続すれば、国を問わず稼ぐ土台が完成します。