GA4は旧ユニバーサルアナリティクス(UA)と違いイベント中心でユーザー行動を深掘りでき、アメブロでも測定IDを貼るだけで無料導入が可能です。
本記事では「GA4とは何か」「アメブロで計測できる指標」「タグ設定の手順」「レポートによる集客改善」「リンククリックやA/Bテストで収益を伸ばす応用術」を解説。読めば初日からPV増・広告収益アップへ活用できます。
GA4の基礎知識とアメブロで使うメリット

GA4(Google Analytics 4)は、これまで主流だったユニバーサルアナリティクス(UA)に代わる新しいアクセス解析ツールです。最大の特徴は「イベントベース計測」で、ページビューだけでなくスクロールやリンククリックなど多彩なユーザー行動を自動で検出でき、動画再生も HTML5 プレイヤーや YouTube API を設定すれば計測可能です。
PVやUUの数値を追うだけでは読者の行動意図をつかみにくいアメブロ運営においては、GA4の導入で「どの記事がどこまで読まれたか」「どのボタンがクリックされたか」を可視化できるようになり、記事のリライトやCTA配置の改善に直結します。
また無料プランでも 1イベントあたり最大25件のカスタムパラメータを設定でき、タグを貼るだけでリアルタイムレポートが動き始める手軽さも魅力です。
さらにGA4は機械学習による予測指標(購入確率・離脱確率)を無料提供しているため、Ameba Pickやアフィリエイトリンクの最適化にも活用できます。
アメブロ管理画面にはGA4測定ID入力欄が用意されているので、HTML編集の知識がなくても数分で設定が完了する点も初心者には大きなメリットです。
項目 | GA4を使うメリット |
---|---|
計測方式 | イベントベースでPV以外の行動も自動取得 |
リアルタイム | 最大30分前までのユーザー行動を秒単位で把握 |
予測指標 | 離脱確率をもとに記事改善やCTA再配置が可能 |
導入難易度 | アメブロの設定画面に測定IDを貼るだけ |
- スクロール率を元に見出し位置を最適化
- CTAクリック率を測定して収益記事へ誘導
- リアルタイムでバズ記事を把握しSNS再拡散
UAとの違いとGA4が必須になった背景
UAとGA4の大きな違いは「ヒットタイプ」と「データ保持」の考え方にあります。UAではページビュー・イベント・トランザクションなど複数のヒットタイプが混在していましたが、GA4はすべてをイベントに統一。
ページ閲覧もリンククリックも「event_name」として保存され、パラメータで詳細を付加する仕組みに変更されました。これによりユーザーが複数デバイスをまたいだ場合でも行動を統合しやすくなり、アメブロのスマホ・PC混合アクセスを一元分析できます。
また、プライバシー保護規制(GDPR・CCPA)やサードパーティCookieの廃止が進む中、GA4はクッキーレス環境でも機械学習モデルでデータ補完する設計が採用されています。UAは2023年7月にデータ計測を停止しており、移行しないままでは新規データが得られません。
Googleは「UAプロパティは閲覧のみ可能、データエクスポート推奨」とアナウンスしているため、今からアメブロを伸ばしたいならGA4への切り替えは必須です。
さらにGA4ではデータ保持期間が最大14か月と短い一方、必要な指標を BigQuery へ無料でエクスポートする連携機能も用意されています(ただし BigQuery での保存・クエリ実行はサンドボックス上限を超えると課金が発生します)。外部BIツールで中長期トレンドを分析する場合もコストがかからないため、ブログ収益を本格的に伸ばしたい事業者にとっては大きな改善ポイントです。
【UA→GA4移行で変わること】
- セッション計測が「エンゲージメント」中心に変化
- 直帰率が廃止され「エンゲージメント率」に置換
- ビュー(階層構造)がなくなりデータストリームで統合
- IP匿名化がデフォルトONでプライバシー対応が簡易化
- GA4は過去データを自動引き継がない→早期導入で蓄積開始
- 目標(コンバージョン)の再設定が必須
- ダッシュボードUIが一新→使い慣れるまで試行が必要
アメブロで計測できる主な指標と活用例
GA4をアメブロに導入すると、自動計測イベント「page_view」「scroll」「outbound_click」だけでもユーザー行動の全体像をつかめます。
page_viewは従来通りPVを把握する指標で、ランディングページ別に直帰率の代わりとなる「エンゲージメント率」を確認できます。
scrollイベントは90%到達が初期設定されており、記事が最後まで読まれたかどうかの評価に便利です。outbound_clickは外部リンククリック数を自動取得するため、アフィリエイトリンクや公式サイト誘導ボタンの効果測定がコード不要で可能になります。
指標 | 意味 | 活用例 |
---|---|---|
エンゲージメント率 | 滞在10秒以上または2画面以上閲覧でカウント | 30%未満の記事はリライト対象に設定 |
平均エンゲージメント時間 | 記事1本あたりの実質読了時間 | 動画埋め込み記事の効果測定 |
scroll(90%) | 最後まで読んだユーザーの割合 | CTA位置を見直す基準 |
outbound_click | 外部リンククリック数 | アフィリエイトリンクの高回転率記事を特定 |
【活用フロー例】
- エンゲージメント率が低い記事を抽出
- 記事冒頭に要点まとめボックスを追加
- scroll率が上がったか1週間後に再計測
- 改善が見られた記事をテンプレ化し横展開
- 内部リンククリックを「click_internal」としてイベント登録
- ファイルダウンロードを「download_pdf」で計測しリード獲得数を監視
- 電話タップを「tel_click」で測定し相談件数を可視化
- PVとUUだけで判断し回遊率を見逃す
- スクロール率を誤解し「上部CTAが悪い」と断定
- 短期間のデータで施策変更し季節変動を考慮しない
これらの指標を定点観測し、記事ごとに改善サイクルを回せば、アメブロの集客と収益化はデータドリブンで加速します。
GA4プロパティ作成とタグ設定手順

GA4を正しく動かすには「プロパティ開設」と「測定ID入力」の二段階が必須です。プロパティを作成すると自動でデータ ストリーム(ウェブ用)が発行され、ここに紐づく測定ID(G-XXXXXX形式)をアメブロ側へ貼り付けるだけで計測が始まります。
HTMLを直接編集する必要はなく、Googleアカウントがあれば管理画面だけで完結するため、初心者でも10分程度で設定完了が可能です。
以下では、Googleアカウントからのプロパティ開設フロー、測定IDをアメブロに登録する具体的な方法を順に解説し、チェックリストとトラブル回避策も併せて紹介します。
ポイントは「日本時間(UTC+9)で開設」「データ保持14か月に延長」「拡張計測をON」の3点を押さえること。これらを漏れなく設定しておくと、あとから指標が欠損したりタイムゾーンがずれて解析できないといった事態を防げます。
- GmailまたはWorkspaceアカウント(管理者権限)
- アメブロ管理画面にアクセスできるブラウザ
- ブログURLとカテゴリ(プロパティ名入力に使用)
GoogleアカウントからGA4プロパティを開設する流れ
GA4プロパティの開設はGoogle Analyticsの「管理」画面から行います。ここではアカウント構成(アナリティクス→アカウント→プロパティ)が一段シンプルになっているため、既存UAを併用している場合でも混乱しにくい設計です。
【プロパティ開設ステップ】
- analytics.google.com にログインし、左下〈管理〉(歯車アイコン)をクリック
- 中央列〈プロパティ〉下部の〈+プロパティを作成〉を選択
- プロパティ名に「Ameblo_ブログ名」など管理しやすい名称を入力
- レポートのタイムゾーンを「日本」、通貨を「円」に設定
- 業種カテゴリーは「ニュース」「趣味・レジャー」などブログテーマに近いものを選択
- GA4専用なのでチェックボックスはそのまま→〈次へ〉→〈作成〉
- データ ストリームの種類で〈ウェブ〉を選び、ブログURL(https://〜)とストリーム名を入力
- 拡張計測機能をONのまま〈ストリームを作成〉をクリック
設定項目 | 推奨値 | 理由 |
---|---|---|
タイムゾーン | 日本(UTC+09:00) | 日次・週次レポートを正確に比較 |
データ保持 | 14か月 | 月次推移を長期で確認 |
拡張計測 | ON | スクロール/外部クリック自動取得 |
【覚え書き】
- プロパティ作成後に「BigQueryリンク」をONにすると基本的なエクスポートが無料
- テスト環境用にビューを分ける代わりに「デバッグビューモード」で確認可能
- ブログURLを「http://」で登録→SSLサイトは「https://」でないと計測不可
- ストリーム名をデフォルトのまま量産→後で複数ブログを運営すると識別不能
測定IDをアメブロ管理画面に貼り付ける設定方法
GA4ストリームを作成すると右側パネルに「測定ID:G-XXXXXXX」の形式でコードが表示されます。アメブロではこのIDをコピペするだけでタグ設置が完了しますが、管理画面の場所がわかりにくいので手順を整理しておきましょう。
【アメブロ設定ステップ】
- Amebaへログイン→〈ブログ管理〉→〈設定・管理〉→〈外部サービス連携〉をクリック
- 「アクセス解析設定」欄の〈Google Analytics〉に移動
- フォームに先ほどコピーした測定ID(Gから始まる英数字)を貼り付け
- 〈保存する〉を押して完了→「変更を保存しました」と表示されたら設定OK
- GA4管理画面の〈リアルタイム〉で自分のアクセスが反映されるか確認
チェックポイント | OKサイン | NG例 |
---|---|---|
測定ID形式 | G-XXXXXXXXXX | UA-0000000(旧形式) |
保存確認 | 緑字で「保存しました」 | 赤字エラー→IDミス |
リアルタイム | 自分のPVが1以上 | 0のまま→キャッシュかID未反映 |
【リカバリー手順】
- リアルタイムが0→ブラウザシークレットモードで再アクセス
- 24時間待っても計測なし→ID入力欄が空白に戻っていないか再確認
- 複数ブログ運営→それぞれに専用ストリームを発行しIDを貼付
- GA4で「データ保持14か月」に変更→管理→データ設定→データ保持
- コンバージョン(旧ゴール)に「scroll」「outbound_click」を追加
- 毎週レポートメールをLooker Studioで自動送信し確認作業を省力化
- 英数字を余分な空白込みでコピーすると保存エラー
- 以前のUAタグをテンプレート側に残したままだと二重計測になる
- カスタムドメイン利用時はdns設定の反映を待ってから計測確認
これでGA4プロパティの開設からアメブロへの測定ID貼付までが完了しました。リアルタイム計測が動き始めれば準備は整っていますので、次はレポートを読み解き、データに基づいて記事リライトやCTA改善を行っていきましょう。
レポートの読み方と集客改善への活用法

GA4のレポートは「データを眺める」のではなく「仮説→検証→改善」の循環に使うことで真価を発揮します。デフォルトで表示されるホームダッシュボードでは直近ユーザー数・エンゲージメント時間・コンバージョンがカード形式で並びますが、これらはあくまで“健康診断”の数値です。
重要なのは左サイドメニュー〈レポート〉→〈リアルタイム〉〈ライフサイクル〉〈ユーザー〉で階層的に深掘りし、どのチャネル・記事・CTAが成果を押し上げているのかを突き止めることです。
たとえば“ユーザー獲得”レポートでオーガニック検索が伸び悩んでいればキーワードの入れ替え、ソーシャルが急増していれば再シェアのタイミングを検討する——こうした指標と施策をセットで考える習慣が、アメブロ集客をデータドリブンに変えます。
GA4は列ドラッグだけで指標をカスタマイズできるため、初心者でも迷わず比較表を作成可能。次のh3では具体的なリアルタイム/エンゲージメントレポートの使い方と、成果を深掘りするカスタムイベント設定手順を詳しく解説します。
リアルタイム・エンゲージメントレポートで行動を可視化
リアルタイムレポートは右上に「現在サイト内にいるユーザー数」が秒単位で表示され、その下に「ページタイトル」「参照元」「イベント」などが色分けで並びます。
ここで注目したいのは〈イベント数順〉に並べ替えたときの“scroll”と“outbound_click”の比率です。スクロールは読了率、外部クリックは収益導線の貢献度を示すため、この2指標が同時に伸びている時間帯を発見したら即SNSで再拡散するとPVとCVが跳ね上がります。
【リアルタイム活用フロー】
- アクセス急増を検知したら記事URLをXに再ポスト
- コメント欄が活発化したらアプリ通知で即返信→コミュニティ活性化
- 外部クリックが伸びたらアフィリリンクを追記しCVRを強化
続いてエンゲージメントレポートでは「平均エンゲージメント時間」「エンゲージメント率」が並びます。これらをページタイトルで降順ソートし、下位20%の記事をリライト対象に設定しましょう。
たとえば平均時間が20秒未満のページは冒頭のつかみが弱い可能性が高いため、【要点まとめ】ボックスを先頭に挿入するなど対策を行います。逆にエンゲージメント率80%超の記事はテンプレ化して横展開すると、全体の読了率底上げにつながります。
指標 | 目安値 | 改善アクション |
---|---|---|
エンゲージメント率 | 60%未満 | 導入文を短縮してCTAを前倒し |
平均時間 | 30秒未満 | 見出し直下に要点ボックスを挿入 |
外部クリック | 1%未満 | リンク目立たせ+ボタン色変更 |
- 週1で同曜日同時間にデータ比較し季節変動を排除
- スクロールと外部クリックを同時表示し相関をチェック
- エンゲージメント上位記事を関連記事ウィジェットで囲う
- リアルタイム値は5分遅延があるため即時に過信しない
- エンゲージメント率は短文記事ほど高く出やすい
- 外部クリックはリダイレクトタグを挟むとカウント漏れする
カスタムイベント設定で成果指標を深掘り分析する手順
デフォルト計測だけでは「広告クリック」「PDFダウンロード」「電話タップ」などブログ固有の成果が把握できません。
そこでGA4の〈カスタムイベント〉を追加し、具体的アクションを計測しましょう。アメブロではHTMLテンプレの編集が制限されているため、リンクURLにパラメータを付与し、GA4の「イベントを作成」で条件を指定する方法が簡単です。
【カスタムイベント作成手順】
- アフィリエイトリンクの末尾に「?utm_content=aff_click」を追加
- GA4管理→設定→イベント→〈イベントを作成〉をクリック
- 条件:event_name=click+page_locationに「utm_content=aff_click」を含む
- 新しいイベント名を「aff_click」に設定し保存
- 同画面で〈コンバージョンにマークを付ける〉スイッチをON
この設定でリンクがクリックされるたびに「aff\_click」イベントが発火し、コンバージョンとして計上されます。さらにLooker Studioへ接続すれば「記事別コンバージョン率」「日次クリック推移」を自動レポート化でき、収益寄与の高い記事を瞬時に特定できます。
イベント例 | パラメータ | 活用場面 |
---|---|---|
aff_click | utm_content=aff_click | 広告クリック計測 |
pdf_dl | utm_content=pdf_dl | 資料DL→リード獲得 |
tel_tap | utm_content=tel_tap | 電話相談計測 |
- イベント作成→24時間以内にテストヒットを確認
- コンバージョンは月3件以上発生するイベントに絞る
- Looker Studioで「指標=CVR」「ディメンション=ページタイトル」レポを作成
- URLパラメータは日本語不可。英数字と_のみ
- 複数リンクで同パラメータを使うと具体的施策が判別不能
- イベント名は8〜20文字のアルファベットで統一
カスタムイベントまで設定すれば、PVや滞在時間だけでは見えなかった収益導線を数値化できます。得られたインサイトを記事リライトや広告配置に活かし、アメブロの集客と収益を段階的にスケールさせましょう。
収益化と広告最適化にGA4を活かす応用テクニック

GA4を導入しただけではPVや滞在時間の把握で止まりがちですが、本当に効果を発揮するのは「収益に直結する指標」を追い、改善施策を高速で回したときです。ア
メブロではアフィリエイトリンクやバナー、Ameba Pickの広告など複数のマネタイズ手段を同時に使うケースが一般的ですが、クリックや購入完了を可視化できなければ優先すべき記事やリンクはわかりません。
そこでGA4のカスタムイベント+コンバージョン設定を活用し、記事別・リンク別の収益寄与度をデータで把握します。さらにLooker Studioと連携すれば、グラフやヒートマップで傾向を可視化し、週次レポート自動配信で分析工数を削減可能です。
本文では、アフィリエイトリンク計測でCVポイントを逃さない方法、Looker StudioとA/Bテストを組み合わせて広告配置を最適化する手順を詳しく解説し、広告費ゼロでも収益を伸ばす具体策を提示します。
施策 | 期待できる効果 |
---|---|
リンククリックイベント | 記事別CVRの可視化で優先リライトが明確化 |
Looker Studio連携 | 収益・流入・読了率を一画面で可視化しPDCA高速化 |
A/Bテスト | CTA文言や位置を検証しクリック率10〜30%向上 |
- 高CVR記事を判別し関連記事リンクを集中配置
- 低い広告クリックを可視化し不要バナーを削除
- 週次ダッシュボードで改善サイクルを自動化
アフィリエイトリンククリックをイベント計測する方法
アフィリエイト収益を最大化する第一歩は「どのリンクがクリックされたか」を正確に捉えることです。アメブロの自由度ではスクリプト埋め込みが難しいため、“URLパラメータ+GA4イベント作成”がもっとも手軽かつ確実な方法になります。
【実装ステップ】
- アフィリエイトURLの末尾に?utm_content=aff_clickを追加(既存パラメータがある場合は
&
で接続) - GA4管理→〈設定〉→〈イベント〉→〈イベントを作成〉へ進む
- 「既存イベントから作成」を選びevent_name=clickを元に新規イベントを作成
- 条件:page_location に「aff_click」を含む→〈次へ〉
- 新イベント名を「aff_click」と入力し保存
- 同画面で〈コンバージョン〉スイッチをONにして登録
【仕組みのイメージ】
- ユーザーがリンクをタップ
- GA4が自動イベントclickを検出
- URLにaff_clickが含まれるため新イベントaff_clickが発火
- コンバージョンに計上→レポートに反映
よく使うパラメータ | 用途 | 計測例 |
---|---|---|
aff_click | アフィリリンククリック | 商品リンクボタン |
pick_click | Ameba Pickクリック | Pickウィジェット |
banner_click | サイドバナータップ | 自社サービス誘導 |
- リンク短縮サービスは避け元URLを保持
- 同一記事で複数リンクならaff_click1など枝番を付与
- パラメータ名は英小文字・数字・アンダースコアのみ
- 広告ASPで改変禁止とされている場合、パラメータ追加が規約違反になる可能性→事前に確認
- 短縮URLやリダイレクトURLはpage_locationの条件に一致しない→元URLで設定
- イベント作成後、反映まで最大24時間かかる→すぐテスト結果が出なくても慌てない
Looker Studio連携とA/Bテストで収益を最大化するコツ
GA4単体でも収益改善の示唆は得られますが、Looker Studio(旧Data Studio)を組み合わせると「PV・滞在時間・リンクCV・広告収入」を一画面で比較でき、施策の優先順位付けが格段に速くなります。
さらにA/Bテストを実行しダッシュボードで結果を自動集計すれば、感覚ではなくデータに基づく改善が可能です。
【Looker Studio連携手順】
- Looker Studioを開き〈+新しいレポート〉→〈データを追加〉をクリック
- コネクタ一覧から〈Google Analytics〉→GA4プロパティを選択
- 参照したいディメンション(ページタイトル、イベント名)と指標(CV数、CTR)を選び〈追加〉
- ページを2枚構成にし「収益ダッシュボード」「テスト結果」などタブを分ける
- 「共有」→「リンクを知っている全員」に変更し自分宛にメール自動送信設定
パネル例 | ディメンション | 指標 |
---|---|---|
記事別CVR | ページタイトル | aff_click/page_view |
PV推移 | 日付 | page_view |
チャネル別収益 | デフォルトチャネル | aff_click/UU |
【A/Bテスト実践ステップ】
- テスト対象を「CTAボタン文言AとB」「ボタン色青と赤」など1要素に絞る
- 記事を複製し?version=Aと?version=Bのパラメータを追記
- GA4でpage_locationにversion=Aを含む→イベント名cta_A
- 同様にBを設定しコンバージョンを「cta_click」に統合
- Looker Studioで日次CVR差をラインチャートで可視化
- 統計的に有意(CV50件以上/差10%超)が出たら勝者を本番反映
- リアルタイムでクリック差を確認→テスト期間を短縮
- チーム共有URLでPDCAが属人化しない
- 勝ちパターンをテンプレ化し他記事へ横展開
- 複数要素を同時に変えると因果関係が不明確
- テスト期間は最低1週間、曜日要因を均一化
- 勝者決定後は必ず敗者パラメータを301リダイレクトして評価を一本化
Looker Studio連携で“見える化”、A/Bテストで“証明”を行えば、収益改善の判断がスピーディーになります。GA4のイベント計測と合わせて運用することで、アメブロの広告・アフィリエイト収益をデータドリブンで最大化しましょう。
まとめ
GA4はUAの後継として必須ツールとなり、アメブロでも簡単に導入できます。
プロパティ作成→測定ID貼付→レポート分析の3ステップでPVや滞在時間を可視化し、イベント設定やLooker Studio連携で成果指標を深掘りすれば、集客と収益を同時に最適化できます。記事で紹介した手順を実践し、データに基づいた改善でブログの成長を加速させましょう。