アメブロには月額課金で強化できる「プラス・ライト・スタンダード」の3つの有料プランがあります。広告非表示や画像容量無制限、固定アナウンスなど機能と料金が大きく異なるため、目的に合わないプランを選ぶとコストだけが先行しがちです。
本記事では各プランの公式スペックを一覧表で比較し、集客・収益化・デザイン自由度の観点からメリットと注意点を徹底解説。さらに30日無料トライアルの賢い使い方や費用回収シミュレーションも紹介するので、あなたに最適なプランがひと目で分かります。
目次
有料プラン3種類の料金・機能早見表

アメブロの有料プランは「プラス(980円)」「ライト(1,490円)」「スタンダード(2,490円)」の3段階構成です。すべて月額課金で、Webブラウザでの申込みはクレジットカード決済のみですが、iOS/Androidアプリ経由の場合はApple ID/Google Playサブスクリプションでも支払えます。
画像容量の無制限化やブログトップのカスタマイズは全プラン共通ですが、固定アナウンスと広告非表示はライト以上、オンラインレッスンのアーカイブ視聴はスタンダードだけの特典です。無料版からアップグレードすると、ページ読み込み速度が向上し離脱率が下がるだけでなく、ブランドイメージを保ったまま集客・収益施策を展開しやすくなります。
特に広告非表示はファーストビューの印象改善とコアウェブバイタルのCLS対策に直結するため、SEOにも好影響を与える点が見逃せません。30日無料トライアルを活用すれば、費用をかけずに各機能を実環境でテストできるので「PVがどの程度伸びるか」「Pick報酬が何%上がるか」を事前に計測してから本契約へ進めるとリスクを最小化できます。
プラン | 月額(税込/Web) | 主な機能 |
---|---|---|
プラス | 980円 | 画像10MB・容量無制限/ブログトップ拡張 |
ライト | 1,490円 | プラス機能+広告非表示+固定アナウンス+ライブレッスン |
スタンダード | 2,490円 | ライト機能+レッスンアーカイブ視聴 |
- 広告を消してUXとCVを高めるか
- 固定アナウンスで全記事一括CTAを使うか
- レッスン視聴で運営スキルを伸ばすか
公式スペックを一覧化!無料版との主な差分
無料版から有料プランへ切り替えると、まず画像アップロード上限が「3MB⇒10MB」に拡張され、高解像度の写真やインフォグラフィックを劣化なく掲載できます。さらに画像フォルダの総容量が無制限になるため、長期運用でストレージを気にする必要がありません。
次に大きいのがブログトップ機能の解放です。無料版ではロゴと背景色程度しか変更できませんが、有料ではカバー画像・SNSリンク・注目エリアを自由に設定でき、ECサイトやLINE公式への導線をトップに常設できます。
加えて各プラン共通で「メッセージ保護機能」が有効化され、不審なDMを自動遮断してスパム被害を抑制。無料版にはない有料プランバッジもプロフィール横に表示されるため、読者から見ると“公式感”が高まり信頼度が向上します。このように画像・デザイン・安全性の三方向でブログの土台が強化されることが、無料版と最も大きく異なるポイントです。
機能 | 無料 | プラス | ライト/スタンダード |
---|---|---|---|
画像容量 | 3MB/総2GB | 10MB/無制限 | 10MB/無制限 |
ブログトップ拡張 | × | ○ | ○ |
広告非表示 | × | × | ○ |
固定アナウンス | × | × | ○ |
オンラインレッスン | × | × | ライブ/アーカイブ※プラン差 |
- 高解像度画像で商品の質感を正確に伝えられる
- トップページにCTAを配置し回遊率アップ
- スパムDMをブロックし運営ストレスを軽減
画像容量・広告有無・レッスン視聴権をチェック
有料プランを選ぶ決定打になりやすいのは「画像容量」「広告非表示」「オンラインレッスン」の3要素です。画像容量は全プラン共通で強化されるため差別化ポイントにはなりませんが、広告非表示とレッスン視聴はプラン間で大きく機能差があります。
ライトとスタンダードは広告を完全に排除できるため、ファーストビューのCLS改善でSEO評価が上がり、記事下の固定アナウンスがすぐ視界に入ることでCTRも上昇します。一方プラスは広告が残るためUX面の伸び代が限定的ですが、月額コストが抑えられるので“写真映えを優先したい趣味ブロガー”に適しています。
オンラインレッスンはライブ視聴のみライト、アーカイブまで無制限視聴できるのがスタンダード。この差は「リアルタイム視聴が難しいビジネスパーソン」ほど大きく、夜間や週末にまとめて学習したいならスタンダードの価値が高まります。
- 写真・イラスト中心の作品ブログ→プラスで十分
- 広告ストレスをゼロにしてCV率を上げたい→ライト以上
- 最新SEO・SNS講座をアーカイブで学びたい→スタンダード一択
- 広告収益が月1,000円以上ある場合、非表示で赤字にならないか
- レッスンを活用する時間を確保できるか
- 固定アナウンスを運用する体制があるか
3要素を天秤にかけ、自分の運営目的とリソースにフィットするプランを選ぶことが、費用対効果を最大化させる近道です。
プラン別メリット・デメリット徹底比較

3つの有料プランは、月額料金だけでなく「広告表示」「固定アナウンス」「オンラインレッスン」など機能の組み合わせが大きく異なります。ブログの目的が集客なのか、ブランド構築なのか、あるいは作品発表の場なのかによって“ベストな選択肢”は変わるため、メリットとデメリットを同じ土俵で比較することが重要です。
たとえばライトとスタンダードは広告を完全非表示にできる点で共通ですが、レッスンの視聴範囲や月額コストは異なります。一方プラスは広告が残るものの、価格が抑えられているためコストパフォーマンスに優れます。
下表では〈費用・UX改善度・学習コンテンツ・CV機能〉の4軸で各プランを5段階評価し、どこに強みと弱みがあるかを可視化しました。
項目 | プラス | ライト | スタンダード | 解説 |
---|---|---|---|---|
月額料金 | ◎ | ○ | △ | コスパ重視ならプラス |
UX改善(広告無) | △ | ◎ | ◎ | 広告ゼロはライト以上 |
CV機能(固定告知) | × | ◎ | ◎ | 全記事CTAはライト以上 |
学習コンテンツ | × | ○(ライブ) | ◎(全視聴) | 運営力アップはSTD最強 |
- 広告ゼロ+全記事CTA→ライト/スタンダード
- 学習で差を付ける→スタンダード
- 費用を最小に→プラス
集客・収益化に強いのはどれ?ライト vs スタンダード
集客とマネタイズを最優先に考えるなら、候補はライトかスタンダードの二択です。両者とも広告非表示と固定アナウンスを搭載しており、Google コアウェブバイタルのCLS改善と記事末尾一括CTAでCV率を押し上げられる点は共通。
しかしライトは「オンラインレッスン=ライブのみ視聴」という制限があるため、平日日中に作業できる人でなければ学習機会を逃しやすくなります。スタンダードはアーカイブ視聴が解放されているため、夜間や休日にまとめてインプット→すぐ実装というPDCAサイクルを回せるのが強みです。
また、レッスン資料には最新SEO・SNS攻略が含まれているため、検索アルゴリズムのアップデートや新SNSトレンドに機敏に対応でき、長期的な集客基盤を安定させられます。
費用面では月額1,000円差がありますが、固定アナウンス経由のPick報酬と自社商品の成約が月3,000円以上伸びる見込みがあるなら、スタンダードの方が早期に投資を回収できます。
- 短期のキャンペーン強化・広告ストレス軽減が目的→ライト
- 継続学習+メディア運営力を底上げ→スタンダード
- 試算例:Pick報酬1クリック120円×月30成約=3,600円→STD黒字
- 現在の広告収益とPVを把握
- CTA導線を即実装できるか確認
- レッスン活用時間が取れるか自問
プラスプランは趣味ブロガーに最適か検証
プラスプランは広告が残るため集客効率ではライト以上に劣りますが、月額980円という低コストで画像容量無制限・トップページ拡張を享受できる点が趣味ブロガーにマッチします。たとえばハンドメイド・イラスト・レシピなどビジュアル重視のジャンルでは、高画質写真をアップし続けても容量制限に悩まされません。
また、カバー画像やSNSリンクをカスタムできるため、InstagramやPinterestと連携して作品ポートフォリオを作ることが可能です。ただし広告バナーが挿入される分、ページが重くなり読者が離脱しやすいデメリットもあるので、以下の対策で補うと費用対効果が高まります。
- 記事冒頭に「目次」を設置し滞在時間を底上げ
- Ameba Pickで作品に関連するツールや材料を紹介し副収益を確保
- ブログトップの注目エリアに作品販売ページへのリンクを常設
- 広告収益が月1,000円未満なら費用回収しやすいが、3,000円以上なら逆効果
- 固定アナウンス非対応なので全記事から一括CVは不可
- 将来的に集客・収益を拡大したいならライトへの乗り換え想定を
結論として「写真重視で広告による収益減を許容できる趣味運営」にはプラスが最適。一方で、ファン化→物販・オンライン講座など収益導線を伸ばしたい場合は、早い段階でライト以上へアップグレードする方が長期的なリターンは大きくなります。
申し込み・乗り換え手順と30日無料トライアル活用法

アメブロの有料プランは、ブラウザまたはスマホアプリから3分ほどで契約できます。とくに初回は30日無料トライアルが付くため「PVや収益が本当に伸びるか」をノーリスクで検証できるのが大きな魅力です。申し込み前に準備するのは〈クレジットカード※VISA・Master・Amex〉だけ。
デビットやプリペイドは使えないので注意しましょう。トライアル期間中でもプラン機能はフル開放され、画像容量や広告非表示などをリアルタイムで体験可能です。
無料期間終了の24時間前までに解約すれば料金は一切発生しないため、カレンダーにリマインダーを設定しておくと安心です。
さらに、期間中にライト→スタンダードへアップグレードした場合でも残り日数はそのまま引き継がれるため、「まずライトで検証→手応えがあれば即スタンダードへ移行」という段階的な評価も可能。逆にダウングレードは次回更新日まで反映されない点を踏まえ、計測スケジュールを組むと失敗を防げます。
ステップ | やること |
---|---|
①準備 | 対応クレカを用意・トライアル終了日をメモ |
②申し込み | ログイン→プラン選択→カード情報入力→申込 |
③検証 | 無料期間中にPV・CTR・報酬推移を記録 |
④判断 | 終了24h前までに継続or解約を決定 |
- 広告非表示後の表示速度と離脱率
- 固定アナウンス経由のクリック数
- Pick報酬・自社商品の成約変化
申し込みはhWeb決済がお得
スマホアプリ内のサブスク課金はストア手数料が上乗せされるため、ストア課金はWebより高めですが、差額はプラス:+230円/ライト:+160円/スタンダード:+490円(いずれも月額、税込)です。
以下のフローはPCでもスマホブラウザでも共通で、キャプチャ画像を横に並べておけば読者が迷うことはありません。
- アメブロにログインし、右上メニュー「ブログ管理」をクリック
- 有料プラン一覧ページで〈プラス/ライト/スタンダード〉を比較
- 希望プランの「申し込む」ボタンを押す
- 決済画面でカード情報(名義・番号・有効期限・CVC)を入力
- 規約に同意し「申し込みを確定」をクリック→完了画面で終了
- ブログをリロードし、広告非表示・バッジ表示などを確認
項目 | Web決済 | iOS課金 | Android課金 |
---|---|---|---|
月額(プラス例) | 980円 | 1,210円 | 1,210円 |
決済経路 | 直接クレカ | Apple ID | Google Play |
解約窓口 | プラン設定画面 | iOSサブスクリプション | Google Play定期購入 |
- 最安料金で利用できる
- 解約・プラン変更も同じ画面で完結
- カード明細でブログ経費を一括管理しやすい
最後に、決済エラーの大半は〈3Dセキュア未設定〉〈入力名義とカード名義の不一致〉が原因です。申し込み前に本人認証サービスを有効化し、名義を英字で統一しておけばスムーズに完了します。
アップグレード・ダウングレード時の注意点
プラン変更は管理画面の「有料プラン設定」から1タップで可能ですが、変更反映のタイミングと課金サイクルを理解しておかないと「同じ月に二重請求」「機能停止で導線崩壊」といったトラブルを招きます。
- アップグレード(高いプランへ):即時反映、差額は日割り計算で当月請求
- ダウングレード(低いプランへ):次回更新日から反映、差額返金なし
- 同額プラン間の切り替え:更新日まで待機
ケース | 反映タイミング | 実務上の注意 |
---|---|---|
ライト→スタンダード | 即日 | 広告OFF継続・レッスンすぐ視聴可 |
スタンダード→ライト | 次回更新日 | アーカイブ視聴は期日まで保持 |
ライト→プラス | 次回更新日 | 広告が再表示されるため、告知導線を要再設計 |
- アップグレードはキャンペーン開始2日前までに実施
- ダウングレードは固定アナウンス撤去・広告再表示を事前チェック
- 更新日の24時間前を過ぎるとキャンセル不可
特にダウングレード後は、広告が復活してレイアウトが崩れる可能性が高いので、更新日前日にテストアカウントで表示確認を行ったうえで実行すると安全です。適切なタイミングと手順を押さえ、プラン機能を最大限に活かしながらコストを最適化しましょう。
目的別おすすめプラン診断&費用回収シミュレーション

アメブロの有料プランは「どの機能に投資すべきか」を目的別に見極めることで、費用対効果が大きく変わります。ブランド強化や予約導線を重視するビジネスアカウントと、広告収益を残したい趣味ブロガーでは、必要機能も資金回収タイミングも異なるからです。
まずは〈ブログの目的〉〈月間PV〉〈現行広告収益〉〈今後伸ばしたい収益源〉の4項目をセルフ診断し、プラス/ライト/スタンダードのどれが最短で黒字化できるかを定量的に把握しましょう。以下の診断マトリクスと収益シミュレーションを活用すれば、プラン選定の迷いを数値で解消できます。
診断項目 | 回答A | 回答B | 回答C | 推奨プラン |
---|---|---|---|---|
目的 | 作品公開 | 副業収益 | 公式サイト | プラス/ライト/スタンダード |
月間PV | 〜5,000 | 5,000〜30,000 | 30,000〜 | プラス→ライト→スタンダード |
広告収益 | 1,000円 | 1,000〜5,000円 | 5,000円 | ライト/スタンダード/要試算 |
伸ばしたい収益 | Pick | Pick+物販 | 自社サービス | ライト/スタンダード/スタンダード |
- 広告収益が小さいほど広告非表示の恩恵が大きい
- 自社サービス誘導には固定アナウンス必須
- 学習コンテンツを使い倒せるなら投資回収は早い
ビジネス利用・副業ブロガー・完全趣味で最適解は変わる
ビジネス利用(企業・士業・店舗)は、広告を完全に排除してブランド一貫性を担保しつつ、固定アナウンスで予約・資料請求を全記事から誘導できるスタンダードが最適です。
オンラインレッスンのアーカイブ視聴でSEO・SNS最新手法を継続学習できるため、社内にWeb担当者がいない場合でも自走力が高まります。
副業ブロガー(月5,000〜30,000PV、Pickや物販で収益化)は、ライトがコスパと機能のバランスに優れます。
広告非表示でCV率を高め、固定アナウンスで一括CTAを設置できるため、追加報酬月3,000円のハードルは比較的低いです。ライブレッスンでトレンドをキャッチし、必要なら成果を見てスタンダードへアップグレードする段階戦略が有効。
完全趣味層(〜5,000PV)や作品系クリエーターは、画像容量無制限とトップカスタムが得られるプラスで十分。広告収益が月1,000円未満なら、広告が残っても費用を上回るデメリットは小さいですが、将来物販に挑戦する意欲が芽生えたら早めにライトに乗り換えたほうが固定アナウンスを生かせます。
ユーザー層 | 重視ポイント | 推奨プラン |
---|---|---|
法人・店舗 | ブランド統一/問い合わせ増 | スタンダード |
副業ブロガー | 広告OFF/Pick&物販CV | ライト→成果次第でSTD |
趣味クリエーター | 高画質作品展示/低コスト | プラス |
- 広告がブランドイメージを損なっていないか
- 全記事CTAを運用できる体制があるか
- レッスンを定期視聴する時間を確保できるか
PV・広告収益・Pick報酬から損益分岐点を算出
プラン料金が投資に見合うかは「広告収益を失う額」と「追加で得られる利益」を比較すれば一目瞭然です。以下は月間PV・クリック率・報酬単価を入力すれば自動で損益分岐点を出せる簡易モデルです(数字は例)。
項目 | 計算式 | サンプル値 |
---|---|---|
失う広告収益 | 月間PV×CTR(0.5%)×RPM(¥50) | 10,000×0.005×50=¥2,500 |
必要追加利益 | 月額料金+失う広告収益 | ライト:¥1,490+¥2,500=¥3,990 |
Pick必要成約数 | 必要追加利益÷1成約単価(¥120) | 3,990÷120≈34成約/月 |
スタンダードの場合 | (¥2,490+¥2,500)÷120 | ≈42成約/月 |
このモデルで〈月間PV×Pick想定CV率〉が必要成約数を上回るなら黒字化が見込めます。たとえば月1万PV・固定アナウンスCTR2%・成約率30%なら、成約数は60件(=10,000×0.02×0.30)となりライトもスタンダードも損益分岐点を超えます。
逆にPVが少ない場合は、広告収益を残しつつプラスに留め、画像クオリティとデザインで読者を増やしたうえでアップグレードするステップアップ戦略がおすすめです。
- 現在の広告収益を把握
- 導入後に見込めるCV増加を試算
- 計算式で必要成約数を算出
- PV×CTR×成約率が上回るか確認
数値で可視化することで「なんとなく高そう」「回収できるか不安」というモヤモヤが消え、あなたのブログ状況に合った最適なプランがクリアに見えてきます。
まとめ
アメブロ有料プランは、機能と料金のバランスで選ぶのが成功のコツです。ブランド強化とCVアップを狙うならライト以上、オンラインレッスンや全記事CTAも活用したいならスタンダード、広告収入を残しつつ見栄えを改善したい趣味ブロガーはプラスが適しています。
本記事の比較表と費用回収シミュレーションを参考に、まずは無料トライアルで効果を検証し、PV推移や報酬額を計測してから本契約へ進めば失敗を防げます。適切なプラン選びで、ブログ運営の可能性を最大化しましょう。