アメブロで広告収益を増やしたい人向けに、実践で使える10の方法をまとめました。AmebaPickの始め方、商品選びの基準、リンクの置き方、比較・レビュー・季節ネタの作り分け、ボタン文言や内部リンクでの導線づくり、SNS告知のコツ、そしてクリック率と収益の追い方までを順に解説。規約やPR表記、アカウント安全のポイントも押さえつつ、今日から数字を動かす手順がわかります。
前提ルール/基礎
アメブロで「広告で稼ぐ」とは、基本的にAmebaPick(アメブロ公式のアフィリエイト機能)を使い、記事内で紹介した商品が「読者のクリック→購入」などの成果につながったときに紹介料を受け取る形を指します。外部ASPのアフィリエイトリンクは原則使えないため、まずはAmebaPickを正しく理解することが出発点です。さらに、タイアップ(記事広告)や自社商品の案内を行う場合は、PR表記や表現のルールを守ることが前提になります。美容なら体験ベースでの説明、飲食なら価格や予約方法の明記、ECならサイズ・送料の情報を添えるなど、読者が“次の一歩”を判断できる情報を過不足なく入れることが信頼につながります。最後に、アカウントの安全(ログイン保護・二段階認証)を整えておくと、長期の運営で思わぬ停止や乗っ取りリスクを避けやすくなります。
- AmebaPickが収益の中心。外部ASPは原則不可
- PR表記・誇張回避・出典明記は必須の基本
- 読者の判断材料(価格・サイズ・予約方法等)をセットで提示
アメブロで広告収益を得る仕組みの把握
収益の流れはシンプルです。AmebaPickで作成した商品リンクを記事や固定ページに設置→読者がクリック→一定の条件を満たす購入・申込みが発生→紹介料が付与、という順番です。成果の判定条件や金額は商品・ショップにより異なるため、記事側では「誰に」「どんな用途で」役立つかを明確にし、比較や体験を通じて選びやすくするのが近道です。美容なら「敏感肌向け」「屋外スポーツ向け」のように対象を先に示し、飲食は「◯◯駅から徒歩◯分」「昼は千円以内」など具体の基準を先出し、ECなら「一人暮らしの省スペース」「子どもでも扱える軽さ」など生活目線の情報に寄せます。設置場所は本文中の“理解直後”(比較の直後、使い方の直後)と記事末の“主ボタン”が基本。プロフィールや固定ページに常設の導線を置くと、指名買いの読者も逃しにくくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な手段 | AmebaPickの商品リンクを記事・固定ページに設置 |
| 成果の成立 | 読者のクリック後、購入や申込み等の条件を満たすと紹介料が付与 |
| 置き場所 | 本文の理解直後(補助)+記事末の主ボタン/プロフィール・固定ページの常設導線 |
| 情報の軸 | 対象・用途・価格・サイズ・予約方法など“判断材料”を先に提示 |
外部ASP禁止とPR表記の注意点
アメブロでは外部ASPリンクの使用が原則禁止です。アフィリエイトはAmebaPickを使う、タイアップ記事ではPR表記を入れる——この2点を守るだけでも多くのトラブルを避けられます。PR表記は記事の目立つ位置(冒頭か商品リンクの近く)に簡潔に記すのが親切です。また、誇張や断定は避け、体験ベースで具体的に伝えます。美容・健康・クリニック関連では、効果の断定や医療的な表現に特に注意が必要です。飲食でも、実際の価格や提供条件が変わり得るため、明記する際は“執筆時点”の情報であることを伝えると誤解が減ります。
- 外部ASPリンクは原則不可。アフィリエイトはAmebaPickを使用
- タイアップや紹介料の可能性がある記事はPR表記を明示
- 誇張・断定は避け、体験・比較・注意点で構成(美容・健康分野は特に慎重に)
アカウント安全と二段階認証の導入
収益化を続けるには、アカウントの安全が土台になります。ログイン情報の使い回しをやめ、長く複雑なパスワードを管理ツールで保管。二段階認証をオンにし、信頼済み端末を最小限に抑えます。連絡先メールは必ず受信できるものに更新し、重要なお知らせが迷惑フォルダに入らないよう設定を見直します。コメントやメッセージの窓口は固定ページに集約し、NGワードと承認制で荒れを予防。画像は自分で撮影した写真か、利用許可の明確な素材を使い、出典を明記します。スマホでの操作が中心になるため、公開前の最終確認は必ず実機で行いましょう。
- 二段階認証の有効化と強固なパスワード管理
- 連絡先メールの最新化と通知受信の確認
- 固定ページの窓口整備(お問い合わせ・ポリシー)とコメント承認設定
AmebaPick/実践手順
AmebaPickは、アメブロ標準のアフィリエイト機能です。外部ASPリンクを使わずに商品を紹介できるため、規約面の不安が少なく始めやすいのが強みです。この章では「開通→準備→掲載→運用」の流れを具体化します。まず、アメーバIDでAmeba Pick利用規約に同意し、楽天市場以外のアイテムについては報酬受け取りのためにドットマネーby Amebaの受取設定を行い、楽天市場のアイテムを扱う場合は楽天アフィリエイトIDとの連携も済ませます。次に、読者に合うジャンル(美容・日用品・キッチン用品など)を決め、商品候補を短く比較できる下ごしらえを行います。掲載時は、記事の“理解直後”と“記事末”にだけリンクを置き、多すぎる導線で迷わせないことがポイントです。運用は、クリックと成約の仮説を1つずつ検証し、文言や配置を小さく調整します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開通 | 規約同意→AmebaPickを編集画面で有効化→ドットマネー受取設定 |
| 準備 | 読者に合うジャンルを決定→商品候補を3〜5点に絞る |
| 掲載 | 比較直後と記事末に配置→PR表記を明示→画像と要点を併記 |
| 運用 | 週次で文言・位置を1か所だけ変更→翌週の差で判断 |
AmebaPick連携と初期セットの導入
最初にやることは3点です。ひとつ目は、AmebaPickの利用規約に同意し、編集画面でボタン(商品を挿入)を使える状態にすること。ふたつ目は、報酬の受け取り先としてドットマネーの設定を済ませること。みっつ目は、PR表記とプロフィール・固定ページ(お問い合わせ/プライバシーポリシー)の整備です。美容・EC系の読者が多い場合は、プロフィールに「どんな悩みを解決する記事か」を一言で記載し、記事末の導線と揃えると、クリック前の不安が減ります。飲食の読者が多いブログでも、キッチン用品や保存容器など“読者の生活に直結する商品”で始めると親和性が高いです。
- 編集画面でAmebaPickボタンの表示を確認→規約同意を完了
- ドットマネー受取の設定を実施(受取手順を保管)
- PR表記テンプレを用意(記事冒頭またはリンク近くに短く明示)
商品ジャンルと報酬テーブルの基準
どの商品でも良いわけではありません。初心者は「読者ニーズ×在庫安定×購入しやすい価格帯」の交差点から始めると、クリックと成約が揃って伸びやすいです。報酬はショップやカテゴリで条件が異なるため、単価だけでなく“実際に動く確率(成約率)”を合わせて考えます。美容なら定番コスメ・日焼け止め・ヘアケア、飲食寄りならキッチンツール・保存容器・調味料のセット、EC読者向けなら生活家電の消耗品や小型雑貨など、リピート・ギフト需要を狙える領域は試しやすいです。
- 在庫と配送が安定(欠品・納期のブレが小さい)
- 3,000円前後までの“試しやすい価格帯”が中心
- 比較しやすい違い(容量・素材・サイズ)がある
リンク作成と記事への設置のコツ
リンクは「読者が納得した直後」と「この記事を読み終えた時」にだけ置きます。比較表の直後や、使い方・注意点の直後は“理解直後”に当たり、行動しやすいタイミングです。記事末は主目的を1つに絞り、ボタン文言は〈公式で詳細を見る〉〈最安を確認する〉〈サイズを確認する〉のように、押した後が想像できる言葉にします。美容なら「合う人・合わない人」を明記した段落の後、飲食なら「アクセス/予算」の後、ECなら「サイズ・設置スペース」の後に置くと、クリックが自然に積み上がります。
| 置き場所 | ねらいとコツ |
|---|---|
| 比較直後 | 判断材料が揃った瞬間。補助リンクを1回だけ配置 |
| 使い方直後 | 不安が解けた直後。〈サイズを確認〉〈公式のQ&Aを見る〉が有効 |
| 記事末 | 主ボタンは1つだけ。関連記事は多くても2本までにする |
| プロフィール/固定 | 常設導線で指名買いに対応。PR表記と窓口ページを近接配置 |
設置後は、文言か位置のどちらか1要素だけを変え、1週間の差で判断します。リンクを増やし過ぎるより、置き場と言葉を磨くほうが、クリック率は安定して改善します。
記事タイプ/導線作り
「どんな記事でAmebaPickを押してもらうか」は、タイプごとに役割を分けると決めやすいです。基本は、比較・ランキングで“全体を俯瞰”、体験レビューで“個別を深掘り”、季節・イベントで“今すぐ感”をつくる三本柱。各記事の中では、理解が進んだ直後に補助リンクを1回、記事末に主ボタンを1つだけ置く、と導線も統一します。美容なら「敏感肌向け日焼け止め比較→個別レビュー→使い方」、飲食なら「駅別ランチまとめ→店舗レビュー→予約案内」、ECなら「用途別ランキング→商品レビュー→サイズの確認」の順で回遊を作ると、迷いが減りクリックが素直に積み上がります。
- 比較・ランキング=入口。条件をそろえて“違い”を一目で提示
- 体験レビュー=深掘り。写真と数字でイメージを確定
- 季節・イベント=今。買う理由(タイミング)を言語化
比較・ランキング記事の作り方
比較・ランキングは“選びやすさ”が命です。最初に比較条件(価格帯・対象者・用途・サイズなど)を冒頭で宣言し、同じ物差しで並べます。次に、表で「ココが違う」を一目で可視化。3〜5点に絞り、「どの人にはどれが合うか」を一行コメントで添えます。美容では「紫外線吸収剤の有無」「白浮き」「落としやすさ」、飲食では「予算」「駅からの距離」「席数と混雑時間」、ECでは「サイズ」「重さ」「メンテのしやすさ」が判断材料になりやすい項目です。表の直後に補助リンク(例:〈合う人別の選び方を見る〉)を1回だけ置き、記事末に主ボタンを1つだけ。これだけで離脱と迷いが減ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 比較条件 | 価格帯/対象者/用途/サイズなどを冒頭で明記 |
| 並べ方 | 3〜5点に絞り、同じ指標(例:容量/回・重さ・距離)で比較 |
| 差の見せ方 | 表で主要3項目を可視化+「合う人」一行コメント |
| 導線 | 表の直後に補助リンク1回→末尾に主ボタン1つ |
体験レビューと写真の見せ方の工夫
レビューは「結論→理由→体験→注意→まとめ→行動」の順で、読み手の不安を一つずつ潰すのがコツです。写真は“全体→部分→使用中”の並びを基本に、1枚ごとに短い説明を添えます。美容なら「箱・中身→テクスチャ接写→塗布前後」、飲食なら「外観→メニュー→料理アップ」、ECなら「全体→サイズ比較→設置・使用中」。数値は生活目線に変換し、「1回◯分」「◯週間で◯回」「◯cm×◯cm」「◯円/回」などにすると想像がしやすくなります。
- 結論を先に:誰向けに、どう良かったかを3行で提示
- 理由を一言:合う/合わない理由を具体に(成分・素材・容量)
- 体験を明記:期間・頻度・使い方・失敗例を写真と一緒に
- 注意を先回り:保管、サイズ、相性NGなどを短く
- まとめと行動:合う人/合わない人を再提示→主ボタンへ
写真の直後は理解が進むタイミングなので、補助リンク(例:〈サイズを確認する〉〈Q&Aを見る〉)を1回だけ配置。記事末は主ボタンを1つに絞り、押した後に何が起きるかが伝わる文言にします。
季節・イベントネタの取り上げ方
季節・イベントは「いま必要な理由」を作る最短ルートです。カレンダーを起点に“先回り”で記事を出すと、検索とSNSの反応を取りやすくなります。美容なら「花粉・紫外線・乾燥」など季節の悩みに合わせた特集、飲食なら「歓送迎会・花見・夏の冷やし・年末年始」など時期の需要、ECなら「新生活・母の日・防災」「年末の大掃除」など“行動が決まりやすい”テーマが相性良し。記事内では、冒頭で期間や締切、在庫に触れ、比較・レビューへの導線をセットにしておきます。
- 季節軸:悩み×時期(例:梅雨の時短ヘアケア/夏の汗対策)
- イベント軸:行事×用途(例:母の日の実用ギフト/新生活の省スペース家具)
- 締切・在庫:配達目安や混雑のタイミングを先に案内
過去記事はタイトルと冒頭を“今年向け”に差し替え、最新の価格・在庫情報を更新すると効果が戻りやすいです。SNSでは、季節のハッシュタグとセットで告知し、アメブロでは関連記事ブロックで“次に読む一本”を明示。記事末の主ボタンは1つに絞り、迷いをなくします。
クリック率/集客強化
クリック率は「言葉」「場所」「数」「端末」の4点で決まります。言葉は“押したら何が起きるか”を短く明記します。場所は“理解直後”と“記事末”に絞り、数は1画面1ボタン・記事内2〜3か所まで。端末はスマホ前提で、太めのフォント・十分な余白・高コントラストを守ります。美容の比較記事なら、表の直後に〈合う人別の選び方を見る〉、レビュー末に〈公式で詳細を見る〉。飲食の店舗記事は、アクセス説明の直後に〈地図を見る〉、末尾に〈席を予約する〉。ECのレビューでは、サイズ説明直後に〈サイズ早見表を見る〉、末尾に〈最安を確認する〉が機能しやすいです。クリックを増やすためにリンクを増やすのは逆効果になりがちです。置き場と言葉を磨き、週ごとに1か所だけ変えて比べる——この小さな循環が数字を押し上げます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 言葉 | 〈◯◯を見る/確認する/予約する〉で行動を具体に |
| 場所 | 理解直後(補助)+記事末(主目的)の2点に限定 |
| 数 | 1画面1ボタン、記事内2〜3か所までに抑える |
| 端末 | スマホ基準。フォント大きめ、余白広め、色のコントラストを強める |
ボタン文言と配置パターンの改善
ボタン文言は5〜10文字の“名詞+動詞”で、押した後が想像できる表現にします。〈こちら〉や〈詳しく〉は避け、〈比較表を見る〉〈予約方法を確認〉〈公式で詳細を見る〉のように書き換えます。配置は“導入直下(軽い行動)→理解直後(補助)→記事末(主目的)”の3パターンを使い分け。美容は比較表直後に補助リンク、レビュー末に主ボタン。飲食は上部に〈地図を見る〉、末尾に〈席を予約する〉。ECは本文中に〈サイズを確認〉、末尾に〈カートに入れる〉が素直です。テキストリンクよりボタンのほうが押されやすい場面が多いため、スマホでは幅広・高さ充分・上下余白を意識します。改善は“1か所だけ”が原則です。今週は文言、来週は余白、再来週は位置……と要素を分けて比べると、効いた原因がはっきりします。
- 導入直下=離脱防止の“軽い行動”(目次/要点3行/短い動画)
- 理解直後=比較・使い方・注意の直後に補助リンクを1回だけ
- 記事末=主ボタンは1つに絞り、目的を明確に
内部リンクと固定ページ案内の整備
回遊は「次に読む1本」と「最終地点」を明確にすると生まれます。関連記事は多くても2本まで。記事末の主ボタンの“直前”に同テーマの1本だけを置くと、迷いが減ります。最終地点となる固定ページ(お問い合わせ/予約/サービス案内/店舗情報)は、サイドバーと記事末に共通設置し、どこから来ても到達できるようにします。誘導文は短く、目的を明記。美容の比較→レビュー→購入、飲食のエリアまとめ→店舗→予約、ECのランキング→商品詳細→カートといった“矢印”が記事群でつながっているかを、月に一度は見直しましょう。
- 関連記事は記事末に1本(多くても2本)。文言は〈まず◯◯の比較を見る〉など具体に
- 固定ページは共通導線。〈予約フォームに進む〉〈無料相談の流れを見る〉のように目的を明記
SNS告知とハッシュタグ活用の運用
SNSは“ブログで伝え切れない一面”を補う場として使うと効果が出ます。Instagramはビジュアル訴求が強く、美容やECのレビューは「Before/Afterの1枚+要点3行」で告知→プロフィールリンクから誘導。Xは速報性が高いので、季節ネタやセール情報を短文で3回に分けて告知(公開直後/当日夜/翌日朝)。YouTubeは“使い方の動画”と相性がよく、ブログでは静止画・数値、動画では動き・音を見せると理解が早まります。どのチャネルでもハッシュタグは“検索されやすい言葉+固有のタグ”の組み合わせが基本。投稿には必ず「次の行動」を書き添え、アメブロの該当記事や固定ページに迷わず進めるようにします。
| チャネル | 運用の要点 |
|---|---|
| 写真1枚+要点3行+主要ハッシュタグ。プロフィールから記事へ誘導 | |
| X | 短文×3回の分散告知。季節・値引き・比較など角度を変える |
| YouTube | 使い方・レビュー動画と相性良し。動画内・概要欄でブログへ往復動線 |
SNSは“量より継続”。曜日と時間を決め、同じフォーマットで淡々と発信するとラクに続きます。反応の良かった投稿はアメブロ記事の冒頭にも埋め込んで“証拠”にし、次の記事の導入やボタン文言の素材として再利用しましょう。
計測体制/改善サイクル
アメブロで広告収益(AmebaPick)を伸ばすには、「表示→クリック→購入(送信)→報酬」を一本の線で見て、弱い箇所だけを小さく直す流れを固定することが近道です。最初に“見る数字”を統一します。記事ごとに、表示回数、ボタンのクリック数、クリック率、購入や申込みの件数、成約率、平均注文額、EPC(1クリック当たりの収益)、RPM(1,000表示当たりの収益)を同じ表で記録します。期間は直近7日と30日で比較し、スマホとPCを分けて確認します。美容なら「比較→レビュー」の遷移数、飲食なら「店舗→予約」遷移数、ECなら「レビュー→カート」クリック率など、業種ごとの“次の一歩”を一つ決めて追うと迷いません。週1回、15〜30分の見直し時間を確保し、文言・位置・余白など“1か所だけ”を変更→翌週差で判断、を繰り返すと、クリック率とEPCが堅実に上がっていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クリック率 | ボタンのクリック数÷記事の表示回数(%) |
| 成約率 | 購入・申込み数÷クリック数(%)。予約・カート到達なども可 |
| EPC | 収益÷クリック数(円/クリック)。報酬効率の目安 |
| RPM | 収益÷表示数×1,000(円/千表示)。記事の稼ぐ力の目安 |
| 評価期間 | 小変更は1週間、構成変更は2〜4週間で比較 |
クリック率と収益の追い方の基準
数字は「比べるため」に見ます。基準として、記事末の主ボタンのクリック率は1〜3%、比較直後や使い方直後の補助リンクは3〜7%、成約率(購入や予約到達)は10〜30%を狙いどころとすると判断しやすくなります(ジャンルや導線で上下します)。クリック率が弱い記事は、ボタン文言を〈こちら〉から〈公式で詳細を見る〉〈サイズを確認する〉のように“名詞+動詞”へ変更し、上下余白とコントラストを少し強めます。成約率が弱い記事は、ボタンの直前に“判断材料”を追加します。美容なら「合う人・合わない人」、飲食なら「予算・席数・混雑時間」、ECなら「サイズ・重量・設置可否」。EPCが低い商品は、単価が高くても買われにくい傾向があるため、価格帯や在庫が安定した商品に入れ替えるのも有効です。
- クリック率が弱い→文言・位置・余白のいずれか1つを変更
- 成約率が弱い→ボタン直前に“判断材料”を1つ追加
- EPCが低い→商品候補を3〜5点で入替テスト(価格・在庫・レビュー数を確認)
週次見直しとA/Bテストの進め方
改善は“小さく変えて、同条件で比べる”の繰り返しです。毎週同じ曜日・同じ時間に、上位3〜5記事の表示数、クリック数、成約数、EPC、RPMを表に記録し、最も弱い一つ(例:クリック率)だけを対象にします。変更は1か所だけに限定し、文言→余白→位置→見出しの順で試すと、原因が追いやすくなります。比較は同期間・同位置で行い、季節やセールなど外部要因はメモに残します。結果は「日付/対象記事/変更点/前週→今週の差/次にやること」を1行で残し、効いた要素はテンプレに取り込み、他記事へ横展開します。
- 数字を記録:表示・クリック・成約・EPC・RPMを記事別に更新
- 弱点を選ぶ:一番低い指標(例:クリック率)に絞る
- 1か所だけ変更:文言/余白/位置のいずれか
- 翌週比較:差を確認→テンプレ更新→横展開
禁止事項と炎上回避の最終チェック
収益化を長く続けるには、表現と運用のルールを最後に必ず確認します。アメブロでは外部ASPリンクの使用は避け、アフィリエイトはAmebaPickを使います。タイアップや紹介料の可能性がある記事はPR表記を入れ、誇張や断定を避け、体験に基づいて具体的に書きます。美容や健康関連では効果の断定・医療表現に配慮し、飲食では価格・提供条件が変わる可能性を明記するなど、誤解を減らす一文を添えます。画像は自分で撮影した写真や利用許諾の明確な素材に限定し、人物や店舗の写り込みには配慮します。コメント運用は承認制とNGワードでトラブルを避け、ログインは二段階認証で保護します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リンク | 外部ASPは避け、AmebaPickを使用。短縮URL乱用は控える |
| PR表記 | 冒頭やリンク近くに簡潔に明示。体験ベースで具体に |
| 表現 | 断定・誇張を避ける。比較は公平に、注意点もセットで記載 |
| 画像・権利 | 自前か許諾素材のみ。人物・店舗の写り込みに配慮 |
| 運用安全 | コメント承認・NGワード・通報導線を用意。二段階認証を有効化 |
最後に、公開前チェックを一枚にまとめておくと安心です。PR表記の有無、ボタン文言、リンク先、スマホ実機の見やすさ、誤字脱字、価格や在庫の更新日——この順に見直せば、大きなトラブルは避けやすくなります。
まとめ
広告で稼ぐ近道は「AmebaPickを正しく使い、導線と計測を小さく直し続ける」ことです。まず連携と初期セットを済ませ、比較・レビュー・季節ネタの型で記事化。主ボタンと関連記事を最小回数で配置し、週1回の数字チェックで文言や位置を一か所だけ改善しましょう。PR表記と二段階認証も忘れずに。小さな改善の積み重ねが、クリック率と収益の底上げにつながります。
























