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アメブロで稼ぐと確定申告が必要?年間所得額の基準と考え方

この記事ではアメブロで稼ぐ時の確定申告について解説していきます。

「アメブロで稼ぐと確定申告しなければいけないのか」と考え込んでいませんか?アメーバブログで少しでも収益化した場合、必ず確定申告しなければいけないわけではありません。実際には、アメブロで稼いだ額や本業or副業かで申告の有無が分かれます。そのため、正確な判断基準を理解しておくとことをおすすめします。

 

アメブロで稼ぐと確定申告が必須?

アメブロで収益化した場合、必ずしも確定申告が必要ではありません。確定申告の有無は、アメブロで稼いだ一年間の所得額と給与所得者かどうかで決まります。

確定申告は、1年間の稼ぎの中から納めるべき税金を計算して納税するための申告手続きです。アメーバブログで儲けた金額が大きくなるほど確定申告の必要性が出てくるため、収入額が増えてきたら早めに準備を始めましょう。

 

確定申告で算出する税金は、2種類あります。

  • 所得税
  • 住民税

アメーバブログでしっかり稼いでいるのに確定申告をせず、所得税や住民税を支払わずにいると、税務署よりペナルティを課せられる可能性があります。特に、アメブロで副業をしていると「本業ではないから確定申告しなくてもバレないのでは?」と思いがちです。

しかし、近年のフリーランスや個人事業主の増加により、税務署の税務調査が厳しくなっているため、嘘のない申告をしておくのがベストです。

 

いくら稼いだら確定申告が必要?

アメブロからの収入額がいくらになったら確定申告が必要かの基準は、2つあります。基準の違いは現在の職業や就業状態によって左右するため、2つの基準額の違いを把握しておくべきです。

アメブロで稼いだ場合、いくらから確定申告が必要なのかについて、詳しくお話ししていきます。

 

アメブロでいくら稼ぐと確定申告?

確定申告の有無を判断する時の所得額ラインは、主に2つあります。

  • 年間20万円以上をアメブロで稼いでいる(給与所得者)
  • 年間38万円以上をアメブロで稼いでいる(給与所得者以外)

 

つまり、給与所得があって副業でアメブロを運営している場合、アメブロで稼いだ年間の所得が20万円以上になったら確定申告をしなければいけません。

給与所得がなくアメブロからの稼ぎだけの場合は、アメブロの年間所得が38万円以上で確定申告の義務が発生します。

 

給与所得者と給与所得者以外の違い

給与所得とは、会社などの勤務先から受ける給料や賞与であり、すでに税金の計算済みの控除額が差し引かれた金額のことです。

一般的に、給与所得者と給与所得者以外のそれぞれの該当者は、以下のようになります。

  • 給与所得者・・・会社員(派遣・契約含む)、パート、アルバイト
  • 給与所得者以外・・・無職、主婦、学生、フリーランス、個人事業主

 

確定申告の必要性を決定する20万円と38万円の所得の基準は、それぞれの基礎控除額によって決められています。

  • 基礎控除額20万円=年間所得額20万円以上で確定申告(給与所得者)
  • 基礎控除額38万円=年間所得額38万円以上で確定申告(給与所得者以外)

 

ちなみに、2020年分より基礎控除額38万円を48万円に引き上げている自治体もあるので、確定申告前に確認しておくとよいでしょう。

 

アメブロの所得額の計算方法

アメブロで稼いだ所得額は、収入額から経費を引いた金額であり、経費はアメブロで稼ぐ際に必要になった費用をさします。例えば、次のような項目が費用になります。

  • インターネット通信料
  • 記事執筆に必要な商品購入代
  • 記事に使う写真素材購入費用

 

インターネット通信はアメブロの更新に必要なため、通信費用の何割かを経費に充てられます。

また、商品のレビューでアフィリエイトをしているのなら商品代金、記事に必要な写真素材を買わなければいけないのなら写真購入費用なども経費として計算できます。

 

経費がはっきりしたら、以下のような計算で所得額を出しましょう。

  • 収入額−経費=所得額
    例えば、アメブロのアフィリエイトの1年間の稼ぎが40万円で経費が8万円だったとします。所得額を出す場合の計算式は【40万円−8万円=32万円】となります。

 

所得額は32万円のため、給与所得者以外の人は確定申告の必要がありません。しかし、給与所得者は年間20万円以上が基準ですので、確定申告をしなければいけません。

このように所得額がわかりにくく、ある日突然、確定申告の必要性が出てくる恐れがあります。
そのため、儲け額が低くても収入額や経費を控えて準備しておくと安心です。

 

例外的に確定申告が必要な事例

確定申告が必要な所得額の基準はありますが、例外的に確定申告をしなければいけないケースがあります。ここで、給与所得者、給与所得者以外のそれぞれの例外ケースについてご説明します。

 

給与所得者の例外ケース

会社員などの給与所得者で、医療費控除や住宅ローン控除、雑損控除の関係で確定申告するケースがあります。その場合は、アメブロの年間所得が20万円以下であっても確定申告をして、所得額を申告しなければいけません。

 

給与所得者以外の例外ケース

会社員やパート・アルバイト以外のフリーランスや個人事業主の場合、アメブロの所得額が年間38万円以下であっても、メインの事業所得との合計によっては、確定申告が必要です。

フリーランスや個人事業主の所得は給与所得ではないため、まだ税金の計算が終わっていない状態です。

 

つまり、アメブロの所得と同じ扱いになるので、事業所得とアメブロの所得を合算して年間所得を出す必要があります。

例えば、事業所得が30万円で、アメブロの所得が10万円だとすると、確定申告で申告する年間所得額は40万円になります。アメブロの所得だけ見れば、確定申告は必要ありませんが、事業所得と合わせると確定申告が必要なので注意しましょう。

 

まとめ

アメーバブログで稼いだ場合の確定申告のルールについて詳しく説明してきましたが、いかがでしたか?

会社員や個人事業主、学生、主婦などの違いにより、確定申告をするしないが左右されるので、所得額だけではなく給与所得の有無も含めて正しく判断しましょう。