アメブロの全記事下部に一括で告知を表示できる「固定アナウンス」。キャンペーンや重要なお知らせを逃さず届け、CV率と再訪率を同時に高められる新機能です。
本記事では利用条件・設定手順から5大活用メリット、Ameba Pick連携による収益アップ事例まで徹底解説。設定5分でアクセス導線が劇変する秘訣を先取りしましょう。
目次
固定アナウンス機能とは?概要と表示仕様

アメブロの「固定アナウンス」は、ブログ内のすべての記事末尾に同じ告知やバナーを自動で挿入できる―いわば“全記事共通のCTAエリア”をワンタップで生成する機能です。
新商品リリースやキャンペーン情報、LINE公式の登録案内など「必ず読者に届けたい情報」を貼り忘れゼロで周知でき、しかも編集・保存と同時に過去記事にもリアルタイム反映されるため運用負荷を大幅に削減できます。HTMLとテキスト入力の両方に対応しているため、ボタン装飾や画像バナーも自由に設置可能。
- 記事ごとにバナーを貼り替える手間をゼロに
- 全記事のCVポイントを統一し分析も簡単
- リンク変更も一括更新で即時反映
設置位置は本文最下部に固定され、表示速度は通常記事と同程度。スマホ・PCどちらでも同一内容が表示されるため、閲覧環境による情報格差が生じません。
チェック項目 | 詳細 |
---|---|
表示箇所 | 各記事本文の末尾(広告下) |
入力形式 | テキスト/HTML両対応・画像貼付可 |
反映タイミング | 保存後すぐ全記事に反映 |
- 期間限定セールの告知で売上ブースト
- 無料メルマガ・LINE登録への導線強化
- Ameba Pick商品まとめリンクで成果報酬アップ
スマホ・PC表示の違いと読者動線最適化
固定アナウンスはスマホ閲覧を基準に設計されており、モバイルでは画面幅いっぱいにCTAが表示されるため視認性とタップ率が高いのが特徴です。
一方でPC閲覧の場合は本文幅が約650〜700pxに固定されるため、左右に余白ができクリック率が落ちやすい――ここを補うデザイン調整が動線最適化のカギになります。
端末 | おすすめ表示幅 | 最適化ポイント |
---|---|---|
スマホ | 100%(1カラム) | ボタンは幅広&大きめフォントで親指タップ誘導 |
PC | 600〜700px | 中央寄せ+余白調整、バナーは横長より縦長型が視線を集めやすい |
動線をさらに強化するテクニックとして、アナウンス内リンクは最大3つに絞るとクリック先が分散せずCTRが安定します。
また読者がスクロール離脱しやすい長文記事では、本文中盤に「続きを読む前にチェック!」といった誘導カードを挿入し、末尾の固定アナウンスと二段構えの導線を構築すると効果的です。
- 画像+テキストボタンを組み合わせマルチデバイス対応
- KARTEやGA4のイベント計測でクリック率を確認しA/Bテスト
- スマホ実機とPCブラウザ両方で表示崩れを確認
- スマホでボタンが折り返していないか
- PCで余白が広すぎないか
- リンク先がhttpsでSSL化されているか
モバイルファーストでCTAを設計し、PCでは余白調整と画面中央寄せを徹底――この二段アプローチが全端末で高い誘導効果を生む王道パターンです。
対応プランと利用条件の最新アップデート
固定アナウンスはリリース時点では旧「ビジネスプラン」専用機能でしたが、2024年のサービス改編によりライト(月1,490円)・スタンダード(月2,490円)へ統合され、両プランで利用できるようになりました。
無料プランやプラスプランでは未対応のため、機能を使うには有料プランへのアップグレードが必須です。また設定・編集はAmebaアプリ(iOS 17.3.0以上/Android 23.13.0以上)限定。ブラウザ版管理画面からは編集できない点に注意しましょう。
- ライト:広告非表示・画像高画質・固定アナウンス対応
- スタンダード:ライト機能+カバー画像カスタム・コンテンツ保護
- 旧ビジネスプラン:ライトへ移行し機能継続
旧ビジネスプラン(Amebaプレミアム〈広告をはずすコース〉など)は自動移行されません。解約しない限り継続利用できますが、ライト/スタンダード等の新プランへは利用者が手動でアップグレードする必要があります。
アップデートに伴い文字数上限が全角10,000文字に拡張され、長文セールスレター型の告知も作成可能になりました。ただしscriptタグやiframeなど一部の外部埋め込みはセキュリティ上ブロックされるため、外部計測ツールを挿入したい場合は短縮URLやクリック計測付きの画像リンクを活用すると安全です。
- アプリのバージョンが古いと設定画面が表示されない
- 有料プランを解約するとアナウンスも非表示になる
- HTMLタグの閉じ忘れはページ全体のデザイン崩れを招く
2025年4月のマイナーアップデートでは一部端末で表示遅延が報告されましたが、最新版へ更新すれば解消済み。プラン変更後は必ずアプリを最新状態に保ち、プレビュー機能で崩れがないか確認してから公開すると安心です。
固定アナウンスがもたらすメリット

固定アナウンスを導入すると、すべての記事末尾に同じ告知が自動表示されるため、ブログ全体で一貫したコンバージョン(CV)導線を作れます。
読者がどの投稿を閲覧しても常に最新オファーに触れるため、機会損失を最小化し、回遊率・成約率ともに向上。さらに表示箇所が固定されていることから、Googleアナリティクスやヒートマップでのクリック計測も簡単になり、PDCAが高速化します。
- CVポイントの統一で効果測定が容易
- 貼り替え不要で運用コストを大幅削減
- 告知変更時は一括更新で即反映
- SEO補助効果(全記事へ内部リンクが増加)
- スマホ・PC両対応で読者体験を損なわない
指標 | 期待できる改善幅 |
---|---|
回遊率 | +10〜25%(当社比テスト) |
CTR | +15〜40%(CTA統一時) |
運用時間 | −70%(記事ごとの貼り替え不要) |
- 全記事で告知漏れゼロ
- CV率アップと時短を同時実現
過去記事起点でCV率を底上げする仕組み
アメブロのアクセス解析を見ると、検索経由トラフィックの6〜7割は半年以上前のストック記事から発生するケースが珍しくありません。しかし過去記事は執筆当時のキャンペーンを紹介したまま放置されがちで、リンク切れや情報の陳腐化がCV率低下の原因になります。
固定アナウンスを使えば、こうした古い記事にも最新のCTAを自動挿入できるため、ストック記事本来のポテンシャルを引き出しやすくなります。具体的な流れは次のとおりです。
- 検索流入で過去記事に着地した読者が記事内容を熟読
- 記事末尾の固定アナウンスで最新キャンペーンを認知
- 興味関心が高まった状態で直後のリンクをクリック
この“回遊→熱量維持→CTAクリック”のシームレスな導線がCV率向上のカギです。さらにアナウンス内に専用のUTMパラメータを付与すれば、GA4で「固定アナウンス経由CV」を一括トラッキングでき、A/Bテストやリマーケティング施策に活かせます。
- リンク先LPのファーストビューにクーポンコードを設置
- 限定オファーの締切日を明記し即時性を演出
- バナー+テキストリンクの二重導線でタップ率向上
- アナウンス内リンクは1〜2本に絞る
- 読者の悩み/ベネフィットを20文字以内で提示
過去記事が資産に変わり、常に“現役の集客装置”として機能する――これが固定アナウンス最大の強みです。
更新負担ゼロで最新情報を即時反映
新商品のリリース、サービス価格の改定、LINE公式アカウントのID変更など、告知内容は日々アップデートが必要です。従来は「記事単位でバナーを探して貼り替え、リンクを確認し…」と膨大な作業時間が発生していました。
固定アナウンスなら、設定画面でテキストやHTMLを修正し「保存」ボタンをタップするだけで、過去の数百記事にわたるCTAが瞬時に置き換わります。
工程 | 従来フロー | 固定アナウンス導入後 |
---|---|---|
リンク変更 | 記事を個別編集→リンク修正→再公開 | 設定画面でURL置換→保存 |
作業時間 | 1記事約2分×200記事=400分 | 約2分で全記事完了 |
また、告知が終了したキャンペーンバナーをうっかり残すリスクも排除でき、情報鮮度を常に保てます。
- イベント告知→終了後は「開催レポート」リンクに切替
- Ameba Pickの季節商品→在庫切れ時は代替商品へ即差し替え
- セール期限定クーポン→期限切れになった瞬間コード削除
box class=”blue_box” title=”うっかりミス防止ポイント”]
- 変更後は必ずプレビューでリンク動作を確認
- アプリのキャッシュをクリアし最新状態を再読み込み
告知更新を“ワンオペ”で完結できるため、浮いた時間をコンテンツ制作や分析に充てられるのも大きな利点。運用効率を高めながら常に最新情報を届ける――それが固定アナウンスの真価です。
設定手順と注意点

固定アナウンスの設定は「Amebaアプリ→ブログ管理→固定アナウンス」の3ステップで完了しますが、途中で画像読み込みが遅い端末や旧OSを使っている場合、保存エラーが起きやすい点に注意が必要です。まずはアプリとOSを最新版へアップデートし、通信環境が安定したWi-Fi下で作業するとトラブルを避けられます。
設定画面ではテキスト入力とHTML入力を切り替えられますが、途中でモードを変更すると装飾が崩れるケースがあるため、作成前にどちらかを決めておくとスムーズです。
- アプリ・OSは最新バージョンに更新
- Wi-Fiで画像アップロード・保存を実行
- テキスト/HTMLモードは途中で切り替えない
作業フェーズ | チェックポイント |
---|---|
下準備 | アプリ・OS更新/画像リサイズ/告知文下書き |
設定 | モード固定/リンク先URL確認/保存後プレビュー |
公開後 | スマホ・PC両方で表示崩れ確認/GA4クリック計測 |
- 保存後は「下書き」ではなく「公開」を選択
- リンク切れは404チェッカーで事前スキャン
Amebaアプリでの操作手順と注意ポイント
Amebaアプリを使った固定アナウンス設定は、直感的なUIのおかげで5分あれば完了します。以下の手順を順守すれば、初心者でもエラーなく設定できます。
- アプリを起動し、右下の「ブログ管理」をタップ
- 「ブログデザイン・設定」内の固定アナウンスを選択
- 入力欄に告知文やHTMLコードを貼り付ける
- 画像を使う場合は「画像を挿入」からアップロード
- 「プレビュー」でスマホ表示を確認し、問題なければ「保存」→「公開」
作業中の注意点として、スマホで長文HTMLを編集するとタグ閉じ忘れを見落としやすいので、事前にメモアプリでコードを完成させてからコピペする方法がおすすめです。
また、保存ボタンを押した瞬間に過去記事へ即反映されるため、テスト表示を兼ねて“ダミー告知”を一時公開し、レイアウトが整ってから本番文へ上書きする安全策も有効です。
よくあるミス | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
改行が消える | テキストモードで タグ未挿入 |
HTMLモードで <br>追加 |
保存エラー | 画像容量オーバー | JPEGで1MB以下に圧縮 |
リンク遷移しない | URL前後の全角空白 | 半角で再入力 |
- タグ閉じ忘れはプレビューで崩れを確認
- 保存後の自動反映を逆手に取り“ダミー公開→上書き”で安全設定
HTMLリンク・装飾を安全に挿入するコツ
固定アナウンスはシンプルなテキストでも機能しますが、画像バナー+ボタンリンク+太字見出しの三点セットにするだけでCTRが1.5倍前後向上します。安全かつ効果的に装飾するためのコツは次のとおりです。
- <a>タグには必ずtarget=”_blank” rel=”noopener”を付与し外部遷移の安全性を確保
- <img>タグには幅100%を指定し、端末幅に自動フィット
- alt属性で画像内容を説明し、SEO補助+視覚障がい者にも配慮
- テキストリンクは20文字以内に圧縮し読みやすさをキープ
タグ | 使用可否 | 備考 |
---|---|---|
<a> | ◎ | noopener必須/JavaScriptリンク不可 |
<img> | ◎ | 1MB未満/WebP対応推奨 |
<iframe> | × | セキュリティ上ブロック |
<script> | × | 自動削除される |
さらに、クリック計測を行いたい場合はURL末尾にUTMパラメータを付与し、GA4で「utm_medium=fixed-announce」をディメンション登録すると後から効果測定が容易になります。
- PC表示では中央寄せ、スマホでは全幅表示
- 装飾は“画像→見出し→ボタン”の順で視線誘導
- リンクは1〜2本に厳選し分散クリックを防止
これらのルールを守れば、デザイン崩れやセキュリティリスクを心配せず、高い訴求力を持つ告知エリアを安全に構築できます。
集客・収益を伸ばす活用事例と最適化テクニック

固定アナウンスは「単にお知らせを貼る場所」ではなく、読者の行動を意図的に設計して売上へ直結させるハブページとして機能させると効果が跳ね上がります。
具体例として、月間20万PVの美容系アカウントでは〈限定クーポン→LP→LINE登録〉の3段導線を構築し、LINE登録率を従来比180%に引き上げました。
ポイントは以下の三本柱。
- タイムリー性(セール終了日時を明示)
- 価値訴求(先着特典・割引率を数字で提示)
- 信頼補強(購入者レビューの抜粋を掲載)
さらにGA4で「固定アナウンス経由」のイベントを設定し、記事別にCTRを比較することで露出記事の優先順位や訴求コピーの勝ちパターンを高速で発見できます。
成功事例 | 施策内容 | 成果 |
---|---|---|
ハンドメイド作家 | 新作販売開始を固定アナウンス告知 | 月間売上+35% |
オンライン講座 | 無料ウェビナー登録フォームへ誘導 | CV率2.1→4.5% |
サロン経営 | 季節限定クーポンと予約ページリンク | 予約件数+28% |
- 強いオファーは〈数字+期限〉で緊急性を演出
- 効果測定用UTMは「utm_medium=fixed-announce」などで統一
- クリック率が低い場合は見出し20文字・ボタン10文字以内に収める
キャンペーン告知×Ameba PickでCTR向上
Ameba Pickと固定アナウンスを組み合わせると、読者が商品詳細をチェックした直後に購入ボタンへ誘導できるためクリック率(CTR)が飛躍的に向上します。実践ステップは以下のとおりです。
- Pickで紹介したい商品をブログ本文中に配置し購買意欲を醸成
- 固定アナウンスに「今だけ◯%OFF+送料無料」のキャンペーンバナーを設置
- リンク先UTMを「utm_campaign=pick_cta」に設定して効果測定
この構成により、記事読了の熱量を逃さず「購入」へ一直線に導けます。
- バナーサイズは横幅100%・高さ180〜220pxがスマホでも視認性◎
- テキストリンクには「本記事限定特典」「先着50名」のフレーズを挿入
- 画像内にも価格・割引率を大きく配置しワンビュー完結型に
クリック率をさらに高めるテクニックとして、複数商品を紹介する記事は「ランキング形式」で興味を煽り、最終的に固定アナウンスへ集約。
Pick側の自己アフィリ上限を使う場合は、本人購入分を除外した成果報告画面をスクショ掲載し信頼性を補強するとCVが落ちずに済みます。
- キャンペーン期間を太字&赤文字で強調
- バナー直下に「残り◯日」のカウントダウンGIFを設置
- Pickリンク先はスマホアプリ起動リンクを優先
適切なタイムセール訴求とUTM管理で、CTR20〜45%、売上15〜30%向上が狙えます。
メッセージボード・SNS導線との組み合わせ最適化
固定アナウンス単体でも十分効果的ですが、メッセージボードや各種SNS導線を絡めて多層的なタッチポイントを設計すると、リピーター率とLTVが加速度的に伸びます。
まず、メッセージボードには“ブログ全体の総合入口”としてサービス・商品一覧を常設し、固定アナウンスは“旬の情報”に特化させると役割が明確になりクリックも分散しません。さらにSNSとの連携では以下のシナリオが鉄板です。
SNS | 導線設計 | 期待効果 |
---|---|---|
ストーリーズで「ブログ更新→固定アナウンス告知」へ誘導 | プロフィールリンクCTR+22% | |
X(旧Twitter) | 固定ツイートに記事URL+クーポンコード | 週次CV+18% |
LINE公式 | ステップ配信で記事リンク→特典バナー誘導 | 回遊率+25% |
なお、SNSリンクを固定アナウンス内に増やしすぎると読者が分岐に迷うため、本命リンク+SNS1つに絞り、「フォローで限定特典」といったインセンティブを添えると流入が安定します。
- メッセージボードは季節ごとにバナーを差し替え
- SNS投稿はブログ更新の1時間前にティザー配信
- 各チャネルのクリック数をスプレッドシートで月次比較
- 固定アナウンスはリンク最大3本
- SNS導線は最優先チャネルのみに限定
- ボタン色はブログ内で1〜2色に統一し視線を混乱させない
役割分担を意識した多層導線で、回遊率30%アップ、フォロワー増加速度2倍の事例も確認されています。ぜひ組み合わせ最適化を実践し、ブログ全体の収益ポテンシャルを最大化してください。
まとめ
固定アナウンスを使えば、すべての記事から一気に読者を誘導。告知更新の手間も減り、回遊率・成約率を同時に向上できます。本記事で紹介した設定手順と活用テクを再確認し、キャンペーン告知やAmeba Pickの商品紹介に活かして、アクセス導線を最大化しましょう。
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