アメブロで楽天・Amazon・ユニクロを紹介して副収入を得たい方へ。AmebaPickと外部ASPの違い、PR表記の基本、リンク作成と審査の要点、記事テンプレとコーデ提案、UTM計測とABテストまでを実務手順で解説します。初心者でも導入→検証→改善を迷わず回せる10の手順を提示します。
目次
アメブロアフィリエイトの基本と制約全体像
アメブロでアフィリエイト収益を狙う場合は、公式機能「AmebaPick」を中心に設計するのが前提です。
AmebaPickはアメブロ内で提供されるアフィリエイト機能で、審査通過後に対象ショップの商品リンクを記事へ挿入し、読者の購入成果に応じて報酬が付与されます。
楽天市場・Amazonなど主要ショップをAmeba PickからPickできます。取扱いは時期により変動するため、UNIQLO等はAmeba Pick内の検索で最新状況を確認してください。
リンクのレイアウトもブログに合わせて選べます。Amebaでは他社提供のアフィリエイト利用は“禁止”です。
アメブロで利用できるアフィリエイトは公式機能『Ameba Pick』のみ(※例外:楽天ROOM・ポイントサイトの友達紹介リンク)。
運用の基本は、①AmebaPickの審査→②ショップ・商品選定→③記事に自然な文脈で挿入→④PR表記の明示→⑤効果計測の順。価格や在庫は変動するため「最新はリンク先で確認」を添えて誤認を防ぎます。
まずはレビューや比較の型をテンプレ化し、週次でクリック率と完了数を見ながら見出し・画像・ボタン文言を微調整しましょう。
- AmebaPickを中核に→審査通過後に商品リンクを挿入
- 対象ショップから選ぶ→文脈に沿って自然に配置
- PR表記と最新情報の注記→誤認防止と信頼担保
AmebaPickと外部ASPの違いと利用範囲
AmebaPickはアメブロ公式のアフィリエイト機能で、管理画面から対象ショップの商品を検索→「Pick」して記事へ反映でき、リンクデザインも複数プリセットから選択可能です。
報酬の受け取りは、楽天紹介分は楽天アフィリエイト側、それ以外はドットマネー経由といった受領経路の違いがあります。
一方、外部ASPの発行タグをそのまま記事へ貼るやり方は、現在のアメブロ運用では推奨範囲外と理解するのが無難で、実務上は「AmebaPickの取り扱い範囲で紹介する」運用に統一するとトラブルを避けられます。
楽天・Amazon・ユニクロ等はAmebaPick内に公式取扱があるため、基本はそこで完結可能です。もし外部サービスの情報を参照する場合でも、記事内へ直接タグを挿入せず、AmebaPick経由のリンクで構成する方が一貫性・表記・審査面で安定します。
導線はプロフィール/サイドバー/記事末に重複配置し、どの設置場所が成果につながったかを計測して最適化します。
- 外部ASPタグの直接貼付は非推奨→AmebaPick経由で統一
- 報酬受け取り経路は対象ショップで異なる→事前確認
- 同一商品は複数ショップ比較で利便性↑(例:楽天とAmazon)
PR表記と広告ルールの要点と実務
PR表記は「広告である旨を読者に明確に伝える」ことが要点です。位置は記事冒頭とCTA(購入ボタン)付近の二箇所が基本。文言は「本記事にはプロモーションが含まれます」「PR」など簡潔で分かりやすい表現を使います。
レビューでは「提供・貸与・自費購入」の別を明記し、比較記事では選定基準(価格・容量・サイズ・相性等)と調査範囲を冒頭で宣言します。
価格・在庫・仕様は変動するため「執筆時点の情報」「最新はリンク先で要確認」を添えると誤認を抑えられます。
効果・効能を断定する表現や、広告主・プラットフォームが禁じる記載は避け、NGに該当する場合は記事削除・報酬取消の可能性がある点も運用者側の注意事項です。
なお、Ameba側からもPR表記の考え方や留意点が案内されているため、記事公開前に見出し・本文・ボタン周辺の表記をセルフチェックし、プレビューで表示崩れがないかを確認しましょう。
- 冒頭とCTA付近にPR明示→位置と文言の可読性を確認
- 提供区分(提供/貸与/自費)と調査基準の明記
- 変動要素は注記→「最新はリンク先で確認」を添える
楽天・Amazon・ユニクロの始め方
「楽天・Amazon・ユニクロをアメブロで紹介したい」という場合、まず押さえるべきは“アメブロはAmebaPick中心で運用する”という大前提です。
AmebaPick以外のアフィリエイトタグは利用不可で、例外は楽天ROOMやポイントサイトの友達紹介程度です。
したがって楽天・Amazonの紹介はAmebaPick経由で行い、ユニクロはAmebaPick内に取扱いがない(または商品が見つからない)ケースもあるため、その場合は「コーデ解説+AmebaPick対応ショップの代替提案」という構成にします。
楽天は先に楽天アフィリエイトIDの連携を済ませると、商品検索→Pick→貼り付けがスムーズです。
Amazonは別途アソシエイトの参加条件(180日以内に適格販売3件や10件以上のオリジナル投稿など)を満たす必要があるため、審査要件を理解したうえでAmebaPickのAmazon枠を使います。
いずれもPR表記は記事冒頭とボタン付近の二箇所に明示し、価格・在庫など変動要素は「最新はリンク先で確認」の注記を添えて誤認を避けましょう。
Ameba公式ヘルプの手順(楽天ID連携、商品Pickの流れ)を参照しながら、プロフィール・サイドバー・記事末の三点に同一CTAを重複配置すると、導線迷子を防ぎ成果に直結します。
- AmebaPickに登録→ブログ審査→管理画面へ
- (楽天利用時)楽天アフィリエイトIDを連携→商品をPick
- PR表記を冒頭・CTA付近に明示→価格は最新確認の注記
楽天リンク作成と商品選定手順の基本
楽天をアメブロで紹介する最短手順は次のとおりです。管理画面で「Ameba Pickを見る」→トップの「楽天IDの連携」から楽天アフィリエイトIDを連携します。
つぎに記事の編集画面で「Pick」をタップ→ショップ一覧から「楽天市場」を選択→検索で商品名や型番を入力→該当アイテムで「Pick」。
これで記事に楽天の紹介ボックスが挿入されます。商品が見つからない・トップページへ遷移する等の症状は、ID連携や商品側の掲載状況起因が多いため、Amebaヘルプの手順で再設定→別商品で再検証が有効です。
選定では「読者の使用場面→サイズ・容量→相性(向く人/向かない人)」の順で比較軸を決め、レビュー/比較記事の“結論先出し”を徹底します。
価格は変動するため断定は避け、「執筆時点」「最新はリンク先確認」を併記。記事末のCTAは「楽天で詳しく見る」と具体語にし、プロフィール・サイドバーにも同一リンクを重複配置して回遊時の迷いを減らします。
運用後はクリック率と完了数を週次で比較し、タイトル先頭語・サムネ・ボタン文言を一点ずつABテストすると改善が進みます。
- 需要がある悩み×具体シーン(収納・サイズ・設置)
- 強み/弱みを一対で明示→誇張・断定は避ける
- 価格は変動注記→最新はリンク先で確認
Amazonアソシエイト審査要件の確認
AmazonはAmebaPickからも紹介できますが、前提としてAmazonアソシエイトの審査要件を理解しておきます。
Ameba Pick経由でAmazon商品を紹介する場合、別途Amazonアソシエイトへの参加や「180日以内に適格販売3件」等の条件は不要です(Amazonアソシエイトを“直接”利用する場合の要件)。
Ameba PickでのAmazon紹介分の報酬は楽天以外と同様にドットマネーで受け取りとなります。
審査ではカスタマーエクスペリエンスの観点も確認されるため、記事の読みやすさ、PR表記の明瞭さ、過度な断定・誇張の排除が重要です。
アメブロ側の実装は、AmebaPickでAmazon商品を検索→「Pick」で挿入→冒頭・CTA近くにPR表記→価格/在庫は最新確認の注記、という順でOK。
成果の把握はUTMでSNS別・設置場所別のクリックを識別し、記事タイプ(レビュー/比較/コーデ提案)ごとに完了率を比較します。
もし審査保留や否認が発生した場合は、投稿数・公開設定・PR表記・著作権/引用の扱いを総点検し、改善後に再申請するのが近道です。
- 投稿数不足や限定公開→10件以上の公開投稿に
- 自己購入のカウント誤認→適格販売の定義を再確認
- PR表記・引用出典の不備→冒頭+CTA付近で明示
ユニクロ紹介の考え方と対応方針
ユニクロは自社EC中心の販売で、AmebaPickの検索で見つからない(取扱いがない/少ない)場合があります。そのときは、ルールに反する外部ASPタグの直接貼付ではなく、次の“安全運用”で対応します。
コーデ解説はユニクロの実物写真や着用感を中心に「サイズ感・素材・季節の使い回し」を伝え、購入リンクはAmebaPick対応ショップの“機能・価格帯が近い代替アイテム”へ誘導します。
記事内で「これはコーデ解説」「購入は類似品の提案」という役割を明確にし、PR表記と変動注記を忘れずに。
取扱い追加の専用フォームは公開されていません。要望はAmebaの『ご意見・ご要望』ページ等から送る形になります(採否は運営側判断)。
なお、アメブロはAmebaPick以外のアフィリエイトリンクが不可のため(例外:楽天ROOMや友達紹介)、ユニクロ直リンクや外部タグの貼付は避けましょう。
記事末には「サイズ選びのコツ」「代替提案の理由」を一行で添えると、読者の納得感が高まりクリック率が安定します。
- コーデは解説中心→購入はAmebaPick対応の代替品へ
- PR表記は冒頭+CTA付近/価格は最新確認の注記
- 取扱いが無い場合→AmebaPick要望フォームで申請
記事テンプレと収益導線の作り方
アメブロでの収益導線は、記事テンプレを統一して「読者の悩み→結論→根拠→行動」の順に流すのが基本です。導入で“誰の・どんな悩みを解決する記事か”を一文で明示し、冒頭直後に結論(おすすめ・比較結果・コーデの方向性)を提示します。
本文は見出しごとに要点を一文で宣言→写真や具体例で根拠を補強→最後に再提案という同じ型で並べると、読み手は迷わず進めます。
CTA(購入・比較を見る・サイズ表を見る・LINE登録など)は本文末とまとめ直前の2か所が基本。
スマホ読者が多いため、親指が届く画面下部に配置し、直前にベネフィット一文(例:◯◯が3分で分かる・失敗しないサイズの選び方)を添えるとタップ率が上がります。
サイドバーとプロフィールにも同一CTAを重複配置し、回遊時の“再決心ポイント”を作りましょう。
テンプレ化の狙いは、毎回の制作負荷を減らし、改善すべき要素(タイトル先頭語・サムネ・ボタン文言・位置)を検証しやすくすることです。
- 導入:悩みと到達点を一文で提示
- 本文:要点一文→写真・数値→再提案
- CTA:本文末+まとめ直前に配置(同文言で統一)
レビュー記事の見出し構成と型の基本
レビューは「結論先出し→強み・弱み→使用シーン→失敗回避→代替案→再提案→CTA」の順が読みやすいです。
最初に“どんな人に向く/向かない”を明確化し、サイズ・重量・素材・使い勝手など、購入後のギャップになりやすい点を数値や写真で示します。
写真は「全体→ディテール→使用シーン」の順に並べ、テキストは見出し冒頭で要点を一文化すると流し読みでも価値が伝わります。
価格や在庫は変動するため断定は避け、執筆時点の情報である旨を注記し、最新はリンク先で確認してもらいます。
弱点を隠さないことが信頼につながるので、必ず“弱み”を一対で提示し、失敗回避(サイズ選び・組み合わせ・設置場所など)のヒントと、迷ったときの代替候補を添えます。最後は「迷ったらこれ」で一本に収束させ、記事末のCTAへ自然に進めます。
【構成ステップ】
- 結論と総評(向く人/向かない人)
- スペックと外観(サイズ・重量・素材・写真)
- 強みと弱み(数値・実測・比較の根拠)
- 失敗回避と活用例(使用シーン・組み合わせ)
- 代替候補と選び方(相性・価格帯別)
- まとめと再提案→CTA
- 主観のみの感想→必ず数値・写真で補強
- ボタンが一か所のみ→本文末とまとめ直前に重複配置
- 弱点を未記載→失敗回避策とセットで提示
比較・ランキング記事の型と表設計
比較・ランキングは“基準の透明化”が信頼の要です。記事冒頭で評価軸(価格・容量/サイズ・使い勝手・相性・保証など)を宣言し、同条件で横並び比較にします。
ランキングは主観の羅列になりやすいため、各アイテムについて「向く人/向かない人」を必ず対で記載し、最後に「迷ったらこれ」で一本にまとめます。
表は“ひと目で判断できる粒度”に統一し、本文では強みと弱みを一対で補足。価格は変動するため傾向の説明にとどめ、最新はリンク先確認を促します。
| 項目 | 設計のポイント | 記事での見せ方 |
|---|---|---|
| 基準 | 価格・サイズ・相性・保証などを宣言 | 本文は宣言順に解説→比較表と整合 |
| 比較表 | 同条件で横並び、表記ゆれを排除 | 「向く人/向かない人」を対で併記 |
| 結論 | 用途別の最適解を明示 | 「迷ったらこれ」で一本に収束→CTA |
- 冒頭で“評価軸”を宣言→本文と表を一致
- 強みと弱みは必ずセットで記載
- 価格断定は避け、変動注記+最新確認を促す
コーデ提案と着用写真の見せ方
コーデ提案は「全身→角度違い→ディテール→動作」の順で見せると伝わりやすいです。
最初にテーマ(季節・シーン・体型の悩み)と到達イメージを一文で示し、全身写真で全体バランス→正面・斜め・横を各1枚→素材感や縫製などのディテール→着席・歩行などの動作写真の順で構成します。
背景は無地や整った屋外で統一し、光源は逆光を避けて自然光中心に。サイズ感は身長・体重や普段の着用サイズ、着丈・袖丈・裾幅の実測を添えると失敗を防げます。
顔出しを避ける場合はトリミングで姿勢・丈感が分かる構図にし、アクセや靴・バッグは“代替提案”として近い価格帯のアイテムにリンクします。
最後は“誰に向くか/向かないか”を再提示し、サイズ選びのコツ(例:腰位置・肩幅・丈)を一行で添えてCTAへ繋ぎます。
- 全身→角度違い→ディテール→動作の順で掲載
- サイズ感は実測と着用者情報をセットで記載
- 背景はシンプルに統一→服の情報が主、装飾は従
クリック計測と改善の実務フロー
成果を伸ばす基本は「同じ条件で数値を取り、差分だけを直す」ことです。まず、記事ごとに主目的を一つに絞ります(例:楽天リンクのクリック、Amazonの詳細を見る、サイズ表の閲覧、LINE登録など)。
つぎに、設置場所別(記事末・まとめ直前・サイドバー・プロフィール)でリンクを分割し、UTMで流入元と設置位置を識別します。
公開後は、1週間を1サイクルとして「投稿時間・サムネ・タイトル先頭語・ボタン文言・配置」のどれを変えたのかを一つだけ記録し、前週と比較して判断します。
トラブル対処は優先順位が重要です。まずリンク先の到達性→つぎにUTMの付与漏れ→最後に画像・タイトルの見え方やPR表記を確認します。
計測は完璧でなくて構いません。重要なのは、同じ設計でデータを積み上げ、クリック率や回遊率が上がった要素をテンプレに反映し続けることです。
- 主目的を一つに固定→その他は補助指標に
- 設置場所ごとにリンク分割→UTMで識別
- 変更点は一つだけ→1週間で比較・記録
UTM設計とリンク管理の基本
UTMは「誰が・どこから・どの位置で」来たかを識別する名札です。
表記ゆれをなくすため、小文字で統一し、source(x/instagram/line/profileなど)とmedium(social/dm/internal)は固定、campaignは月×企画名、contentは設置場所(footer、pre-summary、sidebar、profile)やバリエーション(imageA、videoB)で区別します。
短縮URLを使う場合は、作成日・用途・遷移先・UTM・担当を台帳で管理し、差し替えは履歴を残します。
【UTMの最小セット】
- source:流入元(x、instagram、line、profile など)
- medium:流入の種類(social、dm、internal)
- campaign:企画名(例:fashion_launch_10)
- content:設置場所・素材(footer、sidebar、imageA)
| 場面 | UTM例 | 管理のポイント |
|---|---|---|
| SNS通常投稿 | source=x|medium=social|campaign=autumn|content=imageA | 投稿ごとにcontentで区別→画像/文言の効果を比較 |
| 記事末ボタン | source=blog|medium=internal|content=footer_btn | まとめ直前と分ける→位置ごとの差を可視化 |
| プロフィール | source=profile|medium=internal|content=top_btn | 初回訪問の貢献度を把握→導線の優先度を決定 |
- 表記ゆれで集計不能→命名ルールを冒頭で固定
- 短縮URLの期限切れ→台帳で棚卸しを月次実施
- 同一URLの使い回し→設置場所ごとにcontentを変更
CTA配置と回遊率向上の設計
CTAは「理解が深まった瞬間」に置くと押されます。基本は本文末とまとめ直前の2か所で、スマホの親指が届く下部エリアに配置します。
文言は具体化が大切です(例:「楽天で詳しく見る」「サイズ表を確認する」「LINEで相談する」)。
CTAの直前にベネフィット一文(例:「失敗しないサイズ選びが3分で分かる」)を添えるとクリック率が上がります。
回遊率は「次に読む」を1〜3件に厳選し、現在の記事テーマと連続性の高い順に並べると改善します。
【配置の考え方】
- 本文途中は要点が完結した段落直後だけに限定
- サイドバーは実績→主CTA→空き枠や料金への順
- プロフィールは肩書+ベネフィット一文+主CTAを最上部
| 要素 | 設計の目安 | 検証ポイント |
|---|---|---|
| 位置 | 本文末・まとめ直前を基本、途中は限定的に | 位置別のクリック率、直前離脱率 |
| 文言 | SNS名・行動を明記(例:Amazonで詳細を見る) | 「見る」vs「確認する」などの差分をABで比較 |
| 近接テキスト | ベネフィット一文をCTA直前に配置 | 有無でクリック率の差を評価 |
- CTAのすぐ下に「次に読む」を設置→行動の連鎖を作る
- 画像は「全体→ディテール→使用シーン」で理解を補助
- 低実績のSNSボタンは非表示→主要3種に絞る
ABテストと改善記録の運用
ABテストは「一度に一つだけ変える」が鉄則です。タイトル先頭語、サムネ文字量、CTA文言、配置、投稿時間など、影響が大きい要素から順に検証します。期間は7日を目安に同条件で比較し、イベントや季節要因は備考にメモします。
改善記録はスプレッドシートで十分です。「日付/記事URL/変更点/対象(タイトル・画像・CTAなど)/仮説/結果(クリック率・回遊率・完了数)/メモ」を1行で追記し、成果が出た要素はテンプレに昇格させます。
急な数値低下が出たときは、直近で変えた要素→リンク到達性→計測(UTM付与)→表示(画像・タイトル)→表記(PR・注記)の順で切り分けると復旧が早いです。
- 影響の大きい要素から一つだけ変更→7日比較
- 結果が良ければテンプレ化→全記事へ横展開
- 悪化時は直前の変更を元に戻して再計測
| 変更要素 | 例 | 見る指標 |
|---|---|---|
| タイトル | 先頭を「結論型」に変更(例:失敗しない◯◯) | CTR(記事への流入)、滞在、直帰 |
| CTA文言 | 「購入する」→「楽天で詳しく見る」に変更 | CTAクリック率、完了数 |
| 配置 | 本文末に加えてまとめ直前にも追設 | 位置別クリック率、直前離脱率 |
- テストは常に一要素→因果の混線を防ぐ
- 数字は週次で同条件比較→単日で判断しない
- ログ(変更・数値・所感)を一行で残す→再現性を担保
審査・違反・トラブル対応の基礎
収益化の運用では「審査→運用→監視→是正」を小さく速く回すことが重要です。まず審査は、読者にとって価値のある一次体験・比較基準・PR表記の明確さが評価されやすい前提で整えます。
運用では、AmebaPickを中心に記事の主従を「情報が主・広告は従」に保ち、価格や在庫など変動要素は注記で誤認を防ぎます。
監視は週次でリンク到達性・クリック計測・苦情/指摘の有無を点検し、問題が出たら「到達性→表記→権利→計測→デザイン」の順で切り分けます。
重大な疑い(誤表記・無断転載等)がある場合は該当部分を一時非表示→事実確認→修正→再公開の順で復旧します。
記録(変更点・数値・問い合わせ内容)を残すと再発防止に役立ち、審査再申請や運営への説明も簡潔になります。
| 症状 | 初期対応 | 恒久対策 |
|---|---|---|
| リンク不達 | 直URLで開通確認→短縮解除 | 台帳管理・月次棚卸しで期限管理 |
| PR表記不備 | 冒頭+CTA付近へ即時追記 | テンプレ化し公開前チェックに組込 |
| 画像・引用懸念 | 一時非表示→出典確認→差替 | 自前素材・埋め込み優先の運用へ |
- 到達性(リンク/公開範囲)→誤作動を先に除去
- 表記(PR・注記)→読者の誤認を封じる
- 権利(画像/引用)→出典確認と差し替え
審査落ち時の見直しポイント
審査否認は「品質・公開状態・表記・権利・導線」のどこかに原因があります。品質では、一次体験や比較基準の不足、同文面の量産、広告比率の過多が典型です。
公開状態は、限定公開や投稿数不足、ナビゲーション不備(プロフィールや問い合わせ導線の欠落)を見直します。
表記は、冒頭とCTA付近のPR明示、提供区分(自費/提供/貸与)、価格等の変動注記の欠落がないかを確認。
権利は、画像の出典・ライセンス、引用の範囲(本文が主・引用は従、出典明示、区別が明瞭)を再点検します。
導線は、読者が迷わず次の一歩を取れるか(記事末・まとめ前・サイドバーに主CTAを重複配置)をチェック。改善は一気にやらず、各項目を順に潰すと再申請が通りやすくなります。
- 価値の核:一次体験・比較基準・弱点の明示
- 公開状態:一般公開・十分な投稿数・基本導線あり
- 表記と注記:PR明示/提供区分/価格は最新確認の案内
- 否認通知の理由を分類→該当記事を一覧化
- テンプレを修正→代表記事でA/B確認
- 全記事へ反映→7日計測→再申請
アカウント保護と権限管理の要点
収益運用ではアカウントの安全性が成果に直結します。基本は強固なパスワード(使い回し禁止)と二段階認証の有効化、ログイン通知の受信です。
権限管理は「必要最小限」が原則で、連携アプリの棚卸し(不要な連携は解除)とトークン期限の点検を月次で実施します。
端末はOS/ブラウザの更新、拡張機能の制御、VPN/プロキシの影響確認を習慣化。共同運用では役割分担(編集/公開/解析)を明確にし、個別アカウントで操作ログを残すとトラブル時の切り分けが早まります。
異常検知(なりすまし投稿、急な連携切れ等)があれば、まずパスワード変更→二段階認証の再設定→連携見直し→端末スキャンの順で復旧し、該当投稿は一時限定公開に切替えて被害を最小化します。
| 項目 | 設定の要点 | 運用ルール |
|---|---|---|
| 認証 | 二段階認証・ログイン通知 | 新端末追加時は管理者に共有 |
| 権限 | 最小権限付与・期限管理 | 月次で連携棚卸し・不要解除 |
| 端末 | OS/ブラウザ更新・拡張機能制御 | 不明拡張は停止→影響切り分け |
- パスワード即変更→二段階認証を再設定
- 連携アプリを一括見直し→不要を解除
- 疑義のある投稿は限定公開→事実確認後に是正
画像・引用・権利のリスク回避
画像・テキストの扱いは、信頼と審査に直結します。原則は「自前素材優先・埋め込み活用・出典明示」。
他者の画像を使う場合は、ライセンス(商用可否・クレジット要否・改変可否)を必ず確認し、条件に従います。
引用は、日本の一般的な運用として「本文が主・引用は従」「区別を明確に」「必要最小限」「出典を明記」を満たす形で行い、長文転記や要旨の改変は避けます。SNS投稿はスクショではなく公式の埋め込み機能を使うと、権利と表示更新の両面で安全です。
人物写真は本人同意(未成年は保護者同意)を取り、個人が特定される情報の取り扱いに配慮します。
商品ロゴ・パッケージは誤認を招かない距離感で掲載し、比較やレビューの文脈で目的外利用にならないよう注意します。
OGP画像は自作または権利クリア素材に限定し、素材サイト利用時は利用規約を保管しておくと後日の説明が容易です。
- 出典不明の画像やレビュー文の転載
- ライセンス不明素材の加工・再配布
- 引用ルールを満たさない長文の転写
- SNSは「埋め込み」を基本→スクショ貼付は回避
- 人物・店舗は場所や顔が特定される場合は同意を取得
- OGP/サムネは文字可読性と権利クリアを両立
まとめ
本記事は、アメブロアフィリエイトを「設計→作成→計測→改善」の流れで具体化しました。まずAmebaPick中心でPR表記を整え、楽天・Amazon・ユニクロの導線を記事テンプレに統一。
UTMで効果を把握しつつ、CTA文言と写真・表の見せ方を毎週改善しましょう。小さく検証を重ね、再現性ある収益化を目指します。




























