アメブロのアクセス解析だけでは「数字の意味が分からない」「PVが伸びない」と悩んでいませんか?本記事では公式解析の基本からGA4連携・データ比較・改善施策まで網羅し、数字を集客と収益に直結させる方法を解説。
読めば最短1週間でPV10倍を狙える実践ガイドです。初心者でもコピペで設定できる手順を図なしで詳しく紹介するので、忙しいオーナーも今日から試せます。
目次
アメブロ独自アクセス解析の仕組み

アメブロのアクセス解析は、ブログ管理画面に標準搭載された“簡易BIツール”のような位置づけです。ページを開くだけで「今日」「昨日」「今月」のアクセス数(PV)や訪問者数(UU)がリアルタイム更新され、翌朝8時頃にスパムボットと自己アクセスが除外された確定値へ再集計されます。
また直近7日間平均(自己平均)と過去最高値(自己ベスト)が自動で表示され、短期的な伸び悩みを瞬時に把握できるのが特長です。
スマホアプリではラベルタップで〈PV↔訪問者数〉をワンタッチ切替、期間指定やベスト/平均ラインの表示も可能。ブラウザ版とデータ構造は共通なので、デバイスをまたいでも数値のズレが起こりません。
さらにアクセスログは90日分保管され、CSVダウンロードなしでも過去分析が手軽に行えます。ここではまず「指標」と「期間」という二つの設定軸を押さえ、日々の運用に役立つ使い方を整理しましょう。
- PV・UUのリアルタイム計測と翌朝確定
- 自己平均・自己ベストで成長度を可視化
- スマホはラベルタップで指標切替
- 90日分の履歴をオンライン保存
指標で選択:PV・UU
PV(ページビュー)はブログ内の記事や各種ページが読み込まれた総回数、UU(ユニークユーザー)は実際に訪問したユーザー数を示します。同一ユーザーが10記事読めばPVは10、UUは1になるため「記事の回遊を伸ばすのか」「新規読者を増やすのか」で注目すべき指標が変わります。
例えばPVを増やしたい場合は関連記事の内部リンクやリブログを増やし、サイドバーに人気記事ウィジェットを配置すると効果的です。一方、UUを増やしたい場合は検索タイトルの改善やSNSシェアボタンの配置を見直し、外部流入を強化すると成果が出やすいでしょう。
数値が伸び悩むときは「PVは上がったがUUは横ばい=既存読者が回遊した」「UUは増えたがPVは低下=新規は来たが記事が読まれ切れていない」など原因を切り分け、施策をチューニングします。
指標を切り替えるだけでグラフの傾向が大きく変わるため、施策と数字を必ずセットで確認する習慣を付けることが成功への近道です。
- PV重視:既存読者の回遊率アップ → 内部リンク・関連記事ウィジェットを強化
- UU重視:新規読者獲得 → タイトル改善・SNSシェアボタン最適化
- 両方重視:人気記事リライト&メルマガ登録フォーム設置で再訪問を促進
期間で選択:1日単位・7日単位・月間
アメブロ解析では「今日」「昨日」「今月」などのほか、直近7日間平均や月間グラフなど期間別に数値を切り替えられます。
1日単位データは更新直後の反応やSNSバズの影響を把握するのに最適で、投稿時間帯やハッシュタグの分析に役立ちます。7日平均は曜日ごとの波を平滑化し「月曜は読者が多い」「金曜はPVが落ちる」など定期的なパターンを可視化できるため、キャンペーン施策の効果測定に便利です。
月間集計は記事数とPVの相関やタイアップ広告のROIを評価する際に欠かせません。月間PVが伸び悩む場合は「投稿本数」「文字数」「リブログ数」のいずれが不足しているかを確認し、翌月の編集カレンダーへ反映しましょう。
アプリ版はラベルタップで期間を自由に変更でき、ブラウザ版でも同様の操作が可能。期間を変えるたびにグラフの山谷がなぜ生じるのかを考えることで、投稿タイミングやタイトル設計の改善ポイントが明確になります。
- 【1日】速報性重視:SNS拡散やリブログ直後の伸びを確認
- 【7日】安定性重視:曜日別傾向を平滑化して施策効果を比較
- 【月間】戦略性重視:投稿本数とPVの伸びを照らし合わせ長期施策を立案
GA4を連携して複数デバイスの行動データを補完

アメブロ独自解析はブログ内部の動きを瞬時に掴める反面、「同じ読者がスマホとPCを行き来した場合に二重カウントされる」「外部リンクのクリックや滞在時間の細かな把握が難しい」といった弱点があります。
そこで役立つのがGoogle Analytics 4(GA4)です。GA4はCookieに依存しないユーザー中心の計測が可能で、スマホアプリ・ブラウザ・タブレットをまたいだ閲覧行動を1つのユーザーIDに結び付けます。
アメブロのテーマHTMLに数行のタグを挿入するだけで、ページビューのほかスクロール率・離脱リンク・動画再生など豊富なイベントが自動で記録されるため、読者が記事をどこで離れたか、何をタップしたかを具体的に把握できます。
さらにGA4では無料でBigQueryへエクスポートし機械学習モデルを走らせる拡張分析も可能。アメブロ標準のPV増減とGA4の詳細データを突き合わせれば、「読まれる時間帯」「刺さるキーワード」「再訪率が上がる導線」を数字で判断できるようになります。
- デバイス横断のユーザー行動を統合計測
- スクロールや外部リンククリックを自動でイベント化
- 無料でBigQuery連携し高度な分析が可能
- HTML編集は不要で、外部サービス連携画面に測定IDを登録するだけでOK
GA4プロパティ作成と測定ID取得の手順
GA4を使い始める第一歩は「プロパティ」という計測箱を用意し、サイトを識別する測定ID(G-XXXXXXXX)を取得することです。
GoogleアカウントでAnalyticsにログインし、画面左下[管理]→[アカウントを作成]→[プロパティを作成]と進みます。プロパティ名は「Ameblo_GA4」など任意で構いませんが、時期や運用担当名を含めると後で管理しやすくなります。
続いてビジネス情報の入力画面では業種「ブログ・個人サイト」、目標「サイト最適化」を選択。最後にデータストリーム作成画面で「ウェブ」を選び、アメブロのブログURL(https://ameblo.jp/◆◆◆)を入力すると測定IDが即時発行されます。
測定IDはテーマHTMLに貼り付ける大切なラベルなので、メモ帳やパスワード管理アプリに控えておくと安心です。
- Google Analytics へログインし[管理]→[プロパティを作成]
- プロパティ名・通貨・タイムゾーン(日本)を入力
- ビジネス情報で業種「ブログ」を選択
- データストリームの種類「ウェブ」を選びブログURLを入力
- 測定ID「G-XXXXXXXX」をコピーして保存
- 既にUA(旧Analytics)を使っていた場合もGA4は新規作成が必要
- ミス防止のため測定IDは必ずコピペし、手入力しない
テーマHTMLへのタグ挿入とリアルタイム計測チェック
PC版ブログ管理画面の 「設定・管理」→「外部サービス連携」 を開き、「Google アナリティクス4 の設定」欄に測定ID(G-XXXXXXXX)を貼り付けて [設定する] をクリックすれば完了します。
テーマHTMLを直接編集する必要はありません。リアルタイム計測が動作するか確認するには、別タブで自分のブログを閲覧しながらAnalytics左メニュー[リアルタイム]を開き、ユーザー数が「1」と表示されているかをチェックします。
数分経っても反映されない場合はキャッシュクリアかタグ位置の再確認を行い、AMPテンプレートや広告タグとの競合がないかも併せて見直しましょう。
- 外部サービス連携で測定IDを登録すればリアルタイム計測が可能
- リアルタイムレポートでユーザー数が動けば導入成功
- テンプレ変更を行っても測定IDは保持されるのでバックアップ不要
- 広告タグとの競合を気にせず計測できる
イベント・コンバージョンを自動/手動で追加する方法
GA4はデフォルトで「scroll」「click」「file_download」など十数種類の拡張計測イベントを自動記録しますが、アメブロ集客を強化するならコンバージョン設定も欠かせません。
たとえば「お問い合わせフォームの送信完了ページ」をコンバージョンとして計上する場合、[管理]→[イベント]→[イベントを作成]でイベント名「form_submit」を追加し、条件「page_locationがhttps://ameblo.jp/◯◯◯/entry-XXXX.html」と設定。
次に[コンバージョン]タブで該当イベントをONにすると以降の計測が成果としてカウントされます。また手動イベントを使えば「メルマガ登録ボタンのクリック」を計測することも可能。ボ
タンにonclick属性でgtag(‘event’,’subscribe’)を追加し、GA4側に同名イベントを登録するだけで完了します。イベントやコンバージョンを増やすほどデータ粒度が上がり、広告ROIや記事別成約率が細かく分析できるようになります。
- form_submit:問い合わせ・予約フォーム完了
- subscribe:メルマガ登録ボタンのクリック
- download_ebook:無料資料ダウンロード
- add_cart:物販ページのカート投入
- アメブロは外部JavaScript制限があるためonclickに直接コードを入れる
- イベント名は英字小文字+アンダースコアで統一しないと集計が分散
- コンバージョンは最大30個まで。不要になったらOFFにして整理
アメブロ解析とGA4データを比較し課題を特定するコツ

アメブロ独自解析は「ブログ内の人気度」を素早く捉えられる一方、外部流入や複数デバイスをまたぐ行動は把握しづらいという弱点があります。逆にGA4はユーザー単位で細かな動きを追跡できますが、ブログ特有の“読者登録”や“リブログ”といったコミュニティ機能は数値化しません。
そこで両者のデータを並べて見ることで「ブログ内でウケる記事」と「サイト外から連れてこられる記事」を切り分け、改善ポイントを立体的にあぶり出せます。
具体的には〈同じ期間・同じ記事一覧〉でPV/ページビューを比較し、差が大きいものは「内部リンク導線」「タイトルの検索適合度」などを見直します。
またGA4で確認できるチャネル別流入とアメブロ側のPV増減を照合すれば「SNS経由の導線が弱い」「検索順位は維持できているが読了率が低い」といった機会損失も可視化可能です。両者の得意領域を意識して使い分け、数字のズレを読み解く力がアクセス改善の近道になります。
- アメブロ:読者登録・リブログ・PV推移を高速チェック
- GA4:ユーザー別行動・チャネル・スクロール率を深掘り
- 同期間・同記事で「差分」を探し課題を特定
指標の違い(PV vs ページビュー、読者登録 vs ユーザー)を把握
PV(Page Views)はアメブロとGA4どちらにも登場する概念ですが、厳密には計測ルールが異なります。アメブロ側はボットフィルタを独自ロジックでかけた上で深夜に再集計し「確定値」を出します。
一方、GA4のページビューはリアルタイムに集計され、一定期間後にサーバー処理でスパムが除外される仕組みです。そのため、特に投稿直後はPVとページビューで数値が食い違うケースがよくあります。
また「読者登録数」はブログのコミュニティ機能を表す指標であり、GA4の「ユーザー数」と単純比較できません。読者登録は“ファン化”の度合いを示し、ユーザー数は“訪問した人の延人数”を示すため、ファンの増減と新規流入をセットで見てこそ価値があります。
【指標対応早見表】
アメブロ指標 | GA4に近い概念/読み替えポイント |
---|---|
PV | page_view(計測タイミングに差異) |
UU | ユーザー(Cookie+機械学習重複排除) |
読者登録 | 該当なし:ファン化度を示す独自指標 |
リブログ数 | event「share」などを追加で計測 |
このように指標の定義を正しく把握しておくことで、「PVは伸びたのにページビューは横ばい」「読者登録が増えたのにユーザーが減った」といった一見矛盾する現象を冷静に分析できます。
指標の読み違いは施策ミスに直結するため、管理表やダッシュボードに早見表を貼り付けるなどし、チーム内で共通認識を持つことが大切です。
チャネル別流入比較で機会損失を可視化
GA4の「トラフィック獲得」レポートではOrganic Search・Direct・Referral・Socialなどチャネル別のセッション数とエンゲージメント時間を確認できます。ここで有効なのが、同期間のアメブロPV変動グラフと並べて見る方法です。
たとえばSNS流入が急増しているのにPVの山が小さい場合、SNS経由ユーザーが記事を1ページだけ読んで離脱している可能性があります。
このときは「SNS用にメインビジュアルを強化」「続きを読む誘導を記事冒頭に置く」といった改修を行うとPVに直結します。
- GA4でチャネル別セッション時間を抽出
- アメブロPVグラフと時系列を重ねて落差を確認
- 差が大きいチャネルは導線・コンテンツ形式を最適化
- GA4の「Referral」はリブログ流入も含むため手動で除外すると精度UP
- 短縮URLを使うと「Direct」扱いになりやすい→UTMパラメータを付与
こうしたチャネル別比較を週次で行えば、「検索順位が落ちてもSNSで補填」「SNSバズのタイミングに合わせて関連記事を更新」といった即時対策が可能となり、機会損失を最小限に抑えられます。
スクロール深度と離脱ページで改善優先順位を決定
読者がどこまで記事を読んでいるかを測る指標がスクロール深度です。GA4では自動イベント「scroll」が発火し、90%地点到達を標準で記録しますが、カスタムで25%・50%・75%など細分化するとより精密に読了率を把握できます。
深度が50%未満の記事が多いなら、記事冒頭が長過ぎたり、画像が重くて読み込みが遅いなどUX面に課題が潜んでいる可能性があります。
また「離脱ページ」レポートを使えば、サイトから最後に離れたページを特定できるため、スクロール深度が浅く離脱率が高いページは最優先でリライト対象に設定しましょう。
- GA4で「scroll」イベントを25%刻みにカスタム追加
- 探索→パス探索レポートで離脱ページを抽出
- アメブロ人気記事ウィジェットで上位記事との深度差を比較
- 差が大きい記事はタイトル・リード文・画像軽量化を実施
- 冒頭に要点を3行で箇条書き→読了率+15%
- 1200px超の画像は幅800pxにリサイズ→表示速度+30%
- 離脱ページ末尾に「次に読むべき記事」リンク→回遊率+20%
スクロール深度と離脱ページを組み合わせることで「読みにくい」「次の導線がない」「外部リンクで離脱」といった原因を数字で裏付けでき、改善優先順位をロジカルかつ効率的に決められます。
データを活かしてアクセス数を伸ばす実践テクニック

アメブロ独自解析とGA4で収集した数字は、見て満足するだけでは成果につながりません。重要なのは「誰が」「どの記事を」「どこから来て」「どこで離脱したか」というストーリーを読み取り、次の一手へ落とし込むことです。
まず、読者の行動パターンを曜日別・時間帯別に整理し、ピークに合わせて投稿やリライトを行います。次に、PVが高いのにUUが伸びない記事、逆にUUが多いのにPVが少ない記事を抽出し、それぞれ内部リンク強化やタイトル改善を実施しましょう。
GA4のイベントデータで深いスクロールが得られている記事を分析すると、読者が好む見出し構成や語調が見えてきます。これをテンプレート化して横展開すれば全体の読了率が底上げされます。また、リブログ誘導やシェアボタン配置などのCTA最適化、スパムリファラ除外によるデータ精度向上
も並行して行うことで、努力の成果を正確に測定できます。数字の背景を想像し、仮説→施策→検証のサイクルを月1回のペースで回すことが、持続的なアクセス増加をもたらす鍵です。
- 曜日・時間帯ごとに投稿を最適化
- PVとUUの差分から施策を決定
- 高エンゲージ記事をテンプレ化して横展開
- CTA最適化とデータ精度向上を同時進行
人気記事ランキングから内部リンクを強化する手順
まずアメブロ「アクセス解析」内の〈人気記事ランキング〉を7日平均で表示し、上位10記事をエクセルやスプレッドシートにコピーします。次に各記事のテーマ(カテゴリ)と読者層をざっくり分類し、「関連記事リンクを追加できるか」「シリーズ化できるか」を検討します。
内部リンクを貼る際は同一テーマの記事を3〜5本選び、記事下部に「次に読むべき記事」セクションを設けると回遊率が向上しやすいです。
加えて、サイドバーの「ブログ内検索」結果やGA4のページパスレポートで、人気記事に到達した直後に読者が離脱していないかを確認し、離脱が多い場合はリンクの配置場所やアンカーテキストを修正します。
内部リンク強化の効果は、リンク設置前後でPV/UU比率に変化が現れるかをチェックするとわかりやすく、7日間ほどで回遊率が5〜10%向上するケースも珍しくありません。
- 人気記事TOP10を抽出しテーマ別に整理
- 関連記事を3〜5本選び記事末にリンク設置
- GA4でリンク設置前後の回遊率を比較
- リンクテキストは検索キーワード+ベネフィットで構成
穴場キーワードを狙ったタイトル・見出し改善法
GA4の「探索>検索キーワード」レポートやGoogle Search Consoleの検索アナリティクスで、平均掲載順位が11〜20位なのにクリック率が高いキーワードを抽出すると、競合が弱い“穴場キーワード”を発見できます。
これらのキーワードをタイトルやh2・h3に自然に組み込み、共起語や関連語を本文へ散りばめることで検索順位が上がりやすくなります。具体的には、タイトル前半にメインキーワード、後半に数字やベネフィットを配置し、32文字以内に収めるのが鉄則です。
見出しは読者の疑問形を採用するとクリック率が高まります。改善後はGA4の比較期間機能でクリック数とインプレッションをモニタリングし、2週間後に再度キーワード順位を確認しましょう。
- メインキーワードを32文字以内の前半に配置
- 数字・ベネフィットで訴求力を強化
- 疑問形やコントラスト表現で興味喚起
- 共起語・類義語を見出しに追加
SNSシェア・リブログ誘発CTAと自分アクセス除外設定
SNS経由の流入を増やすには、記事末で“次の行動”を明示するCTA(Call To Action)が不可欠です。たとえば「この記事が役立ったらいいねボタン+リブログでシェア!」と書いた上で、シェアボタンを大きめのアイコンで配置すると、クリック率が平均1.5倍程度向上します。
さらにリブログ誘導では「引用OK/追記歓迎」など自由度を示す文言を添えると投稿ハードルが下がります。
一方、自分のアクセスがPVを押し上げてしまうと施策の効果測定が歪むため、GA4でIPフィルタを設定するか、ブラウザのアドブロック拡張でトラッキングを無効化しておきましょう。
アメブロ側でもスマホアプリの「設定>アクセス解析>自分のアクセスを除外」で簡単にフィルタリングできます。
- ボタンは視認性の高いコントラストカラー
- 読了直後+記事冒頭に二重設置でクリック率UP
- リブログ誘導には引用可・追記歓迎の一文を追加
- GA4:データ設定>フィルタ>内部トラフィック
- GA4で「自分のアクセスを除外」ON
- 共用Wi-Fi利用時はGA4にワイルドカードIPで追加登録
トラブル別チェックリスト(急激なPV減・タグ消失・スパムリファラ)
アクセス解析を回していると、突然PVが半減したり、不審なリファラが急増したりといったトラブルが発生します。問題を切り分けるには「いつ」「どの記事」「どのチャネル」で異変が起こったかを時系列で確認することが重要です。
まず急激なPV減を検知したら、テーマHTMLのカスタムタグが消えていないか、アメブロ運営の障害情報、検索順位の急落の有無をチェックします。タグ消失はテンプレート変更時に起きがちなので、必ずバックアップを取っておきましょう。
スパムリファラはGA4の参照元除外リストにドメインを追加し、アメブロ側でもアクセス拒否リストに登録すると効果的です。
【トラブルシューティング早見表】
症状 | 主な原因 | 対処法 |
---|---|---|
PV急減 | タグ消失・検索順位急落・サーバ障害 | HTMLバックアップ復元/Search Consoleで順位確認/障害情報の確認 |
リファラスパム | 海外ボットの大量アクセス | GA4参照元除外・アメブロアクセス拒否設定 |
自分アクセス混入 | IP変更・複数端末利用 | GA4内部トラフィック更新・アプリ設定ON |
最後に、チェックリストを週1回実行し、問題が起こりそうな箇所を事前に洗い出すことで大規模なPV損失を防げます。トラブル対応を“ルーチン化”しておくと、施策の効果測定がぶれず、継続的なアクセス増につながります。
まとめ
アメブロ独自解析で記事別の人気と読者動向を把握し、GA4でデバイス横断の行動データを補完すれば、流入経路・滞在時間・離脱点が一目瞭然。データに基づき内部リンクやタイトルを調整するだけで効率的にPVと収益が伸びます。
トラブル時は設定・タグ・キャッシュを点検し、数値のズレを防止。まずは公式解析を有効化しGA4タグを設置、今日更新する記事から改善をスタートしましょう。