整骨院の集客は「見つかる土台」と「迷わない導線」で大きく変わります。本記事では、来院エリアの絞り方、GoogleビジネスプロフィールとLP・電話/LINEの整備、口コミとSNSの連動、広告配分、医療広告ガイドラインの配慮、UTM計測までをやさしく解説。申込率と来院率を着実に引き上げる実践手順が一望できます。
整骨院集客の基礎と大事な土台
整骨院の集客は〈見つけてもらう→迷わず予約→来院→再来〉の流れをシンプルに整えることが出発点です。まずは商圏を地図と移動時間で決め、駅徒歩・駐車場・バス動線など来院しやすさを一文で言える形にします。
対象客は「症状×生活背景」で2〜3タイプに絞り、各タイプに刺さる写真と言葉をそろえます。土台はGoogleビジネスプロフィール(地図)と申込ページ(LP)、そして電話・LINEの三本柱です。
地図では名称・住所・電話の表記統一、写真の明るさ、営業時間の正確さが決め手。LPは“誰向け×得られること×所要時間”を冒頭で言い切り、ボタンを上・中・下に配置します。
受付では一次応答の速さと、問診の簡略化(事前記入・QR)で来院ハードルを下げます。数値は来院数・予約率・再来率を中心に週次で確認し、弱い箇所から小さく直すと安定します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商圏 | 拠点からの移動30分圏を目安に設定。駅・駐車・主要道路を明記 |
| 対象客 | 例:デスクワークの首肩、スポーツ学生、子育て世代の腰。2〜3タイプに集約 |
| 導線 | 地図→LP→電話/LINEの順で同じ言い回し。予約は最短3タップを目標 |
| 指標 | 来院数・予約率・再来率・一次応答時間を同じ定義で週次記録 |
来院エリアと対象客の把握
商圏は「受け入れ可能な移動負担」と「来院しやすさ」で決めます。地図上で30分圏(徒歩/自転車/車/バス)の目安を引き、駅からの道のりや駐車の有無をはっきり書くと来院の迷いが減ります。対象客は症状だけでなく生活背景で切り分けると、言葉と写真が決まります。
たとえばデスクワーク層には“短時間×姿勢ケア”、スポーツ学生には“競技別の動き”、子育て世代には“抱っこ・家事での負担”など、日常の場面を見える化します。
高齢層には段差・待ち時間・支払い手段の安心が効きます。近隣の大型施設・企業・学校カレンダーも季節変動の手がかりです。
これらを踏まえ、看板・地図・LP・紙で同じ地名と電話表記をそろえ、写真は入口・受付・施術ベッド周りの清潔感が伝わる明るいものを使います。
- エリア◯◯:駅徒歩・駐車・バス停を具体表記→迷いを削減
- タイプ◯◯:症状×生活背景で2〜3類型→言葉と写真を最適化
- 季節◯◯:年度替わり・大会期・寒暖差で需要が上下→告知を前倒し
- 表記◯◯:地図・LP・紙で電話と営業時間を統一→信頼感を担保
来院数と予約率の目安と基準
数字は増やしすぎず、続けられる範囲で絞るのがコツです。基準は直近実績に小さく上乗せし、因果が追えるよう毎回一つの施策だけを変えます。
来院数が伸びないときは、地図の主写真と紹介文の冒頭を見直し、LPの見出しを“誰向け×変化×時間”で言い切ります。
予約率が低い場合は、ボタン位置・電話番号の視認性・LINEの友だち追加後のあいさつ文をチェック。
再来率は、会計時の次回提案とリマインドの丁寧さで改善しやすいです。一次応答は“速さ×要点”が重要で、受付の台本整備が離脱を減らします。
評価は週次の4週移動平均で行い、曜日・天候のブレに振り回されないようにします。
- 指標は3つ(来院数・予約率・再来率)に集約→継続しやすい
- 直近実績に+3ptなど小幅の上乗せ→現実的に改善
- 1回の見直しは1施策だけ→因果を特定しやすい
保険と自費の伝え方の注意点
整骨院では、保険適用の可否や範囲が症状・原因・手続により異なるため、案内は「わかりやすく・誤解がない」ことを最優先にします。
LPや地図の紹介文、受付の掲示では、保険の対象となり得るケースと対象外の例を分けて説明し、詳細は来院時に確認する旨を明示します。
効能の断定や過度なビフォーアフター強調は避け、患者さんの声は事実の範囲で短く掲載します。
自費メニューは所要時間・料金・期待できることを簡潔にし、オプションの有無や回数券の適用条件も併記。
会計時は領収書の区分を明確にして、後日の問い合わせにも同じ説明ができるように台本化します。広告・紙面でも同一表現を使い、誇張的な文言や紛らわしい表記は避けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保険の案内 | 適用となり得る/ならない例を分けて記載。最終判断は来院時の確認と説明 |
| 自費の説明 | 所要時間・料金・内容・対象を簡潔に。回数券/オプションの条件も明示 |
| 表現の配慮 | 断定的な効能・誇張を回避。患者の声は事実の範囲で短文に |
| 窓口対応 | 同じ台本で説明→領収書の区分を明確化→後日の問い合わせにも再現可能に |
予約までの流れと入口設計
整骨院の予約は〈地図やSNSで発見→プロフィール確認→申込ページ→確認メール/LINE→来院〉の直線で考えると整えやすいです。
各入口で同じ言い回し(誰向け×得られること×所要時間)を繰り返し、写真・料金・アクセス・空き時間の4点が一画面で分かる配置にすると迷いが減ります。
電話派とスマホ予約派の両方に配慮し、電話番号は常時表示・タップで発信、予約ボタンは上/中/下に重ねます。
LINEは友だち追加直後のあいさつ文で〈予約→メニュー→アクセス〉を固定。確認メッセージは当日URLや持ち物、到着目安を短文で再提示します。
導線の弱点は離脱地点に表れます。計測は入口別に揃え、主写真と冒頭文、ボタン位置、入力項目の順に小さく是正すると、申込率と来院率が安定して伸びます。
- 統一表現◯◯:誰向け×得られること×時間を各入口で共通化
- 視認性◯◯:電話は常時表示→予約ボタンは上/中/下の3箇所
- LINE連携◯◯:あいさつ文に予約・メニュー・アクセスを常設
- 確認メッセージ◯◯:当日URL/持ち物/到着目安を短文で
Googleビジネスプロフィールの導入
Googleビジネスプロフィール(GBP)は来院前の不安を解く“玄関”です。名称・住所・電話(NAP)の統一と主カテゴリ適合、写真の明るさ、営業時間の正確さだけでも来院の障壁が下がります。
サービスには自費/保険の説明を分けて簡潔に記し、事前予約の方法(電話/LINE/フォーム)を並列で示します。
投稿は休診案内や季節の症状アドバイス、院内の雰囲気など、来院の判断材料に直結する内容に絞ると反応が安定します。
口コミは依頼→返信をテンプレ化し、低評価でも経緯と対応を淡々と残す姿勢が信頼につながります。
| 設定項目 | 要点 | 運用のヒント |
|---|---|---|
| NAP/カテゴリ | 院名・住所・電話を全媒体で統一/主カテゴリを整骨院に適合 | 看板・サイト・紙面と同表記→検索時の迷いを削減 |
| 写真 | 外観・受付・施術スペース・スタッフを明るく掲載 | 月次で差し替え→季節物や混雑目安も写真で可視化 |
| サービス | 自費/保険の説明を分けて平易に記載 | 所要時間と料金帯を目安で記し、詳細は来院時に確認 |
| 連絡方法 | 電話/LINE/フォームを並列表示 | 折返し目安(例:営業時間内60分以内)を記載 |
| 口コミ | 依頼と返信を型化し24〜48時間以内に対応 | 改善点の指摘には経緯と対処を簡潔に回答 |
申込ページと電話・LINEの整備
申込ページ(LP)は“一画面で判断できる”を合言葉に作ります。冒頭に〈誰向け×得られること×所要時間〉、すぐ下にボタン、その後に料金の目安・アクセス・院内写真・問診の流れを配置。
電話番号は常時表示し、LINEは友だち追加直後のボタン群で「予約/メニュー/アクセス」に直行できるようにします。
入力項目は最小限にし、任意項目は折りたたみ。受付の一次応答は台本化し、出られない時間帯は留守電+自動返信で不安を残さない運用にします。
- 冒頭は一文で要点→すぐ下に予約ボタン
- 電話は常時表示→タップで発信/受付時間も明記
- LINEは「あいさつ文+リッチメニュー」で迷わせない
- フォームは必須最小限→任意は折りたたみ
LP変更は一度に多要素を触らず、見出し→ボタン→フォームの順で小さくAB。電話/LINEの応答SLA(例:営業時間内60分以内、時間外は翌朝1時間以内)を掲示すると安心感が高まります。
問診記入と待ち時間短縮の改善
来院時の体験は“到着→記入→案内→施術”の詰まりで評価が変わります。問診票はQRで事前入力できる形を用意し、当日も紙/タブレットを選べるようにして滞留を防ぎます。
記入項目は症状・きっかけ・生活背景・禁忌の確認に絞り、自由記述は短く。受付では到着からの目安時間を告知し、5分以上の遅れは短文で再案内します。
導線は受付→待合→施術スペースの表示をわかりやすく、荷物置きや上着の案内も先回り。会計時は次回の所要時間と持ち物、キャンセル連絡の入口を再確認します。
- 事前記入の導入:QRで前日案内→当日は確認と追記だけに
- 記入項目の見直し:必須を最小限に→自由記述は短く
- 案内表示の整備:受付・待合・施術の順路を明確化
- 遅延時の対応:5分超で短文周知→目安時刻を再提示
- 会計時の次の一歩:次回目安・持ち物・連絡口を再確認
待ち時間は“体感”が重要です。座席の快適性や掲示の見やすさ、ウォーターサーバーなど小さな配慮が満足度を底上げします。
記入と案内の型をそろえ、週次で滞留箇所を一つずつ是正すると、来院体験が滑らかになり再来率が安定します。
告知チャネルの選び方
整骨院の告知は〈地図(Googleビジネスプロフィール)・検索(自院サイト/ブログ)・紙(チラシ/ポスティング)・SNS(Instagram等)・口コミ〉の役割を分けると、少ない手間で成果が出やすくなります。
まず“来院直結の土台”として地図と申込ページを優先し、紙とSNSは商圏・季節・人員の空きに合わせて強弱を付けます。
評価は入口別に〈表示→プロフィール閲覧→申込→来院〉の並びで確認し、止まり所だけ小さく直します。
下表は主要チャネルの強みと運用の要点です。自院の商圏・客層・稼働に照らし、核にするチャネルを2つ決め、残りは補助的に使うと運用が安定します。
| チャネル | 強み・向いている状況 | 運用の要点 |
|---|---|---|
| 地図(GBP) | 近隣の来院見込みに直結。営業時間・写真で安心感を伝えやすい | NAP統一・主カテゴリ適合・写真の月次更新。電話/LINE/フォームを並列 |
| 検索(自院サイト) | 症状ページや記事で理解を深め、指名来院につながる | “誰向け×得られること×時間”を冒頭に。申込ボタンは上/中/下の三箇所 |
| 紙(チラシ) | 近隣の認知と信頼に強い。高齢層や家族決定に届きやすい | 写真主役+費用目安+来院手順。配布は戸建て密集エリアに集中 |
| SNS(Instagram) | 院内の雰囲気や人柄が伝わる。若年〜ファミリー層に有効 | プロフィール固定に“予約/メニュー/アクセス”。ストーリーズで空き案内 |
| 口コミ | 第三者の安心材料。比較段階の背中押し | 依頼導線を常設。返信は24〜48時間以内、事実ベースで簡潔に |
地図・検索・チラシの使い分け比較
地図は“今すぐ行ける院を探す人”に強く、検索は“理由を知って納得したい人”に強い、紙は“近所で安心できる院を知りたい人”に効きます。
それぞれの入り口で見る情報が違うため、同じ言葉と写真で一貫性を保ちながら、見せ方は最適化します。
地図では外観/受付/施術スペースの明るい写真と、電話・LINE・フォームの並列表示を優先。検索では症状別ページやQ&Aで不安を解き、申込ボタンを各ブロックに。
チラシは写真主役で結論だけ大きく、詳細はサイトへ誘導します。配布は商圏内の戸建て密集地や集合住宅の掲示許可エリアに集中し、在宅率が高い曜日/時間を選ぶと反応が安定します。
- 地図◯◯:主写真と営業時間の正確さ→電話/LINE/フォームを同列に
- 検索◯◯:症状ページで“誰向け×得られること×時間”を冒頭に→ボタン三箇所
- 紙◯◯:写真+費用目安+来院手順→専用QRや通話計測で入口を識別
- 一貫性◯◯:地名・電話・営業時間を全媒体で統一→迷いと不信感を防止
Instagramと口コミの連動運用
Instagramは“雰囲気の伝達と再来の後押し”、口コミは“比較段階の安心材料”として連動させると効果が高まります。
プロフィール冒頭に対象客と強みを一文で示し、ハイライトには〈料金/アクセス/空き枠〉を常設。
投稿は院内の清潔感、問診〜施術の流れ、セルフケアの短尺を混ぜ、説明文の前半に予約リンクを置くと迷いが減ります。
来院後はお礼メッセージで“自由な感想歓迎・数分で完了”とやさしく依頼し、掲載可否と実名/匿名の希望を尊重します。
低評価には経緯と対応を淡々と残し、改善を約束した点は次回の投稿で反映を共有すると誠実さが伝わります。
- 効能の断定や過度な表現は避ける→体験談は事実ベースで短く
- 個人情報・顔出しは同意を取得→未同意はトリミング/ぼかしで配慮
- 投稿→LP→予約の言い回しを統一→入口ごとのUTMで計測
- 過剰配信を避ける→質重視・週次で反応を見て微調整
広告配分と反響単価の基準
広告は“足りない枠を埋めるため”に小さく使うと無駄が減ります。まず無料の入口(地図/検索/口コミ/SNS)での基礎数値を整え、申込率が一定水準に達してから広告で平日/雨天などの空きを補います。
許容できる反響単価(CPA)は、来院の粗利と再来の見込み(LTV)から逆算し、4週の移動平均で判断します。
数字が悪い時は出稿面より先に“写真とLP冒頭・ボタン位置・フォーム項目”を見直すと改善しやすいです。
| 媒体 | 見る数字 | 配分と見直しの目安 |
|---|---|---|
| 検索広告 | 申込率/CPA/来院率 | 症状語・地名語を小額テスト→高CPA語は除外→時間帯最適化 |
| SNS広告 | 到達→申込率→CPA→再来の手応え | 動画/院内写真とLP冒頭を一致→弱い面は停止し勝ち面に寄せる |
| マップ枠 | 通話件数/経路/申込率 | 近距離の空き枠補完に有効→写真更新と口コミ運用を並走 |
| 紙×広告の併用 | 通話計測/QR経由申込/CPA | 戸建て密集エリアに集中→反応薄い区画は停止し地図強化に回す |
広告は万能ではありません。許容CPAを超えたら一度止めて原因を切り分け、強い入口に寄せ直す方が、来院体験と費用の両面で健全に伸びます。
広告表現とルールの基礎
整骨院の広告は、来院者の安全と誤認防止を最優先に「言い切り表現を避け、事実と客観情報を中心に伝える」ことが土台です。
医療法上の広告規制の直接対象かどうかに関わらず、誇大表示や効能の断定はトラブルの原因になります。紙・地図・サイト・SNSの文言を統一し、保険・自費の範囲や料金、営業情報は常に最新へ。
体験談やビフォーアフターは“個人差”の注記と撮影条件の明示が不可欠で、対価提供の有無もわかる形にします。
写真は清潔感・安全配慮が伝わる構図を選び、個人情報の写り込みを避けます。内部運用では「表現チェック表」→「二重確認」→「更新履歴の保存」を習慣化し、スタッフ間で同じ基準を共有することで、継続的なリスク低減と信頼獲得につながります。
- 誇張の回避◯◯:断定・比較優良・最高級などの強調は避ける
- 事実の明示◯◯:営業時間・料金・予約方法は最新・明確に
- 個人情報配慮◯◯:顔・表札・ナンバー等の写り込みを防止
- 内部統一◯◯:チェック表・台本・更新履歴で再現性を担保
医療広告ガイドラインの把握
整骨院の情報発信でも、読者に医療的効果を断定的に受け取らせない配慮が必要です。体験談・評価点・ビフォーアフターの扱い、比較優良・絶対表現、未承認の効果暗示などは誤認のリスクが高く、監督官庁や自治体の指導対象になり得ます。
安全な運用の基本は、①客観的事実(設備・資格・営業時間等)の提示、②施術名・所要時間・料金などの中立情報、③不確実部分は「目安」「個人差」の注記、の三点です。
ウェブ・紙・SNSと媒体が変わっても基準は同じにし、画像の加工や過度な強調は避けます。
下表のOK/慎重/NG例をチームで共有し、公開前チェックをルール化すると事故を防げます。
| 項目 | OK例(客観情報) | 慎重/NG例(誤認のおそれ) |
|---|---|---|
| 表現 | 施術名・所要時間・料金・対応時間の明記 | 「必ず治る」「最短◯分で完治」「他院より絶対に効果」 |
| 体験談 | 事実ベースの短文+個人差注記 | 点数評価の強調・過度な成功談の連投・対価非開示 |
| 比較 | 機能差を仕様で説明 | 根拠なきNo.1・最安・最高級の主張 |
| 画像 | 撮影条件の明示・無加工・個人情報配慮 | 誇張加工・不自然な加工・条件非開示のビフォーアフター |
料金表示と保険適用の注意点
料金は総額表示(消費税込み)を基本に、初回・再診・自費メニュー・オプションの区分を明確にします。
支払い方法(現金/キャッシュレス)やキャンセルの扱い、回数券の有効期限・返金条件もわかる表現に。
保険適用は、外傷性の捻挫・打撲・挫傷など急性・亜急性の負傷が中心で、慢性的な肩こり・疲労等は対象外になり得ます。
広告・院内掲示・LPで「適用となり得る/ならない例」を分けて伝え、最終判断は来院時に確認する姿勢を示すと誤解を防げます。
同一部位での他医療機関との併用可否、必要な申告事項(負傷日・負傷原因など)も、受付台本で統一。
領収書は保険/自費の区分を明確にして、後日の照会にも同じ説明ができるよう記録を残します。
- 総額表示を徹底→自費は税込みで一目で分かる表
- 適用範囲を分けて記載→「例:急性の捻挫等/慢性のこり等」
- “個人差・目安”の注記→回数・期間は断定せず
- 回数券・キャンセルの条件を明文化→受付でも同一説明
前後写真と表現のチェック
ビフォーアフターは来院検討に役立ちますが、誤認を招かないための条件整備が不可欠です。撮影は同一人物・同一角度・同一距離・同一照明で、編集や過度な補正は避けます。
説明文には施術名・回数・期間を併記し、「結果には個人差があります」を明示。顔や表札、車のナンバーなど個人情報は写り込みを防ぎ、公開許可(実名/匿名)を事前に取得します。
体験談や協力の謝礼がある場合は、その旨が分かる表現を添えます。SNSへ再利用する際も同じ基準を適用し、煽る文言や比較優良表現を避けます。
公開前にチェック表で二重確認し、更新日と担当者を残しておくと、差し替えや削除の判断が迅速になります。
- 撮影条件◯◯:角度・距離・光を統一→無加工が基本
- 併記情報◯◯:施術名・回数・期間+「個人差あり」
- 個人情報◯◯:顔・表札・ナンバーの写り込み回避
- 同意と開示◯◯:公開可否・謝礼の有無を明記→再利用時も同条件
計測と費用対効果の見直し
計測の目的は「どの入口から、どれだけ申込が生まれ、いくらの費用で、来院と再来に結びついたか」を同じ物差しで把握することです。
まず入口(地図・検索・紙・SNS・広告)ごとにUTMをそろえ、LP→申込→来院→再来の流れを一列で確認します。
数値は日々ブレるため、週次の4週移動平均で評価すると落ち着いた判断ができます。費用対効果は媒体費だけでなく、制作・運用の工数も含めて考えるのがコツです。
弱点は「どこで止まっているか」に現れます。LPで止まるなら見出しとボタン位置、申込で止まるならフォーム項目、来院で止まるならリマインドとアクセス案内、再来で止まるなら問診と次回提案──と順に小さく是正します。
次の表は主要指標と改善の起点をまとめたものです。
| 指標 | 見方と改善の起点 |
|---|---|
| 申込率 | LPの冒頭を“誰向け×得られること×時間”で言い切り→ボタンを上/中/下に配置→フォーム必須を最小化 |
| 来院率 | 登録直後・前日・当日のリマインド整備→地図・駐車・到着目安の明示→電話/LINEの選択肢を併記 |
| 再来率 | 会計時の次回提案と目安周期→セルフケア資料→LINEの軽いフォロー配信 |
| CPA | 入口別に算出(媒体費+工数)÷申込数→高止まりは素材とLP冒頭を先に見直し |
| LTV | 初回来院の粗利+再来の見込み→許容CPAの上限を逆算し配分 |
UTMと入口別反響の把握
入口別の成果を比べるには、UTMの命名を統一し、予約/来院データと突合できる状態にしておくことが重要です。
命名は英小文字・ハイフン区切りで、source(媒体)・medium(種類)・campaign(企画)を必須に、必要に応じてcontent(投稿ID/担当)・term(検索語)を付与します。短縮URLやリダイレクトを使う場合もパラメータ保持を徹底します。
予約ツール側には紹介元ラベルを用意し、UTMのsourceと同じ語で登録すると後から集計が楽になります。時刻・タイムゾーン・通貨はレポート時に必ず統一し、社内テスト流入は専用のUTMで分離します。
- 命名統一◯◯:例)source=maps/medium=organic/campaign=neck-shoulder
- 貼り替え◯◯:再掲はcontentだけ変更→成果の因果が追いやすい
- 予約側連携◯◯:「maps」「search」「paper」「instagram」「ads」で登録
- 除外管理◯◯:社内テスト・スタッフ端末は専用UTM/フィルタで分離
- 保管場所◯◯:命名規約・稼働中キャンペーン表を共有フォルダで常設
媒体別の費用と価値の比較
同じ申込数でも、媒体によって来院率や再来率が異なるため、「CPAだけでなくLTVまで」見る視点が欠かせません。
まず各媒体を小額でテストし、4週移動平均で判断します。地図は近距離の来院に強く、検索は理解を伴う指名に、SNS広告は新規発見に、紙は家族決定・高齢層に、口コミは比較段階の背中押しに効きます。
数字が悪いときは、出稿先よりも先に「写真・LP冒頭・ボタン・フォーム」を見直すと改善が早い傾向です。
| 媒体 | 見る数字(例) | 判断と配分の考え方 |
|---|---|---|
| 地図(GBP) | 通話/経路→申込率→来院率 | 写真と営業時間の更新で改善余地大→近距離の空き枠補完に優先 |
| 検索(自院サイト) | LP閲覧→申込率→来院率→再来率 | 症状ページの冒頭とCTAを強化→指名流入のLTVが高め |
| 検索広告 | 語句別CPA→来院率→商圏適合 | 症状語/地名語を小額テスト→高CPA語は除外→時間帯最適化 |
| SNS広告 | 到達→申込率→CPA→再来の手応え | 世界観とLP冒頭の一致が鍵→勝ち面に寄せ、弱面は停止 |
| 紙(チラシ) | 通話計測→申込率→CPA | 戸建て密集地に集中→反応薄い区画は停止し地図強化へ |
| 口コミ | 件数→質(具体性)→来院率 | 依頼導線と返信型の整備で持続→比較段階の押しに有効 |
週次レポートと改善のチェック
週次レポートは「同じ順番で同じ指標を見る」だけで精度が上がります。まず対象期間・タイムゾーン・キャンペーン範囲を固定し、入口別に〈LP閲覧→申込→来院→再来〉を左から右へ確認します。
前週差と4週移動平均を並べ、変化の大きい箇所だけ深掘りします。改善は一度に一つに絞り、翌週はその指標だけを再確認して因果を確かめます。
共有はスクリーンショットではなく、指標名・定義・集計条件を明記したテンプレに沿って記録し、更新日と担当者を残すと再現性が高まります。
- 基礎条件の確定:期間・TZ・対象キャンペーンを明示→比較の土台を固定
- 入口別の並び替え:強い入口を上位に→弱い入口は一時停止も検討
- 変化点の特定:前週差と4週平均の乖離をチェック→原因仮説を一つに限定
- 是正タスクの決定:見出し・写真・ボタン・フォーム・リマインドのいずれか一つに集中
- 学びの蓄積:翌週の結果をテンプレに追記→勝ちパターンを標準化
数値は“正しく集め、同じ定義で比べ、少しずつ直す”ことで活きます。入口別の計測が整えば、強い施策に予算を寄せ、弱い施策は止める判断が速くなり、申込率と来院率の両方が安定して改善します。
まとめ
整骨院集客の要点は①商圏と対象客の明確化②地図と申込導線の最適化③口コミ・SNSの継続運用④広告は許容CPA内で小さく検証⑤UTMで入口別に週次見直し、の5つです。
まずはGBPの写真/カテゴリとLPのボタン配置を整え、リマインドと口コミ依頼を固定化。入口別計測を始めれば、強い施策に自信を持って予算を寄せられます。




























