アメンバーを解除したいけれど「相手に通知が行く?」「限定記事はどうなる?」と不安に感じていませんか。
本記事では解除前の確認ポイントからPC・スマホ別の操作手順、解除後に変わる表示や通知の仕組みまでを一つずつ解説します。読めば失礼なく安全に公開設定を切り替え、ファンを絞り込んでコミュニティを活性化する方法が分かります。
目次
アメンバーとは?解除前に知る基本

アメンバーは、アメブロで特定ユーザーにだけ記事を公開できる“鍵付きフォロー機能”です。承認制のため、申請を受け入れた瞬間から限定記事や画像が相手に丸見えになります。
逆に言えば、解除しない限り過去記事も今後の記事も見られ続けるということ。ビジネス利用やプライベート投稿を分けたいブロガーにとって、誰をアメンバーに入れるかは情報漏洩リスクと直結します。
したがって、解除作業は「内容の機密度」と「読者との関係性」を見直す絶好のタイミングです。注意したいのは、解除してもコメント履歴は残るため、相手に不快感を与えない一言や事前告知で角を立てないようにすること。
さらに、解除後の非公開設定を見落とすと再申請で再び閲覧権を与えてしまう可能性もあるので、手順を正しく理解しておくことが重要です。
- アメンバー=承認制フォローで限定記事を共有
- 解除しない限り過去記事も永続的に閲覧可
- 解除は情報漏洩リスクを下げる見直しタイミング
- コメント履歴は残るため事前告知でトラブル回避
アメンバーと読者登録の違い
一見似ているアメンバーと読者登録ですが、公開範囲と通知方法が大きく異なります。読者登録はメルマガ購読のイメージで、最新記事が公開されるたびにタイムラインへ通知されるだけ。すべての公開記事が対象で、限定記事は読めません。
一方アメンバーは、管理者が許可したユーザーだけが非公開記事を閲覧できる仕組みで、承認時に一度だけ通知が届きます。
つまり、読者登録は“広く浅く”情報を届ける拡散機能、アメンバーは“狭く深く”信頼関係を築くクローズド機能と覚えると分かりやすいでしょう。
たとえば商品の先行モニター募集や限定クーポン配布など、関係性の濃いフォロワーだけに届けたい情報はアメンバー記事に最適です。一方、検索流入を狙ったSEO記事や広報的なお知らせは全体公開+読者登録を活用すると効果的です。
【機能の比較早見表】
項目 | アメンバー |
---|---|
公開範囲 | 承認ユーザーのみ閲覧可能 |
通知 | 承認時に一度通知 |
主な用途 | 限定情報・クローズドコミュニティ |
読者登録 | 全体公開記事の更新をタイムライン通知 |
このように役割が異なるため、解除を検討するときは「限定情報を共有する必要がなくなったか」「読者登録で十分か」を基準にすると整理しやすくなります。
解除が必要になる場面
アメンバー解除は、単なる“リスト整理”以上にブログ運営の質を左右します。まず考えられるのがビジネスモデルやサービス内容の変更です。
たとえば、無料モニター募集を終えて有料プランに切り替えるタイミングでは、モニター目的のアメンバーを解除し、支払い意欲の高いユーザーに絞り込むことで成約率が向上します。
また、情報漏洩リスクを下げたい場合も解除が有効です。限定記事に価格改定やノウハウ記事を載せている場合、コンテンツ転用を防ぐために半年ごとにアメンバーを更新すると安心です。
さらに、相手のブログアクティビティが低下し相互交流が減ったときも見直しのサイン。幽霊アカウントを外すことで、コメント欄の反応率やライブ配信の同時視聴数が上がり、コミュニティが活性化した例もあります。
- ビジネスモデル変更でターゲットを絞りたい
- ノウハウ流出や価格改定情報を守りたい
- 相手の活動が止まり交流が途絶えた
- モニター募集終了後にリストをリフレッシュしたい
- コメント履歴が残るため事前にフォローの一言を
- 一括解除は通知で一斉に伝わる可能性がある
- 限定記事のURLを外部共有していないか確認
アメンバーを解除するやり方

アメンバー解除は3分で終わる簡単な操作ですが、相手との関係や限定記事の公開範囲に影響するため、手順と確認項目をまとめて把握しておくことが大切です。
基本の流れは〈解除候補をリストアップ〉→〈PCまたはスマホで操作〉→〈限定記事・コメント欄を再確認〉の三段階です。
操作そのものはワンクリックで完了しますが、間違って解除すると再承認まで相手が記事を閲覧できなくなるので注意しましょう。
また、一括解除でも通知は送信されませんが、相手との関係性を考慮して個別対応すると丁寧です。解除後は非公開記事が誰にも見えない状態になっているか、コメント履歴が問題なく残っているかをチェックし、必要なら「公開範囲:アメンバー限定→読者限定」など設定を切り替えます。
- 解除前に候補リストを作成し漏れを防止
- PCとスマホで手順が異なるので両方確認
- 解除後は限定記事の公開範囲を再チェック
PCブラウザでの解除手順
PCブラウザでは画面が広く、一度に複数ユーザーを確認しながら作業できるため、リスト整理に向いています。トップメニューの〈設定・管理〉→〈アメンバー管理〉を開くとアメンバー一覧が表示され、各行の右端にある「解除」ボタンをクリックするだけで完了します。
大量解除を行う場合は、上部にあるチェックボックスで複数選択し、一括解除ボタンを押すと効率的です。解除を行っても相手に通知が送信されることはありません。
ただし関係維持のため、事前にDMで一言伝えてから解除すると円滑です。解除後は、限定記事の公開範囲が「アメンバー限定」になっていないかをダッシュボードの〈記事一覧〉で検索フィルタ「限定」を選び確認しましょう。もし残っていたら「公開」または「読者限定」へ変更すれば閲覧権の漏れを防げます。
- 〈設定・管理〉→〈アメンバー管理〉をクリック
- 解除したいユーザーのチェックボックスにチェック
- 画面下の[解除]を押して確認ダイアログでOK
- 〈記事一覧〉で「限定」フィルタをかけ公開範囲を確認
- 大画面で一括チェックしやすい
- 記事の公開範囲をすぐに切り替えられる
スマホアプリでの解除手順
スマホアプリは移動中や隙間時間に手軽に操作できるのが利点です。Amebaアプリのホーム画面で左上の「≡」メニュー → 「ブログ管理」 → 「設定・管理」 → 「アメンバー」の順に進みます。メニューから〈アメンバー管理〉を選ぶと、ユーザー一覧がカード形式で表示されます。
〈あなたが申請した人〉タブで対象ユーザーの下に表示される[アメンバーをやめる]をタップして確定します(長押し操作は不要)。複数ユーザーをまとめて解除したいときは、右上の「編集」を押し、チェックを付けた後に「解除」を選択します。
スマホ操作では画面が狭く誤タップしやすいため、作業前に通信環境を安定させ、操作後は必ず限定記事の閲覧権限をプレビューで確認しましょう。
また、アプリは通知ONがデフォルトなので、解除前に〈設定〉→〈通知〉で「アメンバー通知」をOFFにしておくと相手側のプッシュ通知を防げます。
- 【手順】マイページ→設定→アメンバー管理→解除
- 複数解除は「編集」モードでチェック→解除
- 作業後にプレビューで限定記事の閲覧可否を確認
- 画面が狭く誤タップしやすい→長押しで確認
- 地下鉄や移動中は通信切れで処理失敗の恐れ
- 通知設定を見直さないと即時プッシュが飛ぶ
アメンバー解除後に変わること

アメンバーを解除すると、相手はアメンバー限定記事・画像・動画へ一切アクセスできなくなります。サイドバーに表示される記事タイトルは残りますが、クリックすると「閲覧権限がありません」と表示されるため、内容は閲覧不可です。
また、相手のプロフィール欄からあなたのブログが「アメンバー」ステータスで外れるので、限定記事更新通知も停止します。いっぽうコメント欄やメッセージ履歴は双方のブログ上に残るため、過去のやり取りが突然消えるわけではありません。
解除の影響が出る範囲を整理すると、閲覧権限の喪失・タイムライン通知の停止・プロフィール表示の変化の三点が主なポイントです。
逆に変更がない部分は、公開記事の閲覧、過去コメントの閲覧、いいねやリブログ履歴など。これらを把握しておけば、解除後に「見えているはず」「届いているはず」といった誤解を防げます。
- 限定記事・メディアは完全非公開へ
- アメンバー更新通知がストップ
- コメント・メッセージ履歴は残る
- 公開記事やいいね履歴は従来通り閲覧可能
非公開記事やコメントの扱い
解除直後からアメンバー限定記事は相手の閲覧リストから外れ、URLを直接入力しても閲覧できません。しかし、記事自体の公開設定は「アメンバー限定」のままなので、新たな読者登録者も読めない状態が続きます。
解除後にその記事を一般公開へ切り替えたい場合は、ダッシュボードの〈記事一覧〉でフィルタを「限定」にして対象記事を一括編集すると効率的です。コメントについては、相手が過去に残したコメントもあなたのブログ上に表示され続けます。
消したい場合は記事編集画面でコメント管理モードに切り替え、「削除」または「非表示」を選択してください。ただしコメントを削除すると相手側の「自分が書いたコメント一覧」からも消えるため、ビジネス利用ではトラブルを避ける目的で非表示に留めるのが無難です。
また、相手が引用リブログしている場合、そのリブログ記事自体は残りますが、限定記事本文は読み込まれないので情報漏洩の心配はありません。
- 限定記事を公開または読者限定に変更するか
- 残したくないコメントは非表示or削除
- リブログ先で本文が読めないか念のため確認
通知を出さないコツ
アメンバー解除は基本的に相手へメールやプッシュ通知は飛びませんが、タイムラインの「フォロー解除通知」をONにしているユーザーには履歴が表示される場合があります。
通知を極力出さずに解除したいときは、次の三つのステップが有効です。第一に、スマホアプリなら〈設定〉→〈通知〉で「フォロー・フォロー解除通知」を事前にOFFにするよう案内し、一言メッセージで解除理由を説明してから操作します。
第二に、一括解除は避け、24時間に数件ずつ個別解除することでタイムラインに連続表示されるリスクを回避します。
第三に、解除後24時間は限定記事の公開範囲を「読者限定」や「下書き」に変えておき、相手が念のためにアクセスしても閲覧できない状態を維持します。この三段階を踏めば、相手に違和感を抱かせずにリスト整理が可能です。
手順 | 操作内容 | 狙い |
---|---|---|
事前 | DMで解除予定を一言連絡 | 感情トラブルを防止 |
解除 | 24時間に数件ずつ個別解除 | タイムライン連続表示を抑制 |
事後 | 記事公開範囲を一時変更 | 再閲覧での違和感を防止 |
- 通知OFFはユーザー側設定なので完璧に防げるわけではない
- 一括解除は便利だが連続表示で気付かれやすい
- 解除理由を伝えると円満に関係を維持しやすい
アメンバー整理でファンを育てる

アメンバー機能は「限定情報を届ける」「深い交流をする」という強力な武器ですが、承認数が増え過ぎると情報が拡散し過ぎて希少性が薄れたり、反応のない幽霊メンバーが増えてコミュニティ全体の熱量が下がったりします。
定期的な整理を行えば、濃いファンだけに集中して価値を提供できるため、コメント率や商品購入率が向上し、ブランディング効果も高まります。
おすすめは四半期ごとに「参加動機が残っているか」「最近リアクションがあるか」の二軸でリストを可視化し、残す・保留・解除の三つに分類する方法です。
解除や保留の際は丁寧なフォローを挟むことで離脱後の印象を守り、次回キャンペーンや再募集時に戻ってきてもらえる可能性が高まります。
整理は単なる削除作業ではなく、ファンとの距離を最適化して関係を深める“育成施策”と捉えることが成功の鍵です。
- 四半期ごとに参加動機とリアクションで分類
- 濃いファンへ集中することで購入率アップ
- 解除時はフォローを入れて印象を守る
解除前のリスト整理と一言メッセージ
リスト整理は「誰を残し誰を解除するか」を決める準備段階が最重要です。まずアメンバー一覧をCSVでエクスポートし、スプレッドシートに読み込みます。
次に直近三か月の「いいね」「コメント」「限定記事閲覧数」を手作業またはスクレイピングで記録し、数値がゼロのメンバーを抽出しましょう。
抽出したメンバーには解除候補ラベルを付け、過去のDMやオフライン交流履歴を確認し、本当に離脱で問題ないかを判断します。解除を決めた相手には、冷たい印象を与えないよう短いフォローメッセージを送りましょう。
「いつもご覧いただきありがとうございます。限定記事の内容変更に伴いアメンバーを再編します。今後は全体公開記事でも情報を発信しますので、引き続きよろしくお願いいたします。」といった一言で十分です。事前に送ることで「いきなり解除された」という不信感を防げ、次の企画で再度参加してもらいやすくなります。
- CSVで一覧をバックアップ
- 三か月のアクション数を確認
- 解除候補にフォローメッセージ送信
- 最終確認後に個別または少数ずつ解除
限定記事を使ったファンづくり
アメンバー限定記事は「参加して良かった」と感じてもらう最大の接点です。まず月に一度は限定ライブ配信やダウンロード特典など“ここでしか得られない価値”を提供しましょう。
たとえばハンドメイド作家なら材料の仕入れ先リスト、コーチング系ならワークシートPDFなど、実用的で再利用できるコンテンツが効果的です。記事冒頭で「本記事は◯月末までの限定公開です」と期限を明示すると閲覧率が跳ね上がり、行動を促せます。
また、記事末に「感想コメントをくださった方には次回の先行案内をお届けします」と書けば、フィードバックとエンゲージメントを同時に獲得できます。
さらに、限定記事内で次回ライブや商品の先行予約リンクを提示すると、一般公開前に完売するケースも珍しくありません。こうした“特別扱い体験”がファン化を後押しし、解除どころか友人紹介で新規アメンバーが増える好循環を生みます。
- 月1回の限定ライブやPDF特典を提供
- 公開期限を明示して閲覧率を上げる
- コメント特典でエンゲージメントを促進
- 先行予約リンクで売上を事前に確保
- “ここだけ”の具体的メリットを提示
- 即行動を促す期限とインセンティブ
- 双方向コミュニケーションで愛着を醸成
まとめ
アメンバー解除は①事前に相手との関係を整理し、②PCまたはアプリで手順通りに操作し、③限定記事や通知の設定を確認する──この3ステップで安全に行えます。
不要なアメンバーを整理すれば本当に届けたい読者に情報が届き、限定記事の価値も向上。まずはリストの棚卸しと一言メッセージから始め、健全なファンコミュニティを育てましょう。