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【メタバース】アメーバピグの歴史と今後の展開を解説

この記事ではアメーバピグの歴史と今後の展開を解説していきます。

アメーバピグは、メタバースという言葉が知られる前より、存在していたアバターによる仮想空間コミュニティです。今では、あまり珍しくない存在かもしれませんが、以前は非常に画期的で注目される存在だったのです。ここでは、アメーバピグの魅力や歴史、これからの展開について詳しくご紹介していきます。

 

メタバースの定着前から存在したアメーバピグ

アメーバピグが誕生したのは、今日のようにメタバースが定着するかなり前になります。そんな時代から存在したアメーバピグは、当時、非常に画期的なアバターサービスであったでしょう。

ここでは、メタバースの正体とアメーバピグの歴史について詳しく解説していきます。

 

メタバースとは?

メタバースはインターネット上に形成された仮想空間をいいます。自分の分身としてアバターというキャラクターを作り、仮想空間にいてアバターを通し、現実空間に近い生活を送れる仕組みです。

もちろん、他のユーザーともコミュニケーションを取って交流できます。つまり、現空間とは別のもう一つの世界で生きられるといった表現がふさわしいかもしれません。

 

「メタバース」という言葉は、「Meta」と「Universe」が組み合わさった造語です。

「Meta」は「超越」、「Universe」は「世界」を意味しており、1992年に公開されたSF小説「スノウ・クラッシュ」から名付けられました。

 

アメーバピグの歴史

アメーバピグは、現在のようにメタバースが話題になる遥か前の2009年2月に誕生しました。

当初は、パソコン版のみがリリースされ、現在のメタバースと同様にピグというアバターを自分の分身として扱い、アメーバが作り上げた仮想空間にてもう一つの世界に生きられるようになっています。

 

2009年にスタートした時から、衣装の着せ替えやショッピング、部屋の模様替え、他のユーザとの交流などが可能で、当時はかなり画期的なアバターサービスとして捉えられていました。

アメーバを運営するサイバーエージェントが掲げるアメーバピグのコンセプトは「仮想空間での人と人とのつながりの体験の提供」であり、現在のメタバースのコンセプトとほぼ同じです。

 

しかし、コンセプトは同じでも2009年頃のアメーバピグと今のメタバースには大きな違いがあります。それは、以前のアメーバピグはAdobe Flashの技術が使われていた点です。

Adobe Flashは2019年12月ごろに廃止されたため、アメーバピグを含めた現在のメタバースでは利用されていません。以前のアメーバピグは、Adobe Flashの廃止に伴い、一旦サービスを終了せざるを得ない状況に追い込まれました。

 

現在のアメーバピグもパソコンからの利用はできるものの、スマホ版を基本にした仕組みになっており、モバイルユーザ向けのサービス展開内容になっています。

スマホ版にはウェブ版とアプリ版があり、「アメーバピグ」はウェブ版、「ピグパーティ」「ピグライフ」はアプリ版で楽しめます。

 

メタバースの3つのメリット

メタバースには、現実世界で得にくいメリットが3つあります。3つのメリットによって、私たちの人生がより豊かになり、経済活動にも活気がもたらされると予想されるほどです。

ここでは、メタバースがもたらす3つのメリットをご紹介します。

 

空間を超えてコミュニケーションが取れる

メタバースは、空間を超えて世界中の誰とでも簡単にコミュニケーションをとることができます。それによって、現実空間においての大型連休や年末などの移動、大規模なイベント開催による混雑を回避できる点もメリットです。

特に、感染症などの影響により、混雑を避けなければいけない事態にて最も活用価値があると考え始められており、今後の展開に期待の目が向けられています。

 

非日常的な体験ができる

メタバースは、現実空間とは別の全く異なる空間世界のため、非日常的な空間を味わえるのがメリットです。メタバースでは、現実では難しい体験のコンテンツで遊ぶこともできれば、現実に近い空間での探索やショッピングなど様々な体験ができます。

また、メタバースにおいては、自作の作品の販売も可能で、新たな市場誕生が予想されています。

 

新たなビジネスの創出

メタバースでは、現実空間と同じような市場の展開が可能なため、現実社会と違ったもう一つの市場を創り出せます。つまり、未だ発掘されていないビジネスチャンスがあると考えてもよいでしょう。

市場の展開次第では、現実社会においては軌道に乗らなかったビジネスにスポットが当たる可能性が十分にあるとも考えられています。

 

例えば、以下のような市場展開が予想されます。

  • アパレルブランドによるアバターウェアの販売
  • NFTによるアート作品販売
  • メタバース上のコンテンツやアイテムの販売
  • メタバース内の土地の売買

 

 

メタバースの3つのデメリット

まだまだ発展途上ともいえるメタバースには、解消しきれていないデメリットが3つあります。今後の発展次第では解消されていく見込みですが、現時点でのデメリットとして知っておくとよいでしょう。

ここでは、メタバースの3つのデメリットを解説していきます。

 

導入に時間と費用がかかる

残念ながら、現在のメタバースは導入に時間とお金がかかります。具体的には、利用のためのパソコンとVR機材を揃える必要があり、費用が10万円程度もかかってしまうのです。

スペック面の妥協をすれば、もう少し安い費用で揃えられますが、ある程度のスペックがなければトラブルにもつながりかねないため、おすすめできません。さらに、購入後の設定も難しく、実際に使えるようになるまでには時間がかかる恐れがあります。

 

依存性が高い

メタバースは、非常に没入感があるため、オンラインゲームやSNSと同じように依存してしまう可能性が高いです。現実世界ではお金や仕事、人間関係などの悩みがつきものですが、メタバースにはそのような苦悩がほぼありません。

だからこそ、現実逃避をする感覚で依存する人が多いのです。とはいえ、メタバースにも人同士が交流できる場所ですから、SNSにあるような中傷誹謗やトラブルがないとは言えません。

時には、周りからの評価やコメントに傷つくこともあり、依存度が高いほどに深く傷ついてしまう傾向にあります。さらに、現実世界よりも仮想世界に依存するようになると、現実世界での人間関係が希薄になりがちです。

 

ハッキングのリスクが高い

メタバースでのお金の扱いには、ウォレットが使用されています。ウォレットとは、メタバースで入手した資産や仮想通貨などを収めておく財布であり、金銭のやり取りにおいて不可欠なものです。

そのウォレットを狙ったハッキングによって、仮想通貨や資産を失った事例が多発しています。そのため、ウォレットの管理に充分注意しなければいけないのです。

メタバースにおいてのウォレットのセキュリティは、まだ高いとはいえないため、ハッキングによるトラブルが懸念されています。

 

アメーバピグが目指す未来のメタバース

アメーバピグは、今後も発展し続ける見込みであり、サイバーエージェントにては未来のメタバースの理想像が描かれています。実際には、以前からのアメーバピグをリブランディングするプロジェクトにおいて、未来のアメーバピグを想像する取り組みが行われています。

アメーバピグのリブランディングプロジェクトは、ピグらしさを再定義して、独自の良さを今後の世の中に広めていきたいという想いで立ち上げられたものです。

 

その上で成り立つリブランディング内容をまとめました。

  • ユーザーの個性を前面に出せるコンテンツの提供
  • アイデンティティーを尊重しあえる交流空間の提供
  • 仮想空間だから成り立つピグのキャラクターを尊重
  • リアルタイムにコミュニケーションが取れるシステムの提供

 

まず、各ユーザーのピグの魅力や価値は唯一無二のものであり、ユーザーの個性を前面に出せることを理想としています。それを自由に表現できる場所がアメーバピグであり、ユーザー同士でお互いの個性を認め合える空間づくりを目指す意向です。

アイデンティティとは、自分の存在価値を確かめ、同時に周りからも認められる感覚を指します。アメーバピグで表現されるアイデンティティーは、現実社会では表現できないものかもしれません。

そのように仮定した時、アバターだから創り上げられたオリジナリティを大切にしてほしいとサイバーエージェントは考えています。コミュニケーション面では、現実空間と同じくリアルタイムに交わせるように、システムを完備していく方針です。

 

まとめ

アメーバピグの魅力や歴史、これからの展開についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

メタバースには、現実空間では得られない未知のメリットが秘められており、活用次第で未来を明るくするものだと信じられます。そんな中で、今後のアメーバピグの展開からも目が離せません。