治療院の集客は、地図と検索で見つけてもらい、初診まで迷わせない導線づくりで変わります。本記事は、商圏と来院動線の押さえ方、安全配慮の伝え方、Googleビジネスと地域SEO、料金・施術時間の見せ方、予約手段と受付時間、SNS・紹介の回し方までを実例ベースでやさしく解説。今日から使えるチェックで予約率アップを狙えます。
治療院集客の基礎
治療院の集客は「見つける→選ぶ→迷わず予約→来院→再来」という連続した体験を、地域事情に合わせて滑らかにすることが出発点です。
まず、商圏は半径ではなく移動時間(徒歩・自転車・車・バス)で捉え、学校や職場、主要バス路線、駐車条件など“通いやすさ”の文脈で説明します。
次に、初診で不安になりやすい点(痛みへの恐れ、清潔さ、個室/カーテンの有無、費用の見通し、所要時間)をファーストビューで短く解消します。
予約は電話・LINE・Webフォームを一本化し、空き枠→所要→料金目安→注意事項→ボタンの順で並べると迷いが減ります。
数値は表示→予約→来院→再来の各割合を週次で確認し、落ちている箇所に小さな修正を当て続ける運用が効果的です。
以下の表を土台に、院内外の接点をそろえましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な接点 | 検索・地図・看板/のぼり・近隣施設・SNS・紹介 |
| 評価材料 | 清潔感・安全配慮・スタッフの人柄・料金/時間の明瞭さ・通いやすさ |
| 予約導線 | 空き枠→所要→料金目安→注意事項→予約ボタン(1〜2タップ到達) |
| 確認指標 | 表示数/プロフィール閲覧/電話・LINE率/予約率/来院率/再来率 |
商圏半径と来院動線の把握
商圏は「距離」よりも「移動時間」と「生活導線」で見ると実態に合います。都市部は徒歩・自転車15分圏、郊外は車20〜30分圏が起点になりやすい一方、バスの本数や駐車のしやすさ、夜間の明るさによって体感は大きく変わります。
まず、直近の来院住所と来院手段(徒歩/自転車/車/バス)を地図に重ね、集中帯を抽出します。
学校・保育園・大型スーパー・スポーツ施設・職場クラスターなど“ついで利用”が起きる地点を把握し、看板の位置やサイトの写真(入口・駐輪・駐車・夜間の見え方)に反映します。
雨天や日没後の動線も実地で確認し、足元や入口の写真を差し替えるだけでも来院ハードルは下がります。
公共交通を使う層には最寄り停留所からの所要を明記し、車利用が多い層には出入口や満車時の案内を短文で補足しましょう。
- 商圏は移動時間×生活導線で把握する
- 来院住所の集中帯と“ついで利用”地点を地図で確認
- 入口・駐輪/駐車・夜間の見え方を写真で可視化
- 雨天/日没後の導線も実地確認→表現を差し替え
初回来院の不安と安全配慮の注意点
初診で多い不安は「痛みが強くないか」「清潔で安心か」「どのくらい時間と費用がかかるか」「服装や持ち物」「担当者の相性」です。
サイトや地図の説明では、施術の刺激感の目安(弱め〜中程度などの表現)、所要時間の幅、初回ヒアリングの流れ、着替えの有無や更衣スペース、衛生管理(手指衛生・タオルやベッド面の清掃)、プライバシー配慮(カーテン/個室)を短文で示します。
院内掲示や写真では、スリッパの管理、ベッド周りの整理、器具の収納など“清潔が視覚で分かる要素”を優先します。
刺激量は体調や既往歴で調整が必要な場合があるため、初回は丁寧な問診・可動域や痛みの自己申告・その日の施術方針の共有を行い、過度な断定表現は避けます。安全配慮は日常運用の積み重ねが信頼につながります。
- 初回の流れ(受付→ヒアリング→検査/説明→施術→アフター)を一文で提示
- 所要の目安(例:初回◯分/2回目以降◯分)と費用の内訳を簡潔に明記
- 服装・持ち物・更衣/メイク直しの可否・お手洗い位置を案内
- 刺激感は個人差がある旨と、その日の体調で調整する方針を共有
写真と短文の一貫性が不安を減らします。入口からベッドまでの導線、施術者の表情、清掃やリネン交換の様子を更新し続けると、初診の躊躇が和らぎます。
予約手段と受付時間の比較
予約は「最短で確定できる入口」を用意し、電話・LINE・Webフォームの役割を分けて運用すると迷いが減ります。
電話は高齢層や急ぎの相談に強く、LINEは写真や既読管理、テンプレ返信で一次対応が速い利点があります。
Webフォームは24時間受付と自動返信で、地図・入口写真・持ち物・注意事項を同時に送れるのが強みです。
受付時間は生活リズムに連動します。平日は通勤・通学前後と昼休み、土日は午前の早い時間と夕方の相談が増えやすい傾向があるため、折返しの目安や“当日枠”の有無を明確に示します。
以下の比較表を起点に、利用が多い手段を強化しつつ、他手段でも同じ情報が伝わるよう表現をそろえましょう。
| 手段 | ポイント |
|---|---|
| 電話 | 緊急・詳細相談に強い。受付時間と折返し目安を明記→不在時は自動音声でLINE/フォームへ誘導 |
| LINE | 写真添付と定型返信で一次対応が短縮。リマインド/来院後フォローにも活用→個人情報は必要最小限 |
| Webフォーム | 24時間受付と自動返信で情報を一括送付。入力は最小限(氏名/連絡先/症状の概要/希望枠)に限定 |
| 予約ページ | 空き枠→所要→料金目安→注意事項→ボタンの順で同一画面に集約。読み込みは3秒以内を目標 |
| 受付時間 | 平日朝夕・昼休み・土日午前/夕方に反応が増えやすい傾向→折返し窓と当日枠の有無を明示 |
各手段のメッセージは語尾や料金表記を統一し、固定メッセージに地図リンク・入口写真・注意事項を添えると未完了が減ります。
週次で「入口別の予約率→来院率」を見て、弱い区間の文言や配置を小さく直していきましょう。
ターゲットと訴求の設計
治療院の訴求は「誰の・どんな困りごとを・どんな体験で・どこまで楽にするか」を一息で伝えられるかが鍵です。
まずは症状(例:肩こり/腰痛/産後まわり/スポーツ障害/頭痛など)×発生背景(デスクワーク/育児/競技)×生活制約(通院時間/子連れ/服装/費用)×目標(仕事復帰/試合/家事が楽)の4軸でお客様像を整理します。
訴求は「安全・清潔・痛みの強さの目安・所要時間・料金の見通し・担当の人柄」を先に短文で提示し、次に予約までの流れ(空き枠→所要→注意事項→ボタン)を同じ面に載せます。
症状ページは“症状の感じ方の例”“日常で困る場面”“初回の流れ”“刺激量の目安”“通院頻度の考え方”の順で並べると保護者や仕事帰りの方にも理解されやすいです。
写真は入口・更衣・施術スペース・衛生工程・夜間の見え方を揃え、キャプションに地域名と目安時間を添えます。
- 症状×背景×制約×目標の4軸でお客様像を具体化
- 安全/清潔/刺激の目安/所要/料金を先に短文化
- 空き枠→所要→注意→ボタンの一貫導線で迷いを減らす
- 写真とテキストの言い方をそろえ、誤解を防止
症状別ペルソナ項目の決め方
ペルソナは細かくしすぎると運用が続かないため、意思決定に効く少数項目を症状別に共通化します。集める方法は、初診アンケート・LINE事前問診・受付での自由記述の3本柱が実務的です。
到着した言葉はそのまま見出しや写真キャプションに転用できるため、自然で伝わる表現になります。
下表を起点に、院の特性(女性施術者の有無/キッズスペース/駐車)を追記してテンプレ化しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主訴 | 最も困っている症状(例:長時間座ると腰が痛む、抱っこで肩が重い) |
| 経過/トリガー | 発症時期・悪化/緩和する動作・再発頻度(仕事/家事/競技との関係) |
| 生活制約 | 通院可能な曜日/時間帯、子連れ可否、服装、職場からの距離、駐車の要否 |
| 目標/期限 | 仕事復帰・試合/イベントに間に合わせたい・家事を楽にしたい 等 |
| 不安 | 痛みへの恐れ、清潔面、個室/カーテン、費用の見通し、刺激の強さ |
| 決め手 | 写真の清潔感、担当者の人柄、所要時間の短さ、女性対応、夜間枠 など |
| 通院頻度の理解 | 目安の伝え方(例:まず◯回/週→様子を見て間隔を検討 などの考え方) |
集めた項目は学年別や職種別(デスク/立ち仕事/育児)に並び替え、症状ページの見出しへ反映します。言葉が増えすぎたら「結論→根拠→次の一歩」の順に短文化すると、体験申込につながりやすくなります。
実績・強みの伝え方と表現の注意点
実績の見せ方は“数字だけ”では伝わりにくく、判断材料を事実でそろえることが大切です。資格や経験年数、対応できる範囲/できない範囲、施術の考え方、衛生管理と安全配慮、設備(個室/カーテン/ベッド数)、所要時間と料金の目安を同じ面で明示します。
ビフォーアフターは個人差が大きいため、撮影/掲載の同意を得た上で「感じ方には個人差がある」旨を添え、誇張や断定を避けます。
口コミや体験談は要点を短文でまとめ、プライバシーに配慮した取り扱いにします。強みは“患者さんの不安が減る要素”に結び付けると納得感が高まります。
- 資格/経験・設備/衛生・所要/料金を同一画面に集約
- できる/できないを明確化→他機関の受診が望ましいケースも丁寧に案内
- ビフォーアフターは同意取得+個人差の注記→誇張表現は回避
- “痛みの強さの目安”や“刺激量の調整方針”を一文で明示
表現は常に「事実→目安→次の一歩(予約/相談)」の順にし、紛らわしい比較や断定よりも、安心材料と流れの明示で背中を押します。
写真と口コミの見せ方の基準
写真と口コミは「ここなら安心して通えそう」を判断する根拠です。写真は入口(昼/夜)・受付・更衣/洗面・施術スペース(個室/カーテン)・衛生工程(手指衛生/リネン交換/器具収納)・駐輪/駐車・バリアフリー・道順を明るく撮影し、キャプションに地域名と所要の目安を添えます。
人物が写る場合は同意を得て、顔がわかる素材は取り扱いに注意します。口コミは初診後の御礼メッセージで自然に依頼し、返信は感謝→事実の補足→次の案内(空き枠/予約方法)の順で統一します。
低評価には感情的に反論せず、事実確認と改善事項、相談窓口を明示します。季節や掲示物が変わったら写真も差し替え、最新の院内環境と矛盾が出ないようにします。
- 必須カットを点検(入口/更衣/施術/衛生工程/駐車/道順を優先)
- キャプションに地域名+目安時間を付与→来院の想像をしやすくする
- 口コミ依頼は初診直後に自然案内→返信は事実ベースで簡潔に
- 低評価は事実確認→改善の約束→窓口提示の順で丁寧に対応
- 月次で写真の鮮度を点検→季節/掲示と整合をとって差し替え
写真と口コミの整合が取れると、検索や地図からの来院率が安定します。見せ方は“最新の現場そのもの”を意識し、文章と画像の一体感で不安を解いていきましょう。
検索と地図の集客戦略
検索と地図は「初めての方が最初に見る場所」です。最優先は、名称・住所・電話・営業時間(NAP)の表記ゆれを無くし、サイト/地図/紙媒体で同一にそろえることです。
次に、治療内容の伝え方を“生活の困りごと”に寄せます(例:デスクワークで肩が重い→夜も予約可、ベビーカー来院→段差なし等)。
地図では入口や夜間の見え方、駐輪/駐車、バス停からの導線を写真で示し、説明文は地域語+症状語で短文化します。
検索は「地域名+整体/鍼灸/接骨院」「駅名+腰痛/肩こり/産後」など意図の強い語から整備し、症状ページ・料金・予約の順で内部リンクを固定。
計測は表示→プロフィール閲覧→経路/電話→予約→来院の流れで週次確認し、離脱が大きい箇所から文言と配置を小さく修正します。誇張や紛らわしい表現は避け、事実ベースの安心材料を積み上げましょう。
- 情報の正確さ:NAP統一・臨時営業時間の即時更新
- 判断材料の可視化:入口/夜道/駐車/衛生の写真+短文キャプション
- 導線の最短化:予約ボタン→所要/料金の目安→注意事項を同一画面で提示
Googleビジネス情報とカテゴリの整備
地図経由の来院を取りこぼさないために、Googleビジネスプロフィールの基本要素を整えます。名称は屋号を明確にし、近隣に類似名がある場合は駅名やエリア名の補足を検討。
主カテゴリは最も近いものを選び(例:整体院/鍼灸院/接骨院 など)、補助カテゴリで特性を補います。
営業時間は講座や臨時対応を即時反映し、祝日や研修日の休診は“事前に”投稿で案内。写真は入口(昼/夜)→受付→施術スペース→更衣/洗面→駐輪/駐車→道順の順で明るく差し替え、キャプションに地域名と所要目安を入れます。
予約リンクは公式の予約/問い合わせページへ直結し、メニューには主要コースと初回の流れ・所要時間の目安を簡潔に記載。
口コミは初診後に自然依頼し、返信は感謝→事実補足→案内の順で統一します。インサイトでは検索語・表示回数・経路リクエスト・電話数の増減を見て、サイトの見出しや写真に反映しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称/カテゴリ | 屋号の明確化。主カテゴリ最適化+補助カテゴリで特性補完 |
| NAP統一 | 名称・住所・電話・営業時間を全媒体で一致、臨時変更は即時反映 |
| 写真/動画 | 入口(昼/夜)・受付・施術・更衣/洗面・駐輪/駐車・道順を定期更新 |
| 予約/メニュー | 予約直結リンク。初回の流れと所要・料金目安を簡潔に掲示 |
| 口コミ/返信 | 初診後に自然依頼。返信は感謝→事実→案内の順で統一 |
| 投稿/分析 | 臨時案内や季節語を短文掲載。インサイト指標を週次で確認 |
地域キーワードと症状語の優先基準
露出を最短で高めるには、地域名と症状語の組み合わせを核に据えます。
トップ/サービス/症状ページの見出しと本文に、市区町村・駅名・エリア通称を自然に含め、「整体/鍼灸/接骨院」などの一般語と「腰痛/肩こり/頭痛/産後/猫背/膝の違和感」などの症状語を組み合わせます。
季節語(梅雨前/台風前/年末)や生活語(在宅ワーク/子連れ/立ち仕事)を添えると、相談の温度が高い検索に届きやすくなります。
ページ構成は〈結論(対象/所要/予約)→症状の感じ方と困り場面→初回の流れ→刺激量の目安→通いやすさ(時間/服装/アクセス)〉の順で短文化。
内部リンクは「症状別⇄地域別⇄料金/予約」の往復動線に固定し、各ページの同位置に予約ボタンと料金目安を置くと迷いが減ります。
- 地域名+一般語(整体/鍼灸/接骨院)を土台に症状語を追加
- 季節語・生活語を加えて“今”の検索意図に適合
- 各ページの予約ボタン位置を統一→タップ数を最小化
- タイトル/見出し/キャプションの言い回しを揃えて整合
同じ語尾の連続や過度な強調は避け、クリック率と予約率の両方を週次で見て、反応が高い表現だけを残していきましょう。
写真品質と口コミ返信の改善
写真と返信の質は「ここなら安心」を左右します。写真は判断に直結するカットから整えます。
入口(昼/夜)・受付・施術スペース(個室/カーテン)・更衣/洗面・衛生工程(手指衛生/リネン交換)・駐輪/駐車・道順を明るく撮影し、手ブレや傾きを避けます。
キャプションは地域名+所要の目安+一言(段差なし/ベビーカー可 等)で短文化。口コミは初診後48時間以内の御礼で自然に依頼し、返信は感謝→事実補足(所要/配慮/導線)→次の案内(空き枠/予約方法)の順で簡潔に。
低評価は感情的に反論せず、事実確認→改善項目→連絡窓口の提示で誠実に対応します。月次で写真の鮮度(掲示物や季節感)と返信の一貫性を点検し、表現をテンプレ化すると運用が安定します。
- 必須カットの撮影→明るさ/水平を確認しキャプションに地域名を付与
- 症状ページと同じ言い回しに統一→検索/地図/サイト間で整合
- 口コミ依頼は御礼連絡に同梱→返信は感謝→事実→案内の固定型
- 低評価は事実確認→改善→窓口提示の順→再来院の負担感を減らす案内
- 月次で差し替え→季節/掲示物の矛盾を解消し最新状態を維持
写真と言葉の“現在形”がそろうと、地図からの経路リクエストと予約率が着実に伸びます。週次の小さな更新で、安心材料を積み上げていきましょう。
Webサイトと予約導線の設計
Webサイトは「初めて見る保護者や仕事帰りの方が、迷わず初診予約まで到達できるか」で評価が決まります。
スマホ前提で、最初の画面に〈価値の一言(どんな人に何が楽になるか)・料金の目安・所要時間・空き枠/予約ボタン〉をそろえます。
続く画面では、入口や夜間の見え方、駐輪/駐車、バリアフリー、更衣や衛生工程など“安心材料”を写真+短文で提示します。
文言は地図・チラシ・SNSと揃え、予約後の自動返信で〈地図リンク・入口写真・当日の流れ・持ち物〉を再案内します。
速度は読み込み3秒以内を目安に画像圧縮とスクリプト削減を行い、フォームの入力は最小限に保ちます。
週次で「表示→予約→来院」の各率を見て、落ちどころ(ボタン位置/文言/写真の古さ)を小さく直す運用が、安定した予約につながります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ファーストビュー | 価値の一言・料金/所要の目安・空き枠/予約ボタンを同一画面に配置 |
| 安心材料 | 入口(昼/夜)・更衣/洗面・衛生工程・駐輪/駐車・道順の写真+短文 |
| 導線 | 予約→日時選択→確認→自動返信(地図/入口/持ち物)まで最短化 |
| 表現統一 | サイト/地図/紙面で語尾と料金表記を統一→誤解と離脱を削減 |
| 速度/可読性 | 画像圧縮・不要スクリプト削減・行間と余白の確保→スマホ視認性を重視 |
予約ボタン位置と色コントラストのチェック
予約完了率は「見た瞬間に押せる場所」にボタンがあるかで変わります。スマホでは最初の画面に1つ、各主要セクション(料金・施術内容・写真・FAQ)の末尾に同一文言で繰り返し設置し、下部には固定ボタンを検討します。
色は背景とのコントラストを十分に取り、指で届きやすい範囲(親指の可動域)に配置します。押下後の読み込みは短く、フォーム開始時点で〈所要時間・入力点数〉を明記すると離脱が減ります。
ボタン周辺に料金目安や所要、注意事項の一言を置くと“戻る→確認”の往復が減り、完了率が安定します。
- 最初の画面にボタンが視認できる(スクロール不要)
- 主要セクション末尾に同一文言で再配置→迷いの出口を確保
- コントラストとサイズは十分→タップ領域の間隔を確保
- 押下後1〜2秒以内の遷移→フォーム項目は最小限に限定
ボタン文言は全ページで統一し、固定コメント的な補助文(「当日枠の有無はこちら」など)も表記を合わせると、迷いがさらに減ります。
料金表示と施術時間の見せ方比較
料金は「自分の場合いくらで、どれくらい時間がかかるか」を瞬時に想像できる構成が有効です。初診料/再診料/施術料/オプション/キャンセル/支払い方法を同じ面に集約し、※注ではなく短文で明記します。
施術時間は幅(例:初回◯分/以降◯分)を示し、検査・説明・施術の内訳を一言で添えると納得感が高まります。
症状や目的で変動する場合は“追加が発生する条件”(高負荷作業・延長・機材使用 等)を前もって書き、出張や時間外の取扱いも短文で整理します。
下の比較表をベースに、院の実情へ合わせて微調整してください。
| 項目 | 推奨表示 | 補足 |
|---|---|---|
| 初診料 | 金額と含まれる内容(問診/検査/説明) | 所要の目安(例:◯分)を併記→初回の流れと並置 |
| 施術料 | コース別に金額と時間(例:◯分/◯円) | 延長の可否と追加の目安を短文で明記 |
| オプション | 名称・時間・追加費用を横並び表示 | 必要なケース例(産後/スポーツ/姿勢)を一言で |
| キャンセル | 期限と料金の扱い(無料/◯日前/当日) | 遅刻時の扱いと再予約の手順を明示 |
| 支払い方法 | 現金/カード/キャッシュレス | 締め日と引落日の目安、領収書の発行可否 |
価格の強調より、合計見込みと「初回はゼロ/必要額」など判断材料を近くに置くと、問い合わせの往復が減ります。
FAQ配置と初診案内テキストの導入
FAQは“最後の迷い”を解く場所です。体験・初診ボタンの近くに配置し、質問は短文、答えは〈結論→補足→次の一歩〉で書きます。
優先すべき項目は、安全面(衛生/個室/更衣)・学業/仕事との両立(夜間枠/所要)・費用の見通し(初診料/施術料/オプション)・欠席/遅刻時の扱い・子連れ/ベビーカー可否・駐車/駐輪・支払い方法 などです。
写真と対で示せる項目(入口/夜間の導線/更衣/洗面/駐輪)はFAQの直近に配置し、同じ言い方で整えます。
初診案内は1枚の短文で、予約→来院→当日の流れ→帰宅後の目安を一息で伝えると安心感が高まります。
- FAQは申込ボタンの近く→迷いをその場で解消
- 結論→補足→次の一歩の順で短文化→長文回避
- 写真とテキストの言い回しを統一→矛盾を排除
- 季節や掲示の更新に合わせFAQも入替→鮮度維持
- 直近の問い合わせ/初診アンケートから頻出質問を抽出
- 各回答を短文化し、必要なら関連写真を近接配置
- 申込ボタン上下にFAQを設置→上段は安全/費用、下段は手続き系
- 週次でクリックと離脱を確認→文言/位置を小さく調整
初診案内は「受付→ヒアリング→検査/説明→施術→アフター」を一行で示し、持ち物や服装、所要の目安も同じ面にまとめると、来院前の不安が和らぎます。
SNSと紹介の運用体制
SNSと紹介は「雰囲気の可視化→質問の解消→予約の背中押し」の三段で回すと無理がありません。
役割を分けると、Instagramは〈清潔感・設備・施術の流れ・来院動線〉を写真/短尺で見せる場所、LINEは〈問い合わせ→写真送付→空き枠提示→確定〉までを素早く進める場所です。
どの投稿から入っても同じ予約テンプレに合流させるため、プロフィール/固定コメント/リンク集の言い方と順番を統一します。
紹介は「満足の直後」が最も起きやすいため、初診後48時間以内の御礼メッセージで自然に案内し、カードやQRの入口を一本化します。
数はフォロワーではなく、LINE遷移率→見積/予約化率→来院率→再来率で確認。医療的な断定や過度な比較表現は避け、刺激量の目安や個人差の注記を徹底します。
| 領域 | 運用ポイント |
|---|---|
| 入口/夜間導線/更衣/衛生工程/施術スペースを定型撮影→短文キャプションで地域名と所要を明記 | |
| LINE | 自動応答で必要情報(症状概要/希望枠/写真)を回収→テンプレ返信で候補提示→確定まで短縮 |
| 紹介 | 御礼と同時にQR/カードを提示→特典の条件を短文で明確化→入口は共通フォームに集約 |
| 計測 | プロフィール遷移率・LINE遷移率・予約率・来院率・再来率を週次で可視化→弱点のみ改善 |
InstagramとLINE連携の運用
Instagramは「安心材料の提示」と「今やる理由」の言語化に特化します。固定投稿/リールでは、入口(昼/夜)・更衣/洗面・衛生工程・施術スペース(個室/カーテン)・駐輪/駐車・道順を定型で撮り、キャプションに〈地域名+症状語+所要の目安〉を添えます。
ストーリーズでは空き枠や雨天時の注意、ベビーカー可/段差なし等の即時情報を出し、ハイライトに「料金目安」「初診の流れ」「予約方法」を常設します。
プロフィールのリンクはLINEを含む共通ページに固定し、最上段に予約ボタンを配置。LINE側は友だち追加直後の自動応答で必要情報(症状概要/希望枠/写真4点:入口→患部→可動域→来院動線)と注意事項を案内します。
既読/未読の管理と一次返信の時間帯(朝/昼/夕)を決め、確定後は場所・持ち物・当日の流れを自動送付。医療的断定は避け、刺激量は目安として表現し、体調や既往歴により調整する旨を明示します。
- 固定投稿は清潔/導線/設備の“判断材料”を優先
- ストーリーズは空き枠や即時案内→ハイライトで恒常情報を整理
- プロフィール→リンク→LINE→予約の一貫導線を統一
- LINEは自動応答で必要情報を回収→候補提示まで短時間化
口コミ依頼と紹介カード配布のチェック
口コミと紹介は「満足直後の自然なお願い」と「誤解のない説明」が鍵です。依頼は初診当日の口頭+48時間以内の御礼メッセージで二段構成にし、所要時間(数分)と手順を短文で明記します。
返信は感謝→事実補足(所要/配慮/導線)→次の案内(空き枠/予約方法)の順で統一。紹介カードはQR/短縮URLを共通フォームに紐づけ、特典の有無・対象・期間・併用可否を簡潔に示します。
写真や体験談の転載は同意範囲で行い、個人が特定されない配慮を徹底します。
下表を点検表として運用すると、スタッフ間で表現が揃い、取りこぼしが減ります。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 依頼タイミング | 当日口頭+48時間以内の御礼で再案内→URL/QRを同送 |
| 依頼文構成 | 感謝→メリット(他の方の参考に)→所要時間→入口の提示 |
| 紹介カード | 対象/期間/金額の明示、併用可否、入口は共通フォームに一本化 |
| 転載と同意 | 写真/体験談は同意取得の範囲で要約転載→個人情報に配慮 |
| 評価の見方 | 件数より最近の比率と具体性(清潔/配慮/導線)を重視 |
リピート施策と時期リマインドの改善
再来は「体感の共有→次回目安→忘れない仕掛け」で生まれます。施術当日に可動域や痛みの自己申告を記録し、24〜48時間後に御礼と前後写真(顔が特定されない範囲)・実施内容・次回目安・セルフケアの一言を送ります。
リマインドは“混み合う前”に届くよう、前回施術日から逆算して1〜2か月前→2週間前→直前の三段で設定。
文面は〈症状語+季節語(在宅/冷え/花粉/台風前など)+来院動線〉を短文でそろえ、予約ボタンの近くに料金/所要の目安を再掲します。
未読・未返信対策に、別チャネル(電話/ハガキ)を用意。割引よりも「時間の確保」「静かな時間帯の提案」「子連れ可/段差なし」など不安を減らす提案が効果的です。以下の流れで週次点検を行い、反応が低い表現は早めに差し替えます。
- 当日:可動域/痛みの自己申告→施術方針の共有→帰宅後の目安をひと言
- 48時間以内:御礼+前後写真(必要に応じて)+次回目安+セルフケアの一言を送付
- 逆算リマインド:1〜2か月前→2週間前→直前の三段通知を自動化
- 文面統一:症状語+季節語+導線の短文→予約ボタン近くに料金/所要を再掲
- 評価と改善:再来率/経過の自己申告/返信率を確認→文面とタイミングを調整
“今来る理由”と“来やすさ”を言葉と写真で揃えることが、リピートの土台になります。丁寧な記録とやさしい一言を積み重ね、自然な再来を育てていきましょう。
まとめ
要点は、①商圏と来院動線の整理、②安全配慮と実績の見せ方、③地図・検索の露出強化、④迷わない予約導線、⑤SNS・紹介の継続運用とKPI管理の五つです。
まずはGoogleビジネスの情報・写真・口コミを整え、サイトの初診/体験ボタンとFAQを最上部に配置。週次で表示→予約→来院の率を見直し、小さな改善を積み重ねましょう。





























