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初心者必見!アフィリエイトリンクの種類・作り方・CTR向上術を解説

アフィリエイトで収益を伸ばす鍵は「リンク」の理解と最適化にあります。本記事では、リンクコードの構造や rel 属性の正しい設定方法をはじめ、ASPでの発行手順からクリック率(CTR)を高める配置・デザイン改善までを体系的に解説。

初心者でもコピペで実践できる具体例を交え、コード改変NGルールやSNS集客時の規制も網羅しています。読み終えれば、リンク設計で迷わず成果を最大化できる実践スキルが身に付きます。

 

アフィリエイトリンクの基礎と仕組み

アフィリエイトリンクは、クリックされたユーザーを広告主サイトへリダイレクトし「だれ経由でアクセスがあったか」をASPのサーバーが判別できるよう、固有のパラメータ(トラッキングID)を埋め込んだURLです。

クリック時に発行されるCookieやサーバーログで成果発生を紐づけ、一定期間内に購入・申込みが完了すると報酬が確定します。これにより、ブロガーやサイト運営者は“商品の在庫管理をせずに”成果報酬型ビジネスを実現できます。

 

リンク形式はバナーやテキストなど複数ありますが、仕組みそのものは〈生成〉→〈貼付〉→〈計測〉→〈承認〉の4プロセスで共通です。

理解しておくべきポイントは「計測方式(リダイレクト or クリック計測ピクセル)」「Cookie有効期限」「トラッキングパラメータ改変禁止」の3つで、特にパラメータの破損は“計測漏れ=報酬ゼロ”の致命的リスクになります。

初心者はまず、自分が扱うASPがどの方式を採用しているか確認し、正規手順でリンクを発行・設置することが安全運用の第一歩です。

 

リンクコードの構造と計測ロジック

アフィリエイトリンクのHTMLは、ユーザーがクリックした瞬間に数ミリ秒で複数の処理を行います。代表的なコード構造は以下のとおりです。

要素 役割 注意点
href属性 リダイレクト用トラッキングURLを格納 文字消失・改行でリンク切れ
img/aタグ ユーザーがクリックするオブジェクト altテキストでアクセシビリティ向上
パラメータ aff_id、creative_id など計測ID 削除・改変NG、短縮URL不可

 

リンクをクリックすると

  1. ブラウザ→ASPサーバーへリダイレクト
  2. Cookieへaff_id等を書き込み
  3. 広告主サイトへ最終リダイレクト
  4. 購入後、コンバージョンピクセルでASPに成果が返送

という流れで計測されます。最近ではITP(Intelligent Tracking Prevention)対策として、サーバー側でクリックログを保存し“サーバー to サーバー計測”へ移行するASPも増えています。

 

計測漏れを防ぐ3カ条
  • リンクをカスタマイズする場合、パラメータ順序を変えない
  • 外部リダイレクト・短縮サービスを挟まない
  • LPへの直リンク可否をASPガイドで確認

 

バナー・テキスト・ショートリンクの種類

リンク形式には視覚や用途に応じたバリエーションがあります。

  • バナーリンク:
    画像クリック型。視認性が高くCTRは上がりやすい一方、ページ読み込み速度やデザイン親和性が課題。
  • テキストリンク:
    本文中に自然に差し込めるためUXを損なわず、SEO的にもアンカーテキストで関連性を強調できる。
  • ショートリンク:
    SNSやメールでURLが長くなる問題を解決。ただしASP外の短縮サービスは改変扱いで禁止される場合が多い。

 

形式 メリット デメリット
バナー 視覚訴求が強くクリック誘導◎ 画像重複でPageSpeed低下
テキスト 自然な導線設計、SEO効果 存在に気づかれにくい
ショート URL簡潔、SNS共有向き リンク改変扱い・禁止多い
使い分けのポイント
  • 本文中→テキストリンクで自然に誘導
  • ファーストビュー→バナーで視線を集める
  • SNS告知→ASP公式の短縮機能があれば活用

 

rel属性(nofollow/sponsored/ugc)の意味と設定

Googleはリンクの意図を示すためにrel属性を評価しています。正しい設定はSEOペナルティを回避し、広告リンクであることを明示する役割を果たします。

  • rel=”nofollow”:クロールはするがランキング評価を渡さない。PR表記済みでも広告リンクには推奨。
  • rel=”sponsored”:広告・スポンサーリンクであることを明示。2019年以降Googleが推奨。
  • rel=”ugc”:コメント欄やフォーラムなどユーザー生成コンテンツのリンク。

 

用途 推奨rel属性 設定例
広告リンク nofollow + sponsored <a href=”…” rel=”nofollow sponsored”>
コメント欄URL ugc <a href=”…” rel=”ugc”>
非信用リンク nofollow <a href=”…” rel=”nofollow”>

 

SEOと広告表示の両立策
  • WordPressの場合、リンク挿入時に追加属性欄へnofollow sponsoredを入力
  • 同ページ内にPR表記+rel属性で二重に広告であることを示す
  • 内部リンクや一次情報出典には属性を付けずリンクジュースを保持
よくある設定ミス
  • rel属性を空白区切りでなくカンマ区切り→無効化
  • nofollowだけ付与しsponsoredを付け忘れ→広告判定あいまい
  • UGCリンクにnofollowを付け忘れスパム扱い→SEO評価低下

 

リンク生成と取得手順

アフィリエイトリンクを安全かつ効率的に設置するには、まずASP管理画面で「正規のコード」を取得し、そのままの状態でサイトへ貼り付けることが大原則です。

リンクにはトラッキングIDやパラメータが含まれており、1文字でも欠落・改変すると計測漏れが発生し報酬が失効します。

 

また、WordPressに貼り付ける際はビジュアルエディタで余計なタグが混入しないよう注意が必要です。

本章では〈ASP側での発行手順〉と〈WordPress側での貼り付けとNGルール〉を順に解説し、初心者でも「リンクが表示されない」「クリックはあるのに発生しない」といったトラブルを未然に防げるようにします。

 

ASP管理画面でリンクを発行する方法

ASPごとに操作画面は異なりますが、基本フローは共通しています。以下の手順を覚えておけば、A8.net・afb・バリューコマースなど主要ASPでも迷わずリンクを取得できます。

  1. ASPにログインし「プログラム検索」または「提携中プログラム」を開く
  2. 掲載したい案件の〈広告リンク作成〉ボタンをクリック
  3. バナーサイズ・テキストリンクなど表示形式を選択
  4. 表示されたHTMLコード全体をコピー(右クリック不可の場合は専用ボタンを使用)
  5. メモ帳などのプレーンテキストに一旦貼り付け、改行や全角スペースが入っていないか確認

 

ASP リンク発行画面の場所
A8.net レポート → プログラム管理 → 広告リンク作成
afb プログラム管理 → 広告原稿取得
バリューコマース 広告管理 → 広告素材を取得

 

コピー時のポイント
  • ドラッグ選択ではなく「コードをコピー」ボタンで取得すると抜け漏れ防止
  • タグの先頭<script>〜末尾</a>まで一括コピー
  • ソース上の改行はそのままOK、ただし半角スペースの挿入はNG
よくある失敗例
  • 表計算ソフト経由でコピー→ダブルクォーテーションが全角に変換
  • Gmail下書きに貼り付け→HTMLが自動整形されリンク切れ
  • 不要な改行削除でコメントアウトタグが消え計測不能

 

WordPressでの貼り付けと改変NGルール

WordPressではブロックエディタ(Gutenberg)とクラシックエディタで操作が異なりますが、共通して守るべきポイントは「HTMLブロックにそのまま貼り付け」「改行・インデントを変えない」「タグ属性を書き換えない」の三つです。

 

【ブロックエディタの場合】

  • 「+」ボタン → カスタムHTML ブロックを選択
  • 取得したコードをペーストし、プレビューで表示確認
  • バナー画像のサイズ変更はHTML側ではなくスタイルで調整

 

【クラシックエディタの場合】

  • テキストモードに切り替えてコードを貼り付け
  • ビジュアルモードに戻し、意図しない改行が入っていないか確認

 

チェック項目 やるべきこと 理由
rel属性 広告リンクには rel=”nofollow sponsored” を追加 SEOガイドラインとASP規約を同時遵守
AMP対応 <img>タグにwidthとheightを明記 レイアウトシフト防止
キャッシュプラグイン リンククリック計測JSを遅延読み込み対象外に 計測漏れ防止
CTRを高める貼り付け場所
  • 記事冒頭の導入文直下 → 閲覧率が高く最初の訴求でクリック増
  • 比較表内の公式サイトはこちら→ボタン → 視線誘導でCTR向上
  • まとめ前のボックス内 → 読後の背中押しで成約率UP
改変NGルール
  • href内のパラメータ削除・順序変更→計測不能
  • 短縮URLサービスで置き換え→改変扱いで報酬否認
  • アフィリエイトリンクをJavaScriptイベントで発火→一部ブラウザでCookie設定失敗

 

クリック率を高める貼り方と配置戦略

アフィリエイトリンクのクリック率(CTR)は「ページ内でどこに、どの形式で、どんな文脈で置くか」で大きく変わります。まず理解すべきはユーザーの“視線移動”と“行動フロー”です。訪問者は、ファーストビューで概要を把握し、見出しで興味が続くか判断し、結論・まとめで行動を検討します。

この3つの接点にリンクを配置すれば、自然な流れでクリックが発生しやすくなります。さらに、モバイルファーストの現代ではスクロール位置50%前後が熟読エリアとなるため、ここに比較表やボタンを設置すると平均CTRが従来比1.4〜1.8倍向上するデータもあります。

 

配置だけでなく、リンク周辺の余白・色彩コントラスト・コピーの一貫性などデザイン要素もCTRに直結します。

本章では〈視線誘導を意識した配置〉〈比較表・ボタンの使い分け〉〈コピー&デザイン最適化〉という実践的な戦略を解説し、初心者でもすぐに改善できるテンプレートを紹介します。

 

見出し前・比較表・ボタンでCTRを改善

見出し直下のリンクは「これから説明する内容の結論」を先出しする役割を果たし、ユーザーの期待を高めてクリックを誘います。

特にH2直後に比較表+公式サイトボタンを挿入すると、平均CTRはサイドバーバナー比で約2倍に伸びる傾向があります。配置例としては以下の3パターンが効果的です。

 

【CTRが上がる配置パターン】

  • 導入文下:記事冒頭の要約後に縦長バナー+テキストリンク
  • H2直下:比較表1行目に「公式サイトはこちら→」ボタン
  • まとめ前:yellow_box内に限定特典リンクを箇条書きで配置

 

配置エリア 推奨リンク形式 期待CTR向上幅
導入文下 縦長バナー+テキストアンカー +15〜20%
H2直下 比較表+ボタン +25〜35%
まとめ前 yellow_box内テキストリンク +10〜18%

 

配置のコツ
  • 比較表は2列:左25%に商品ロゴ、右75%に魅力を箇条書き
  • ボタンは補色で目立たせ、ホバー時に若干拡大アニメを付与
  • テキストリンクは文脈に溶け込むアンカーテキストを使用
NG配置例
  • リンクを本文の最後にのみ設置→熟読しない読者に届かない
  • 同一ページに10本以上リンク乱立→選択肢過多でCTR低下
  • ファーストビューに巨大バナーのみ→広告臭が強く直帰率上昇

 

キャッチコピーとデザイン最適化のコツ

配置が決まったら、次はリンク周辺のコピーとデザインを最適化してCTRを底上げします。コピーは「数字+ベネフィット+限定性」を盛り込むと効果的です。例:初月77%OFFでプロテインを試す→。数字は「割引率」「返金保証日数」「利用者数」など信頼性のある具体値を選びましょう。

デザイン面では、ボタンカラーはサイトのブランドカラーと補色関係にある色を選び、サイズはモバイルで親指タップしやすい横幅120〜200px、高さ40〜50pxが目安です。

 

読み込み速度を落とさないよう、画像バナーはWebP形式で圧縮し、lazy‑load属性で遅延読み込みするとPageSpeed Insightsのスコア低下を防げます。

要素 改善策 CTR改善例
コピー 数字+メリット+限定性
例:30日間返金保証付きで月990円→
+8〜12%
ボタン色 コバルトブルー(補色)+白文字 +5〜7%
余白 上下16pxのパディングで視認性UP +4〜6%

 

デザイン改善チェックリスト
  • ボタンに影&微細なアニメで“押せる感”を演出
  • リンク周囲に無駄な要素を置かず視線集中
  • モバイル表示で折り返しが起きない文字数に調整
デザインで陥りやすい罠
  • 派手過ぎるGIFバナー→ページ速度低下でSEO不利
  • ボタン色と背景色が近く視認性ダウン
  • キャッチコピーが長くモバイルで改行→可読性低下

 

リンク運用とトラブル防止のポイント

アフィリエイトリンクは一度貼って終わりではなく、運用フェーズでのメンテナンスが成果を左右します。リンク切れやリダイレクト先の変更、広告主のLP停止などが発生するとクリックが成果へ結び付かず、SEO評価の低下やユーザー離脱を招きます。

また、SNSや外部プラットフォームでシェアする際は各サービスの広告ポリシーを順守しなければアカウント制限のリスクがあります。

 

そこで「定期監視」「自動リダイレクト設定」「プラットフォーム規制把握」の三軸で運用体制を整備しましょう。WordPressではプラグインを用いずにBroken Link Checkerの外部サービス版APIやGoogle Search Consoleのカバレッジエラーを参照し、月次でリンク一覧をスプレッドシートへエクスポートしてチェックすると安全です。

さらに、広告主やASPから配信停止メールが届いた場合は24時間以内に該当リンクを差し替える「緊急対応フロー」を決めておくと、収益損失とユーザー体験の低下を最小化できます。

 

運用体制の3本柱
  • リンク状態の定期監視(週1回目視+月1回一括ツール)
  • リダイレクト先の自動更新ルールをASP担当と共有
  • プラットフォーム別広告ポリシーの最新化チェック

 

リンク切れ監視とリダイレクト対策

リンク切れ(404)やLP変更はCTR・CVR以前に「クリック=離脱」の負の体験を生みます。まず、週次でGoogle Analytics4のイベントclick数とpage_view数を突き合わせ、クリック後の直帰率が異常に高いURLを抽出しましょう。

異常値を検知したらブラウザのデベロッパーツールでネットワークログを確認し、ステータスコード301/302が連続していないか、最終到達ページが200で返っているかを検証します。

 

【リンク切れを見逃さない3ステップ】

  1. 月初にサイトマップをFetch→Screaming Frogなどでステータス一括取得
  2. 404・500を抽出→スプレッドシートに案件名・URL・ステータス・修正日を記録
  3. ASP担当へ報告し代替リンクを受領→記事更新→再クロール依頼

 

問題 原因例 対策
クリック後真っ白 広告主LP停止 同カテゴリの代替案件へ即差し替え
多重リダイレクト ASP側でURL改定 ASP新リンクに置換+キャッシュ削除
SEO警告 リンク切れが多数 Search Consoleで修正報告

 

リダイレクト対策のコツ
  • 301が2回以上続く場合はASPへ短縮リダイレクトURLを依頼
  • 外部LPを自分のドメインに中継しない(広告改変扱い)
  • AMP対応時はAMP側にも同一リンクを設置し二重計測を防止
リンク切れ放置のリスク
  • ユーザー体験悪化→SNSでのネガティブ拡散
  • 検索エンジン評価低下→ランキング下落
  • ASP警告→報酬保留やアカウント停止の可能性

 

    プラットフォーム規制とSNS集客の注意点

    SNSや外部サービスでリンクをシェアするときは、各プラットフォームの広告ポリシーを厳守しなければアカウント凍結のリスクがあります。

    たとえばX(旧Twitter)は「URL短縮サービスでのリダイレクト先が広告である場合、事前に告知が必要」と規定し、Instagramはストーリーズでアフィリエイトリンクを貼る場合#PR表記が必須です。

     

    さらに、Facebookはファイナンス案件など特定分野の広告を年齢・地域ターゲティング制限付きで運用する必要があります。

    このほかLINE公式アカウントはポイントサイト経由リンクを禁止し、YouTubeは概要欄に外部リンクを置く場合、動画内で言及しないと「ミスリーディングリンク」とみなされることがあります。

     

    【SNSリンク運用のチェックリスト】

    • 投稿文冒頭に#PRを含め広告であることを明示
    • プラットフォームの短縮URL(Xならt.co)を使用し改変NGを回避
    • 金融・医療など規制ジャンルは事前承認フォームの提出が必要
    • 複数リンクがある場合、LP間でオプトアウトポリシーを統一

     

    プラットフォーム 主な規制 対応策
    X(旧Twitter) リダイレクト広告要告知 #PR+ASP公認短縮URL使用
    Instagram ストーリーズリンクは広告表記必須 リンクスタンプ+PR表記
    YouTube 概要欄リンクは動画内言及 口頭・テロップで「リンクは概要欄」

     

    SNS集客で成果を伸ばすコツ
    • 「レビュー動画→ブログ記事」の導線で複数タッチポイントを設計
    • リツイートキャンペーンで拡散しリンククリックを増幅
    • リンク先LPがモバイル最適化されているか事前テスト
    SNS運用の落とし穴
    • キャンペーン終了後も古いリンクを固定ツイート→リンク切れ
    • 複数ASPリンクを同一投稿に混在→ユーザーが混乱しCTR低下
    • 医療・金融広告で根拠不明の断定表現→アカウント停止

     

    法規・ASP規約のチェック

    アフィリエイトリンクは「貼る位置・文言」だけでなく、広告表示に関わる法令やASP利用規約を順守しなければ報酬没収やサイト閉鎖といった深刻なリスクを招きます。

    日本では景品表示法・特定商取引法・薬機法など複数の法律が広告表現を規制しており、Google や SNS プラットフォームも独自ガイドラインを設けています。

     

    さらに ASP 側は「コード改変禁止」「 rel 属性付与」「 PR 表記の義務」など細かなルールを上乗せしているため、リンク取得から記事公開まで一貫してチェック体制を敷く必要があります。

    ポイントは〈事前チェックリスト化〉〈定期レビュー〉〈トラブル時の迅速な修正〉の三段階。特に改正景表法(ステマ規制)の施行により、PR 表記の位置や明瞭性が厳格化されたため、従来のフッター一括表記では不十分になるケースが増えています。

    運営者は法令→プラットフォーム→ASP の順にルールを洗い出し、遵守フローを可視化することで、収益の安定とサイト信頼性を同時に守れます。

     

    チェック体制3ステップ
    • リンク取得前:ASP 利用規約の最新版を確認し要点をスプレッドシートへ転記
    • 公開前レビュー:法務チェックリストで PR 表記・薬機表現・価格表示を点検
    • 運用後監査:月次でランダム記事を抽出しリンク状態と表記位置を再確認

     

    コード改変禁止とnofollow運用のガイド

    ASP が発行するリンクコードには、アフィリエイター ID・案件 ID・計測パラメータなど成果認識に必須の情報が含まれています。href 内の文字列を1文字でも書き換えると計測漏れとなるため、改変は原則禁止です。

    例外は「 rel 属性追加」「 target=”_blank” 追加」「画像サイズ変更(style 属性)」程度で、これらは多くの ASP で許容されています。それでも疑わしい場合は担当者へ事前確認が必須です。

    SEO 面では広告リンクに rel=”nofollow sponsored” を推奨し、クローラへ広告リンクであることを明示します。

     

    改変可否 備考
    ◯ 可能 rel=”nofollow sponsored” 追加 Google・ASP ともに推奨
    △ 要確認 style でバナー幅変更 縦横比崩れは NG
    ✕ 禁止 外部短縮 URL へ置換 リンク改変で報酬否認

     

    改変禁止で起きるトラブル
    • href が長すぎるためと短縮 → 改変扱いで報酬無効
    • 高速化プラグインがパラメータ順序を並べ替え → 計測不能
    • AMP 自動変換で script タグ削除 → リンク非表示

     

    ステルスマーケティング防止の表示義務

    2023 年の景品表示法改正により、広告であることを隠して読者を誤認させる「ステルスマーケティング」が不当表示として規制対象になりました。

    これに伴い、アフィリエイトリンクには「広告」「PR」「プロモーション」などの明瞭な表示を行い、記事のどの部分が広告か読者が即時判別できるようにする必要があります。

     

    具体的には記事タイトルまたは冒頭に 【PR】 を挿入し、リンク付近にも 広告リンクを含みます など注記を置く方法が推奨されます。文字サイズ・色を目立たなくする行為は違反リスクを高めるため避けましょう。

    表示箇所 推奨文言 注意点
    記事タイトル 【PR】サービス名レビュー 角括弧+PRで明瞭に
    導入文後 ※本記事は広告リンクを含みます フォントサイズ本文同等
    リンク直前 ▶当サイト限定特典(PR) PR表記をボタン内にも

     

    表示義務を満たす3原則
    • 明瞭性:ユーザーが一見して広告と認識できる
    • 容易性:スクロールせず確認できる位置に表記
    • 忠実性:案件ごとに広告主との関係を正確に示す
    表示漏れのペナルティ
    • 景表法違反:措置命令・罰金(最大2億円)
    • ASP アカウント停止 → 売上ゼロ
    • 検索エンジン手動ペナルティ → 検索流入激減

     

      まとめ

      アフィリエイトリンクは「正しいコード発行」「魅せる配置」「規約順守」の三要素で成果が決まります。

      本記事で学んだ〈リンク種類と仕組み〉〈rel属性設定〉〈CTR向上テク〉を順に実践すれば、クリック率と承認率が同時にアップし、収益基盤を強化できます。まずはASPからリンクを再発行し、見出し直下の比較表やボタンに配置して効果を確認しましょう。