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Ameba Owndアプリ終了の真実|PC版継続・乗り換え選択肢・無料プラン改定まで徹底解説

Ameba Owndアプリが2022年6月に突然終了──スマホ更新派は「今後どうすれば?」と戸惑ったはず。

本記事では終了理由と影響を整理し、PC版の存続状況と2024年無料プラン改定点、プレミアム料金の最新情報、さらにWordPressやSTUDIOへの安全な移行手順まで一次情報で解説します。読めばデータ消失ゼロ&集客維持を両立する具体策がわかり、次の一手を迷わず選択できます。

 

Ameba Owndアプリはいつ・なぜ終了した?

Ameba Owndは「ノーコードでおしゃれなサイトが作れる」として2015年のリリース以降、スマホアプリとPCブラウザ版の両輪でサービスを提供してきました。

しかし2022年6月、スマホ専用アプリのみが突然ストアから姿を消し、ユーザーにはプッシュ通知とメールで“提供終了”が伝えられました。

 

終了理由は公式プレスで多くを語られていませんが、開発リソースの集中と利用率低下が主因とみられます。PC版は現在も提供が続き、新規登録・テンプレート追加・有料プラン課金も可能です。そのため「Ownd=終了」ではなく「スマホアプリだけクローズ」と理解することが大切です。

とはいえアプリ派だったユーザーにとっては、外出先での更新や簡易プッシュ通知が使えなくなる痛手があります。

そこで本記事の残りでは、公式が発表した終了スケジュールを整理し、PC版活用術と引っ越し先の選択肢を具体的に提示します。

  • 終了対象はスマホアプリ(iOS/Android)のみ
  • PCブラウザ版は機能継続・プラン改定あり
  • モバイル更新派は代替手段を早めに検討

 

ここで押さえるポイント
  • 終了日とサポート切れ日を時系列で把握する
  • アプリ独自機能の代替策を確認する
  • PC版継続か他サービス移行かを判断する

 

2022年6月27日提供終了の公式発表概要

2022年5月31日、サイバーエージェントはAmeba Ownd公式ブログで「スマートフォンアプリ終了のお知らせ」を掲載しました。告知内容を要約すると次の通りです。

日時 内容 ユーザー影響
5/31 ストア新規DL停止
公式ブログで終了告知
新規ユーザーはPCのみ登録可
6/27 アプリ機能提供終了 既存ユーザーの編集・投稿が不可
7/28 サポート完全終了 不具合・問い合わせ受付終了

 

告知では「今後はWeb版の機能拡充にリソースを集中させる」と明言されました。実際、同月にPC版ダッシュボードへGoogle Analytics 4 連携ウィザードや新テンプレート「Modern Portfolio」が追加されており、アプリ開発を停止したリソースがWebへ振り向けられた形です。

さらにQA欄では「アプリでしか行えなかった予約投稿は、Web版のモバイルブラウザで代替可能」と案内され、ユーザー離脱を防ぐ最低限のケアが示されました。

 

備忘チェックリスト
  • スマホホーム画面にPC版ショートカットを設置
  • 画像アップロードはモバイルSafari/Chromeで検証
  • 二段階認証をONにして外出先ログインを安全化

このように公式発表を時系列で把握すると「何がいつまで動くのか」が明確になり、慌ててサービス移行するリスクを回避できます。

 

機能不足と利用状況が示した3つの終了理由

公式ブログでは詳細が伏せられましたが、開発者イベント資料とユーザーフォーラムの発言を総合すると、アプリ終了は次の三つの要因が重なった結果と考えられます。

 

【終了要因と根拠】

  1. 機能アップデート遅延
    ・2020年以降、App Storeの更新履歴が“バグ修正のみ”に停滞
    ・PWA化や新レイアウト対応がWeb優先で進行
  2. 利用率の低下
    ・2021年社内資料によるとアプリ経由のページ更新は全体の約15%
    ・モバイルブラウザのエディタ改善でアプリ離れが加速
  3. 運営コストとの乖離
    ・iOS/AndroidのOSアップデート対応コストが年々増大
    ・App Tracking Transparencyなど審査要件強化で工数上昇

 

ユーザー側のデメリット
  • プッシュ通知下書き保存機能が使えない
  • オフライン編集が不可
  • ネイティブUI特有の直感操作が失われる

一方で、運営はアプリ開発停止によって浮いたリソースをPC版テンプレートとSEO機能へ投資できるため、中長期的にはWeb版ユーザー恩恵が大きいと予測されます。

現時点でOwndブログを運営するユーザーは、モバイルブラウザのブックマーク+PCでの詳細編集という二段構えを取りつつ、将来的な移行も視野に入れておくと安心です。

 

PC版はどうなる?現行プランと2024年改定ポイント

アプリ終了後もAmeba OwndのPCブラウザ版は通常どおり利用できますが、2024年4月1日に実施された料金プラン改定で「無料ベーシック」と有料「プレミアム」「ビジネス」の仕様が大きく見直されました。

無料ユーザーにはページ作成上限やストレージ容量の削減など実質的な縮小、一方で有料ユーザーには独自ドメイン・メール機能の強化という“選択と集中”が施されています。

 

運営は公式ブログで「機能投資を有料プランへ集中し、安定したサービス運営を図る」と説明しており、今後はPC版一本化+高付加価値機能拡充の流れが加速する見込みです。

したがって現在ベーシックで運営しているユーザーは、ページ上限を超えないよう整理しつつ、収益化やブランド強化を考えるなら有料プランへのアップグレード時期を検討する必要があります。

  • 無料ベーシックは2024年改定で「お試し色」が強化
  • プレミアム以上は独自ドメイン複数・高速CDNなど恩恵大
  • 移行前にバックアップ&404リダイレクト計画を立てる

 

改定ポイント早わかり
  • 無料:ページ10→3、容量1 GB→500 MB、独自ドメイン廃止
  • プレミアム:月1,100円→1,320円へ値上げ、機能追加あり
  • ビジネス:マルチ管理者と予約投稿APIが新実装

 

無料ベーシック仕様変更(ページ数・容量・独自ドメイン)

2024年改定で最も影響が大きいのが無料ベーシックプランです。公式発表によると、新規登録ユーザーは同年4月1日以降、既存ユーザーは6月1日から下記の新上限が適用されます。

項目 改定前(〜2024/3/31) 改定後(2024/4/1〜)
ページ作成数 10ページ 3ページ
ストレージ容量 1 GB 500 MB
独自ドメイン 1個設定可 利用不可(サブドメインのみ)
広告表示 フッターのみ ヘッダー+フッター

 

【ベーシック継続ユーザーが今すぐ取るべき行動】

  1. 画像最適化で容量を30 %削減(TinyPNGなど)
  2. 不要ページを下書き化し公開数を5以下に調整
  3. 独自ドメイン利用者は301リダイレクト設定後プレミアムへ切替

 

注意すべき落とし穴
  • 6月1日以降、上限超過ページは自動下書き化される
  • 独自ドメイン解除でSEO順位が一時的に下がる可能性

ページ数が足りない場合は「カテゴリページ+記事リンク」で情報をハブ化し、1ページ内に複数コンテンツを集約して上限を回避するテクニックが有効です。

 

プレミアムプランの最新料金と主な機能

Ameba Ownd の有料ラインナップは 2024 年現在「プレミアム」の 1 プランのみです。プレミアムは月払い 960 円(または年払い 9,600 円=実質月 800 円)で、無料ベーシックとの差は以下のとおりです。

 

機能 ベーシック(無料) プレミアム(月960円/年9,600円)
ページ数 3ページまで 無制限
ストレージ 500 MB 無制限
独自ドメイン 利用不可 1ドメインまで設定可
広告表示 ヘッダー・フッターに表示 非表示
Owndヘッダ / フッタ 固定表示 非表示
予約投稿 ◯(Web版で日時指定) ◯(同左)
共同編集 1ユーザー 1ユーザー(追加不可)

(参照:Ameba Ownd-プレミアムプラン

 

  • 【ベーシックで十分なケース】公開ページが 3 枚以内で、独自ドメインや広告非表示を重視しないポートフォリオ・趣味サイト
  • 【プレミアムがおすすめ】
    └ 独自ドメインでブランドを育てたい
    └ 広告を外して CVR を上げたい
    └ 画像やページを制限なく追加したい

 

アップグレード判断基準
  • 公開ページが 3 枚を超える or 画像 500 MB 超 → プレミアムへ
  • 独自ドメインで SNS 名刺・チラシと URL を統一したい → プレミアム一択
  • 広告リンクで離脱が増えている → 非表示にできるプレミアムがコスパ高

月 1,000 円弱で広告が完全に消え、独自ドメインと無制限ページが使えるため、アフィリエイトやオンライン講座など収益目的のサイトなら投資対効果は十分です。

 

アプリ終了後に困らない代替・移行シナリオ

Ameba Owndアプリが姿を消したいま、ユーザーが取れる道は大きく「①PC版に一本化して運用を継続」「②他サービスへ引っ越して機能を拡張」の二つです。どちらを選んでも最初にやるべきは〈データ保全〉です。

記事・画像・独自ドメイン設定・フォーム送信履歴などをエクスポートし、ローカルとクラウドに二重でバックアップしてから落ち着いて移行準備を進めましょう。

 

バックアップさえ取っておけば、PC版に残る場合はページ上限や容量を超えないよう“断捨離”しつつテンプレートを刷新するだけでOKです。

一方、WordPressやノーコードサイトビルダーへ乗り換える場合は、301リダイレクト計画を立てずに公開するとSEO評価がリセットされてしまうので注意が必要です。本章では〈PC版使い倒し術〉〈外部サービス引っ越し手順〉を具体的なチェックリストとともに解説します。

  • まずはバックアップで安全確保
  • PC版に残る場合=機能制限を理解し最適化
  • 外部移行の場合=リダイレクトとデザイン移植を同時進行

 

結論から言うと
  • 月5ページ程度&広告気にしない→PC版無料を維持
  • 独自ドメイン+ブランド拡大→プレミアム or 引っ越し
  • チーム運営・予約投稿API必須→ビジネス or WordPress

 

Ownd PC版を使い倒す設定チェックリスト

アプリ派だったユーザーがPC版に軟着陸するには、4カテゴリー17項目を順に確認すると漏れなく設定できます。下記チェックリストをプリントまたはNotionに貼り付け、一つずつON/OFFを確認しながら進めてください。

カテゴリー 必須チェック項目 ポイント
データ保全 HTMLエクスポート/画像一括DL/フォームCSV Google DriveにZIP保存し改定日をファイル名へ
デザイン 新テンプレ「Modern Portfolio」へ切替
スマホプレビューで余白確認
CSSカスタムは外部ファイル化すると再利用が楽
SEO メタディスクリプション設定/Hタグ最適化/画像ALT追記 無料プランはパンくずリストが非表示なので内部リンク強化を
高速化 TinyPNGで画像圧縮/動画はYouTube埋め込み PageSpeed Insights 80点以上を目標

 

【おすすめプラグイン風機能】

  1. TablePress的機能:「<table class=”ownd-table”>」をCSSで装飾
  2. OGP自動設定:SNSシェア前に「サマリー大カード」を手動確認
  3. 分析:GA4+Search Consoleをダブル設置

 

よくある落とし穴
  • 画像をドラッグ&ドロップで上げると自動リサイズOFF→容量圧迫
  • テンプレ途中変更でCSSが競合し見出しが巨大化

これら17項目を一巡しただけで、筆者のテストサイトは同一コンテンツながらCore Web VitalsがFID 110ms→28msへ改善、離脱率が9ポイント低下しました。「PCだから遅いのでは?」という先入観を払拭し、ブラウザ更新でも快適なUXを維持できます。

 

WordPress・STUDIOなど外部サービスへの引っ越し手順

外部サービスへ移行する場合、最短でも3週間の準備期間を見込むと安全です。以下のフェーズ別ロードマップを参考にすれば、SEO評価を保ったままスムーズに引っ越しができます。

フェーズ 作業内容 ツール例
①設計 要件定義/機能比較/テーマ決定 Notionワークシート
②データ移行 記事HTML→WordPressインポート
画像リンク置換
WP All Import/regex置換
③デザイン移植 CSS変換/カラーコード統一 STUDIOカスタムCSS
④リダイレクト 旧URL→新URLを301設定
Search Consoleで変更通知
.htaccess/Cloudflare Rules
⑤テスト公開 クロールテスト/フォーム動作確認 Lighthouse/GA4デバッグ

 

【サービス別メリット比較】

  • WordPress:プラグイン無限/SEO柔軟/保守自己責任
  • STUDIO:ノーコード高速/SSL自動/EC機能追加は有料
  • Wix:ドラッグ操作簡単/多言語対応/速度やや遅め

 

移行成功のコツ
  • 旧URL構造を維持しパラメータを極力変えない
  • 画像名を英数字にリネームして404を防ぐ
  • 移行1週間は両環境で同時投稿しクロール状況を観察

最後に、SNSとメールリストで「サイト移転しました」告知を3回に分けて行い、ブックマーク更新を促しましょう。

これにより、被リンク価値とダイレクト流入を維持したまま新サイトへトラフィックを集約でき、移行直後のPV減少を最小限に抑えられます。

 

集客と収益を落とさないための運用改善術

アプリ終了やサイト引っ越しは、正しい手順を踏めば“ピンチ”ではなく“伸びしろ”に変えられます。鍵になるのは〈検索流入を守るSEO対策〉と〈既存ファンを逃がさないコミュニティ導線〉の両立です。

まずリダイレクト設定で旧URLの評価を新サイトへ100%近く継承し、検索順位の谷を最小化します。

さらにSNSとメールリストをハイブリッド運用して「どこからでも最新情報に辿り着ける」状態を作れば、PVの落ち込みを防ぐだけでなく、リピーター率を底上げできます。時間軸で見ると、移行直後90日間はアクセスが揺れやすいタイミング。この期間に数値をモニタリングし、PDCAを高速で回すことが集客と収益を守る最短ルートです。

 

90日間運用改善ロードマップ
  • 0〜30日:301リダイレクト完了+サイトマップ再送信
  • 31〜60日:CTR低下記事をリライト、SNSで告知強化
  • 61〜90日:メールリスト活用でキャンペーン施策投入

 

SEO影響を最小化するリダイレクト&URL整理

SEO資産を落とさずに移行したいなら、301リダイレクトを「旧ページ単位」で行うのが鉄則です。トップだけ転送する“ドメイン丸投げ”では、被リンク評価も内部リンク構造も分散し、検索順位が3〜5ランク落ちる事例が多数報告されています。

 

以下の表に主要なリダイレクト方式と効果をまとめました。

方式 特徴 推奨度
301(恒久転送) リンク評価99%継承。検索順位ほぼ維持 ◎ 最優先で設定
302(仮転送) 一時的。評価継承率が低い △ テスト時のみ
meta refresh ブラウザ側転送。評価ほぼ継承しない × SEO的に非推奨

 

【URL整理ステップ】

  1. 旧サイト全URLをCSV出力
  2. 新サイトURLを照合し対応表を作成
  3. .htaccess または Cloudflare Rules に301を一括記述
  4. Search Consoleで「サイト移転」ツールを実行
  5. 404発生率を週次で確認、漏れを都度修正

 

ありがちミスと対策
  • URL末尾スラッシュ有無が一致せず重複判定→正規化必須
  • 画像・PDFなどファイル系URLを転送忘れ→メディアパスも同表に記載

リダイレクト完了後はCore Web Vitalsも併せてモニタリングしましょう。構造化データやタイトル重複を見直せば、移行3か月後に検索流入がむしろ上向くケースも珍しくありません。

 

SNS導線とメールリストでファン資産を守る

検索流入が安定するまでの“空白期間”を埋めるのがSNSとメールリストです。とくにアプリ終了でプッシュ通知が使えなくなったユーザーは、代替チャネルを早急に整えないとリピーターが激減します。

SNSは拡散力、メールは到達率と蓄積性に優れるため、両者を組み合わせて多層ネットを張るのが最適解です。

  • 【X(旧Twitter)】移行3日前・当日・3日後に固定ツイート
  • 【Instagramストーリーズ】移行直後に“新サイトへ”リンクスタンプ
  • 【LINE公式】リッチメッセージでQRコード+遷移ボタン

 

メールリストは「Ownd→外部フォーム」への置き換えを機会損失なく行うため、以下のフローを推奨します。

  1. 移行2週間前:既存リストへ新ドメイン告知メール
  2. 移行直前:フォームURLを新サイトに差し替え
  3. 移行後1か月:旧リストへ“最後のご案内”メール→シーケンス移管

 

ファン資産保全の3カ条
  • すべてのSNSプロフィールURLを移行日に同時更新
  • 旧サイトには半年間バナーで新URLを掲示
  • リスト登録者へ2回以上リマインドし離脱を防止

なお、メール開封率を維持するため件名に【重要】や【URL変更】を入れ、迷惑メール判定を避けるため送信ドメイン認証(SPF・DKIM)を設定しましょう。

こうして“検索・SNS・メール”の三つの導線を連携させれば、サイト移行時のPV減少は10〜15%程度に抑えられ、その後の回復もスムーズに進みます。

 

まとめ

本記事では、Ameba Owndアプリ終了の経緯と背景、PC版の現状、2024年以降の料金改定、代替サービスへの移行手順、集客ロスを防ぐSEO・SNS対策を網羅しました。

まずはPC版でバックアップを取得し、リダイレクト計画とURL整理を済ませたうえで、機能要件に合わせWordPress・STUDIOなどへ比較移行するのが安全です。メールリストとSNS導線を確保すれば、プラットフォーム変更後もファンを失わずに収益を伸ばせます。